top of page

空の怜玢で31件の結果が芋぀かりたした。

  • 【むベント報告】 第7回NRLフォヌラム「぀いに日本でもラむブコマヌスが本栌化するかTikTok Shopの課題ず可胜性」2025/10/01

    ECも静止画の時代から動画の時代になっおきた。特に最近泚目されおいるのは月から日本でのサヌビスが開始されたTikTok Shop。 これにより、TikTokアプリ内でショヌト動画やラむブ配信を芖聎しながら、盎接商品を賌入できるようになった。 そこで今回は、むンフル゚ンサヌマヌケティングの第䞀人者C Channel株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長 森川亮氏、株匏䌚瀟enlarge 代衚取締圹 林竺青氏を迎えお「぀いに日本でもラむブコマヌスが本栌化するかTikTok Shopの課題ず可胜性」ずしお題しお講挔しお頂いた。 講垫 森化 亮 氏C Channel株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長 講垫 林 竺青 氏株匏䌚瀟enlarge 代衚取締圹 ゲストフェロヌ 山䞋 智博 氏株匏䌚瀟ぬるぬる 代衚取締圹 ホスト 菊原 政信 氏フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹Next Retail Lab 理事長 モデレヌタヌ 藀元 健倪郎 氏D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹Next Retail Lab 垞任理事 ぀いに日本でもラむブコマヌスが本栌化するかTikTok Shopの課題ず可胜性   森川 亮 氏C Channel株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長 C Channelの森川氏によるプレれンテヌションでは、矎容やラむフスタむル分野に特化したSNSマヌケティングの最新動向に぀いおの玹介があった。Cチャンネルは2015幎に創業し、玄10幎の実瞟を掻かしお、ショップ運営からラむブ配信、UGCナヌザヌ生成コンテンツを掻甚した拡散たで、ECプロモヌションをトヌタルで支揎しおいる。 特に泚目すべきは、 ラむブコマヌス の掻甚だ。これは埓来のテレビショッピングに代わる新しい販売手法で、アメリカでは2023幎に玄2,300億円もの流通総額GMVを蚘録した。䞀方、むンドネシアでは売れすぎたこずによりTikTokコマヌスが犁止されるずいう事䟋もあるほど、その圱響力は拡倧しおいる。 日本垂堎に぀いおは、化粧品業界の売䞊がわずかに䌞びおいるものの、競合の増加やEC化の遅れが課題ずなっおいる。日本ではオフラむン販売が非垞に充実しおいるため、そもそもECがあたり発展しおこなかった背景がある。しかし、今や「やらないこず」が損倱に぀ながる時代だ。 TikTokショップはGMVの成長率が高く、出だしずしおは良奜である。日本の埓来型EC運甚ずは異なる特城を瀺しおいる。埓来の「ナヌザヌが商品を探す」モデルではなく、「商品がナヌザヌを探す」仕組みが圢成されおおり、新しい賌買䜓隓が始たっおいる。この倉化は、アルゎリズムによるレコメンドや動画コンテンツの拡散力によっお実珟されおおり、消費行動そのものの構造的転換を瀺しおいるずいえる。 TikTokショップは初期賌入者を効率的に集客できるプラットフォヌムであり、ブランドにずっお新しい䜓隓提䟛の堎ずなり埗る。特に広告費をかけずずも、優れたコンテンツが拡散されれば自然に賌買ぞず぀ながる構造を持぀。そのため、成功の鍵は「コンテンツ蚭蚈」にある。単なる商品玹介ではなく、ナヌザヌの共感や興味を喚起するコンテンツを䌁画・制䜜するこずが最重芁であり、たさにコンテンツ勝負の時代であるずいえる。 䞭囜のラむブコマヌスの歎史ずこれからのラむブコマヌスの未来に぀いお 林 竺青 氏株匏䌚瀟enlarge 代衚取締圹 林氏のお話からは、䞭囜のラむブコマヌス事情を䞭心に孊ぶべきこずがたくさんあった。 䞭囜のラむブコマヌスは2019幎から始たり、特に2023幎以降にその䌞びが顕著ずなっおいる。初期の2019幎から2020幎にかけおは、むンフル゚ンサヌ䞻導の時代であり、倚くのラむブ配信が人気むンフル゚ンサヌに䟝存しおいた。 しかし、2021幎から2022幎にかけおは、自瀟によるラむブ配信が急速に成長し、ブランド自らが盎接配信するスタむルぞずシフトした。これにより、むンフル゚ンサヌ䟝存から脱华し、ブランドの独自性や信頌性が高たる流れが生たれた。そしお2023幎以降は、自瀟ラむブ配信がラむブコマヌスの䞻流ずなっおいる。 林氏は、TikTokShopをただ売るためではなく、䞀぀の認知策ずしお利甚しおいくべきず述べおいる。 TikTokショップの日本展開を支える䞉芁玠 山䞋 智博 氏株匏䌚瀟ぬるぬる 代衚取締圹 山䞋氏は、䞭囜においお600䞇人ものフォロワヌを持぀むンフル゚ンサヌの方で、このコミュニティの匷みは、豊富なデヌタや情報を掻甚しながら、メンバヌ同士の暪の぀ながりを倧切にしおいる点ず述べた。 山䞋氏の話からTikTokショップが今埌日本で定着・拡倧しおいくためには、「デヌタ」「コミュニティ」「情報」の3぀の芁玠が極めお重芁である。これらは、単に販売促進の仕組みではなく、プラットフォヌムずしおの持続的な゚コシステムを圢成する基盀ずなる。             フェロヌディスカッション ディスカッションの様子 このディスカッションでは、ラむブコマヌスや投げ銭ビゞネスを䞭心に、日䞭の垂堎比范や消費者心理、今埌の展望に぀いお倚角的な意芋が亀わされたした。 投げ銭ずTikTokショップの関係性に぀いお 森川氏は、投げ銭ビゞネスずTikTokショップの盎接的な連動には限界があるず指摘しおいた。投げ銭は䞻に「異性ぞの奜意」や「応揎の気持ち」に基づく行為であり、必ずしも賌買行動には぀ながらないため、コマヌス化の難易床が高いずいう芋解である。 䞀方で、既存のファン局に察しお商品を販売するこずは可胜であるが、それ以䞊の拡匵性には乏しいず述べおいる。むしろ、専門性や明確なコンセプト、ブランドストヌリヌをもっお発信するクリ゚むタヌの方が、TikTokショップでの販売成瞟を䌞ばす傟向にあるず分析しおいる。 たた、䞭囜垂堎では停物販売が暪行しおいる珟状に觊れ、同様の傟向がTikTokにも芋られるず懞念を瀺しおいる。その䞊で、店舗スタッフなど「信頌できる販売者」が登堎するこずによっお、賌入者の信頌床が高たり、より健党なコマヌス環境が圢成されるのではないかず述べおいた。 林氏は、投げ銭配信者は「話し䞊手」であるずいう匷みを持っおおり、その点においおラむブコマヌスにも通じるアドバンテヌゞがあるず述べおいる。ラむブ配信では、商品の魅力を具䜓的か぀自然に䌝えるトヌク力が成功の鍵であるため、コミュニケヌション胜力に長けた投げ銭配信者はコマヌス領域でも䞀定の成果を出す可胜性があるず分析しおいる。 山䞋氏は、゚ンタメ系の配信者がラむブコマヌスで必ずしも成功するずは限らないず指摘しおいる。その理由ずしお、新しいプラットフォヌムでは必ず「新たなスタヌ」が生たれる構造があるため、既存の人気者がそのたた成功するずは限らないず述べおいる。 加えお、ナヌザヌがプラットフォヌムごずに求める䜓隓や䟡倀が異なるため、TikTokにおいおは「TikTokらしいスタヌ」が登堎し、その人物がプラットフォヌムを代衚する存圚になるず分析しおいる。 EC販促の限界ずラむブコマヌスにおける商品・コンテンツの関係 近幎、埓来型のEC販促が効きにくくなっおおり、消費者の関心は単なる䟡栌蚎求よりも「商品力」や「ブランド力」の匷い商材ぞず移行しおいる。こうした状況の䞭で、ラむブコマヌスは新たな販売チャネルずしお泚目されおいるが、継続的に成功するためには「配信で扱いやすい商品」であるこずも重芁な芁玠ずなる。 森川氏は、珟代のラむブコマヌスでは「商品」そのものよりも「コンテンツ」の魅力が賌買を巊右しおいるず指摘しおいる。そしお珟圚、そのコンテンツの䞭心的存圚は「むンフル゚ンサヌ」であるず述べおいる。 TikTokなどのプラットフォヌムでは、ナヌザヌの賌買行動が衝動的であるため、埓来のようにブランド力で勝負するこずが難しいずいう課題がある。すなわち、ブランドの認知や信頌性よりも、どれだけコンテンツが芖聎者の興味を喚起し、瞬間的に賌買意欲を刺激できるかが重芁であるず述べた。 林氏は、䞭囜ではラむブコマヌスの普及に䌎い、「ラむブ配信で玹介しやすい商品」を開発・蚭蚈する䌁業が増えおいるず指摘しおいる。これは、単に既存の商品を販売するのではなく、ラむブ配信での芋せ方やリアクションを意識した商品づくりが進んでいるこずを意味する。 すなわち、ラむブコマヌスが単なる販売チャネルではなく、商品開発の段階から圱響を䞎える存圚になっおいるずいえるず述べおいる。 自瀟ラむブ配信の珟状ず課題 林氏は、知名床の䜎いブランドにずっお自瀟配信だけで集客するこずは難しく、初期段階ではむンフル゚ンサヌの力を借りる必芁があるず指摘しおいる。 その䞀方で、自瀟ラむブ配信が流行しおいる背景には「コストパフォヌマンスの良さ」があるず述べおいる。すなわち、むンフル゚ンサヌ起甚に比べお費甚を抑え぀぀、ブランド独自の䞖界芳を盎接発信できる点が自瀟ラむブの匷みであるずいう芋解である。 山䞋氏は、Instagramのような「矎しさ」や「完成床の高いビゞュアル」を重芖するプラットフォヌムずは異なり、ラむブ配信では“ありのたた”のリアルさが䟡倀になるず述べおいる。 ラむブは加工された挔出よりも、自然䜓のトヌクや空気感が共感を生むメディアであり、そのためアフィリ゚むタヌ商品玹介者にずっおも売りやすく、たたコンテンツを䜜りやすい環境であるず分析しおいる。 森川氏は、珟状のラむブコマヌスでは「誰から䜕を買っおいるのか」が䞍明瞭になっおいる点を課題ずしお挙げおいる。぀たり、販売者の信頌性や個性が十分に䌝わらない状態では、ナヌザヌの賌買䜓隓が浅くなり、リピヌトやブランドロむダルティに぀ながりにくいずいう指摘である。 ラむブ配信の効果を最倧化するためには、単に商品を玹介するだけでなく、「誰がどんな想いで売っおいるのか」ずいう文脈を明確にする必芁があるず考えられるず述べた。 ラむブ配信の芖聎実態ず時間垯に関する考察 山䞋氏は、「ラむブ配信は暇な人が芋るものなのではないか」ずいう問いに察し、䞭囜の芖聎者は“ながら芋”をする傟向が匷いず述べおいる。぀たり、䜕かをしながらスマヌトフォンでラむブを芖聎する行動が䞀般化しおおり、䞭囜ではスマホ䟝存的な芖聎文化が圢成されおいるず指摘しおいる。 たた、ラむブコマヌスが必ずしも成功しない理由ずしお、芖聎者が必ずしも「賌買」を目的に芖聎しおいるわけではなく、「楜しむこず」や「暇぀ぶし」を目的にしおいる堎合が倚い点を挙げおいる。そのため、゚ンタメ性を重芖したファン向けの配信は成立しやすいが、賌買に぀なげるのは難易床が高いずいう分析である。 林氏は、ラむブ芖聎者は真剣に内容を芋おいるわけではなく、軜い気持ちで“適圓に”芖聎しおいるケヌスが倚いず述べおいる。そのため、配信者偎も過床に挔出や構成を緎りすぎる必芁はなく、自然䜓で芪しみやすいトヌンの方が芖聎者ずの距離が瞮たるず指摘しおいる。芖聎の“ゆるさ”が、逆にラむブコマヌス特有の空気感やリアリティを生み出しおいるずもいえるず述べた。 森川氏は、ラむブ配信の時間垯ずしお「早朝」が有効であるず述べおいる。早朝は他の配信が少なく、競合が少ないため、芖聎者ずの接觊機䌚を確保しやすいずいう利点がある。たた、通勀・通孊前の時間垯は“ながら芖聎”が起こりやすく、䞀定の゚ンゲヌゞメントを埗やすいず考えられる。 TikTokラむブの浞透課題ず今埌の可胜性 森川氏は、TikTokラむブが若幎局にただ十分浞透しおいない芁因の䞀぀ずしお、「消費者の䟡栌重芖傟向」を指摘しおいる。結局のずころ、倚くの消費者は安䟡に賌入できる堎所を遞択する傟向が匷く、TikTokラむブでの賌買に必ずしも魅力を感じおいないのが珟状である。したがっお、単にラむブ配信を行うだけでは賌買行動を喚起しにくく、他のECサむトずの差別化が䞍可欠であるず述べた。 林氏は、過去にダフヌがコンタクトレンズの䜎䟡栌販売で倧きな成功を収めた事䟋を挙げ、䟡栌競争による成功モデルが存圚するこずを認め぀぀も、TikTokラむブが発展するためには独自のUSPを確立する必芁があるず述べおいる。 すなわち、他のECプラットフォヌムでは埗られない「TikTokラむブならではの賌買䜓隓」や「ラむブ芖聎者ずの䞀䜓感」を明確に打ち出せるかどうかが、今埌の成長を巊右する鍵ずなる。 山䞋氏は、日本には「掚し文化」が根付いおおり、「この人から買いたい」ずいう感情が賌買行動を匷く動かす傟向があるず指摘しおいる。そのため、䟡栌よりも感情的䟡倀が重芖される堎面が増える可胜性がある。 たた、䟋ずしお「ふるさず玍皎における蟲家のラむブ配信」を挙げ、販売者自身の想いや背景を可芖化するこずで商品に新たな䟡倀が生たれるず述べおいる。 消費者の心に響く物語性を付加できるかどうかが、TikTokラむブにおける成功の分かれ目であり、“心に響く䟡倀”を䌝えられる人こそが、モノを高く売るチャンスを埗るず分析しおいる。 商品がナヌザヌを芋぀ける時代 ― TikTokに芋る新しい賌買䜓隓ずマヌケティングの倉化 興味深かったのは、「ナヌザヌが商品を探すのではなく、商品がナヌザヌを芋぀ける」ずいう新しい賌買䜓隓の考え方だ。SNSを通じお偶然商品ず出䌚い、思わず衝動買いしおしたうケヌスが増えおおり、これは埓来のECずは党く異なる流れだず感じた。 ただし、こうした賌買はリピヌト率が䜎い傟向もあり、戊略的なアプロヌチが求められる。 TikTokの運甚に぀いおも、単に商品を売る堎ではなく、むンフル゚ンサヌによる自然な発信が鍵ずなっおいる。 特に、マむクロミドルむンフル゚ンサヌの起甚や、UGCの量を増やすこずが効果的だずされおおり、「リアリティ」が成功の重芁な芁玠である。ラむブコマヌスも、ただ配信するだけでなく、新芏顧客の獲埗や導線蚭蚈ずいった戊略的な掻甚が求められるず感じた。 党䜓を通しお、これからの時代は「広告」よりも「コンテンツ」が人の心を動かす力を持぀ず匷く思った。売るために抌し付けるのではなく、自然な圢で“奜きになるきっかけ”を䜜る。そのための方法ずしお、SNSやラむブコマヌスは非垞に有効だず再認識できた。 文神奈川倧孊 経営孊郚 䜐藀櫻花

  • 【むベント報告】第73回NRLフォヌラム「パラダむムシフトを機に䜕を始めるか ネット黎明期の起業掻動をふり返り、AI時代を展望する」2025/7/30

    むンタヌネットの商甚利甚が始たっおからおよそ30幎。瀟䌚やビゞネスの圚り方は倧きく倉容し、私たちはその恩恵を日垞の䞭で受けおいたす。そうした倉革の第䞀線でむンタヌネット黎明期より掻躍しおきた起業家たちをお招きし、「パラダむムシフトを機に䜕を始めるか」をテヌマに、第73回 Next Retail Labフォヌラムが開催されたした。 本フォヌラムでは、株匏䌚瀟マヌケティングゞャンクション 代衚取締圹の吉柀隆氏をお迎えし、ネット黎明期の起業掻動をふり返り぀぀、今埌AI時代に求められる発想や行動に぀いおご講挔いただきたした。たた、スペシャルゲストずしお、同じく早期からむンタヌネット事業に携わられおきたアむランド株匏䌚瀟 代衚取締圹 粟飯原理咲氏、GoGlobal Catalyst Pte. Ltd CEO 平石郁生氏にもご登壇いただき、深い知芋を共有しおいただきたした。 さらに、圓䌚フェロヌによるディスカッションでは、珟圹倧孊生の参加も亀えながら、䞖代を超えた芖点でテヌマのさらなる掘り䞋げが行われたした。 講垫 吉柀 隆 氏株匏䌚瀟マヌケティングゞャンクション 代衚取締圹 スペシャルゲスト講垫 粟飯原 理咲 氏アむランド株匏䌚瀟 代衚取締圹平石 郁生 氏GoGlobal Catalyst Pte. Ltd CEO ディスカッション参加フェロヌ 石郷 å­Š 氏株匏䌚瀟team145 代衚取締圹川連 䞀豊 氏JECCICAゞャパンEコマヌスコンサルタント協䌚 代衚理事 ホスト 菊原 政信 氏フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹Next Retail Lab 理事長 モデレヌタヌ 藀元 健倪郎 氏D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹Next Retail Lab 垞任理事       パラダむムシフトを機に䜕をはじめるかネット黎明期の起業掻動を振り返り、AI時代を展望する吉 柀 隆 氏株匏䌚瀟マヌケティングゞャンクション 代衚取締圹   吉柀隆氏株匏䌚瀟マヌケティングゞャンクション 代衚取締圹は、むンタヌネット黎明期からビゞネスの第䞀線に立っおきたご自身の経隓をもずに、「パラダむムシフト」ずは䜕か、そしおそれを起点ずしお“䜕を始めるべきか”を、過去・珟圚・未来の䞉局構造で語りたした。 講挔の冒頭で提瀺されたのは、「パラダむムシフトずは、支配的な理論や䟡倀芳が根底から芆され、党く異なる枠組みに眮き換わる劇的な倉化である」ずいう定矩です。科孊の䞖界にずどたらず、瀟䌚やテクノロゞヌ、そしお人々の“芋方”や“問いの立お方”さえも倉えおしたうこの倉化は、たしかにむンタヌネットの登堎によっお珟実のものずなったず氏は振り返りたす。 ■「Way Back Home」 吉柀氏が印象的に甚いたフレヌズが「Way Back Home」ずいう蚀葉でした。これは、テクノロゞヌが単なる未来的な象城ずしおではなく、私たちの手元に届き、「道具」ずしお生掻に根ざしおいくプロセスを指したす。 氏が1994幎に手に入れたMac SE30は、たさに“未来”を持ち垰るような䜓隓だったず蚀いたす。個人がコンピュヌタを持ち、通信ができるようになったずき、「生掻そのものを自分で線集できる」ずいう感芚が生たれた。その可胜性は、埌のeコマヌスやブログ文化、SNSのような自己衚珟の土壌にも぀ながっおいきたした。   ■ ネット黎明期にあった「玠人性」ず「共感」の力 圓時のネット空間では、専門家が䞍圚であるこずが匷みでもあったず氏は振り返りたす。「みんなが玠人だった」からこそ、正解や型にはたらない自由な発想が生たれたした。 特に泚目されたのが、女性たちのネット参入による文化的転換です。「女もやっおる」ず芋出しになるような時代に、花子ネットや@cosme、レシピブログのような“共感”ず“日垞感”を軞にしたサヌビスが次々ず登堎したす。ここではマヌケティングよりも“生掻提案”が重芖され、商業よりもコミュニティの先行が芋られたずいいたす。 ■ 垂堎の構造を倉えた「買い手が売り手になる」時代 吉柀氏はたた、むンタヌネットによっお「垂堎の構造そのものがひっくり返った」ず指摘したす。むンタヌネットの発展により、買い手がそのたた売り手になる時代が蚪れたした。加えお、埓来は電波や玙ずいったむンフラを介しおいたメディアが、「コンテンツそのものがメディアになる」ずいう倧きな転換を芋せたす。 ぀たり、“情報を持っおいる人”ではなく、“䜕かを䜓隓し、衚珟できる人”がメディアの担い手になる時代が来たのです。そこにいたのは、か぀おの「玠人」たちでした。 ■ むンタヌネットの進化を「スパむラル」ずしおずらえる このような倉化に察しお、吉柀氏は「過去から未来ぞ䞀盎線に進むもの」ではなく、“スパむラル螺旋”のような動きずしお捉えるべきだず提案したした。 ■ AI時代の新たなパラダむムぞ 珟圚進行䞭のパラダむムシフトずは䜕か。吉柀氏は、過去を以䞋の䞉段階で敎理したす。   コンピュヌタの民䞻化1990〜1998  →操䜜する力の解攟。誰もがキヌボヌドの前でアむデアを圢にできるようになった。 情報の民䞻化1999〜2020   →アクセスず発信の自由。スマホ普及により、誰もがメディアになれる時代ぞ。 知の民䞻化2020〜珟圚  →AIの普及により、創造・思考の領域が誰にでも開かれ始めおいる。   今、私たちは「知の民䞻化」ずいう第3の波の真っ只䞭にいたす。生成系AIが登堎したこずで、情報を集めるだけでなく、「考えるこず」「生み出すこず」にも他者AIの力を借りる時代が到来したした。 しかし同時に吉柀氏は問いかけたす。メタバヌスや擬䌌䜓隓が進むこの時代に、「こっちの䞖界」ず「向こうの䞖界」、私たちはどちらで“暮らしおいく”のだろうか か぀おのネット黎明期に、誰もが玠人だったからこそ生たれた自由な創造。その粟神は、今の私たちにも、そしおAI時代にも、きっず受け継がれおいくのではないでしょうか。   女性芖点から芋るむンタヌネット黎明期ず「奜き」から始たる起業栗飯原理咲氏アむランド株匏䌚瀟 代衚取締圹 栗飯原氏は、むンタヌネット黎明期から女性タヌゲットのWebメディアを開発・運営しおきた経隓をふたえ、圓時のネット瀟䌚の空気感や、そこから生たれた新しい䟡倀に぀いおふり返った。 講挔の冒頭で語られたのは、「奜きなものを远いかけおいたら、それが仕事になっおいた」ずいう蚀葉。ビゞネスのために垂堎を探したのではなく、たずは「自分が欲しい」「誰かの圹に立ちそう」ずいう実感からスタヌトしたずいう。その結果ずしお、“共感”や“生掻知”を軞にした女性䞭心のネットサヌビスが圢づくられおいった。 氏が関わった「朝時間.jp」などはその象城であり、単なる情報提䟛にずどたらず、「こんな情報が欲しい」「こういう堎があったらいいな」ずいうナヌザヌの声に応えるプラットフォヌムずなった。   たた、「圓時は“女性がネットをやっおいる”こず自䜓がニュヌスになる時代だった」ずいう゚ピ゜ヌドからは、いかに女性たちがネット空間の開拓者だったかが䌺える。それず同時に、「感性」や「生掻芖点」を軞ずした情報発信が、やがおレシピブログやアットコスメずいったサヌビスの先駆けずなったずいう指摘は、むンタヌネット文化における女性の貢献を再評䟡する機䌚ずなった。   平石郁生氏GoGlobal Catalyst Pte. Ltd CEOヌ生成系AI時代に求められる珟実的芖座ず戊略的発想 平石氏は、シリコンバレヌを拠点に投資・起業支揎を行っおきた芖点から、生成系AIを䞭心ずした珟圚のテクノロゞヌ動向ず、それに䌎うグロヌバル競争の厳しさに぀いお珟実的な芖座を提瀺した。 特に匷調されたのは、「資金調達力がなければ、グロヌバルでの勝負は極めお難しい」ずいう点である。生成系AIは、莫倧な蚈算資源やデヌタを必芁ずする領域であり、すでにGoogleやOpenAIずいった倧手䌁業が䞻導暩を握っおいる構造のなかで、䞀郚の才胜ある個人や資本力を持぀䌁業以倖の生存戊略をいかに構築するかが問われおいるずした。 たた、圌は「単に技術力があるだけでは䞍十分」ず述べ、どの囜のどの文化圏に、どんな䟡倀を届けられるのかずいう“文脈の理解力”や、ナヌザヌ芖点でのプロダクト蚭蚈、そしお䜕より持続可胜な事業蚭蚈の重芁性を匷調した。 その蚀葉は、吉柀氏の「民䞻化のスパむラル」や、栗飯原氏の「奜きなこずから始たる起業」ずいった理想に察し、グロヌバルな珟実ずのギャップを浮かび䞊がらせるものであり、理想ず珟実の接点をどう蚭蚈するかを考える重芁な問いかけずなった。 ◟ディスカッション「AI時代に、私たちはどう動くべきか」   講挔埌半では、登壇者ずフェロヌ、そしお䌚堎の孊生も亀えたディスカッションが行われたした。生成系AIの進化やEC垂堎の倉化、教育や小売の未来など、さたざたなテヌマに察しお掻発な意芋亀換がなされたした。   ・AIに仮想むンタビュヌさせるこずは意思決定ずしお有効か」 モデレヌタヌの藀元氏は、「仮想ペル゜ナを立お、AIにむンタビュヌさせるこずで意思決定しおしたっおいいのか」ずいう問いを登壇者に投げかけたした。 この問いに察し、登壇者の芋解は倧きく分かれたした。 吉柀氏は、AIが瀺す耇数の思考パタヌン、たずえば゚ビデンス型やコンテキスト型の可胜性に泚目し、「人ずAIのハむブリッドな意思決定」を肯定的に捉えたした。人の刀断力を補うツヌルずしおAIを䜍眮づける柔軟なスタンスが印象的でした。 䞀方、平石氏は慎重な立堎を取りたした。「AIは数孊モデルであり、そこにはストヌリヌがない。ナラティブがなければ、人の心は動かない」ず述べ、創造や感情のような本質的䟡倀はあくたで人間にしか担えないず匷調したした。 この議論に関連しお粟飯原氏は、情報の受け手ず発信者の関係が倉化しおいる点に蚀及。「いたはすべおの人が“むンフル゚ンサヌ”になれる時代」ず語り、個人がコンテンツそのものになり぀぀ある珟代の情報構造を補足したした。   ・「怜玢流入が難しくなった今、ECはどう展開すべきか」 この投げかけに察し、粟飯原氏は「これからのECは“人軞”ぞずシフトしおいく」ず力匷く語りたした。 具䜓的には、「この人のおすすめだから買いたい」ずいう動機が消費行動の䞭心にあるずし、ブロガヌやむンフル゚ンサヌなどの“掚し”ず結び぀いたコミュニティ型ECの重芁性を匷調。賌買行動そのものが、共感や憧れを軞ずしたストヌリヌに移行しおいるずいう分析は、倚くの聎衆の共感を呌びたした。    ・「AI時代に、今孊生だったら䜕に挑戊したすか」 最埌に、䌚堎に参加しおいた孊生から「ただやりたいこずが芋぀かっおいない。そんな自分は䜕に挑戊したらいいのか」ずいうリアルな問いが投げかけられたした。   粟飯原氏は、「やりたいこずが明確でなくおも、たずは動いおみるこずが倧切」ず励たし、小さな興味から䞖界が広がるこず、翻蚳ツヌルを掻甚しお海倖に出るなどの具䜓的なアクションを提案したした。 平石氏は即座に「間違いなくシリコンバレヌに行く」ず回答。続けお、「英語・ファむナンス・プログラミングの3぀は間違いなく歊噚になる」ず語り、AI時代における“行動力”ず“スキル”の重芁性を匷調したした。 ◟講挔をふり返っお時代を越えお響き合う「はじたり」の感芚   3名の登壇者による講挔では、それぞれの立堎から、時代の倉化にどう向き合い、「䜕かを始めたのか」ずいう実䜓隓が語られたした。 吉柀氏は、コンピュヌタやネットが䞀郚の人のものではなく、誰もが䜿える“道具”になっおいった過皋を「民䞻化のスパむラル」ず衚珟し、テクノロゞヌが人々の手に枡っおいく感芚を具䜓的に瀺したした。粟飯原氏は、「あったらいいな」や「自分が欲しい」ずいう玠盎な気持ちが起業に぀ながっおいったず語り、特別な構想や戊略よりも、日垞の䞭にある感性が原点になりうるこずを教えおくれたした。そしお平石氏は、AI時代におけるグロヌバル競争の珟実を瀺しながら、理想を圢にするには「構造的な匷さ」が必芁だずいう芖点を提瀺したした。技術が進化し、垞識が曞き換えられおいく䞭で、私たち孊生にも「問いを持぀力」や「未来を描く力」が問われおいるのだず感じたした。   文青山孊院倧孊経営孊郚 倧谷凜花

  • 【むベント報告】第72回 Next Retail Lab フォヌラム アむスタむル共催「ドン・キホヌテのDXの始動を担ったCDOが芋通す日本の小売ず゚ンタメの未来ずは」(2025/6/6)

    共感ず物語が賌買を動かす──ディスカッションで芋えた小売の未来像 2025幎6月6日、第73回 Next Retail Labフォヌラムは、通垞の講挔圢匏ずは異なり、最初から最埌たでディスカッション圢匏で展開される異䟋のプログラムずなった。 テヌマは「小売ず゚ンタヌテむンメントの融合、その先ぞ」。@cosmeを展開するアむスタむルず、ドン・キホヌテを運営するPPIHの取り組みを起点に、リアルずデゞタル、䜓隓ず共感、賌買ず掚し掻ずいったキヌワヌドが飛び亀い、小売業の本質を問う熱量の高い議論が繰り広げられた。 なぜ人は商品を手に取るのか──“共感”が新たな賌買理由に 議論の冒頭で提瀺されたのは、「いた、なぜ私たちは商品を“買いたくなる”のか」ずいう問いだった。䟡栌や機胜ずいった合理的な芁玠だけでは語りきれない、感情に基づいた賌買理由の重芁性が共有された。 䞭でも泚目されたのが、“応揎したい”ずいう気持ちが消費行動の背景にあるずいう点だ。アむスタむルが展開する@cosmeでは、単なる評䟡スコア以䞊に、「誰が玹介しおいたか」「どんな想いでレビュヌされたのか」ずいった背景ぞの共感が賌買を埌抌ししおいる。こうしたレビュヌの熱量や語り手のストヌリヌが、単なるスペック比范では捉えきれない「買いたくなる理由」を生み出しおいる。 この共感消費の傟向は、ドン・キホヌテのようなリアル店舗でも顕著だ。「ドンキが奜きだから行く」「独特な売り堎のワクワク感が奜き」ずいった感情に支えられた来店動機は、機胜や䟡栌の比范では語れない“ブランド愛”によっお生たれおいる。日甚品を扱う䞀方で、たるで“宝探し”のような買い物䜓隓ができる売り堎蚭蚈は、゚ンタメずリテヌルを自然に融合させた象城的な事䟋ずいえる。 株匏䌚瀟ティヌ 代衚取締圹  䜃慎䞀郎氏 「買わなかった人」の行動に、むンサむトが眠っおいる 議論は次第に、「賌入に至らなかったナヌザヌ」の行動ぞず芖点を移しおいく。@cosmeでは、商品ペヌゞを閲芧するだけで賌入に至らない“芋る専”ナヌザヌが党䜓の7割を占めるずいう。だが、この非賌買行動の䞭にこそ、䌁業が芋萜ずしがちな朜圚ニヌズが眠っおいる。 たずえば、リアル店舗でテスタヌを詊し、商品を戻すずいう行動の背埌には、「思っおいた銙りず違った」「䌌たような商品ず迷っおいる」「時間がなくお賌入できなかった」など、さたざたな“ためらい”や“比范”が存圚する。こうした“声なき行動”を読み解くこずは、次の打ち手に぀ながる貎重なヒントになる。 株匏䌚瀟アむスタむル Beauty Tech.jp線集長 矢野 貎久子氏 アむスタむルデヌタコンサルティング株匏䌚瀟 取締圹 山内健倪郎氏 PPIHでは、こうした小さな顧客行動たでをデヌタで捉え、仮説怜蚌を重ねお改善に぀なげる文化が根付いおいる。@cosmeにおいおも、レビュヌの内容や閲芧履歎から、ナヌザヌの関心の方向性を可芖化し、文脈に沿った提案を可胜にするなど、非賌買デヌタの掻甚が進み぀぀ある。 OJTずデヌタが亀差する珟堎が、次䞖代の競争力を぀くる PPIHの匷みずしお語られた「OJT型経営」も、倧きな泚目を集めた。珟堎スタッフが「たずやっおみる」粟神で売り堎を調敎し、顧客の反応を芋ながら即座に改善しおいくスタむルは、仮説怜蚌の連続ずもいえる。 䞀方で、OJTは成功が属人化しやすく、他店舗ぞの氎平展開が難しいずいう課題もある。そこにテクノロゞヌが介圚するこずで、珟堎の感芚をデヌタずしお可芖化し、瀟内での再珟性を高めるこずができる。 ドン・キホヌテでは実際、陳列や棚替え、圚庫補充の倉化による売䞊むンパクトをデヌタで分析し、珟堎の知芋をナレッゞ化しおいる。これは、“勘ず経隓”を“組織知”ぞず昇華させる仕組みであり、これからのリテヌル珟堎に必芁な芖点だ。 「共に育぀」ブランドずしお、小売は“文化”になる ディスカッションの終盀、小売ずいう行為の再定矩が詊みられた。賌買はもはや“取匕”ではなく、“関係性”を起点ずした営みぞず倉わり぀぀ある。 @cosmeの店舗展開も、たさにその象城だ。2007幎、アむスタむルがリテヌル事業に進出した背景には、「ネット䞊の評䟡だけでは䌝えきれないコスメの魅力」を䜓隓ずしお届けたいずいう思いがあった。銙りやテクスチャヌなど、実際に觊れおこそ䌝わる䟡倀を提䟛するため、自由に詊せる店舗づくりに取り組んだ。 今埌は、“買う以䞊の意味”を持った䜓隓型斜蚭の構想も進んでおり、入堎料を払っおでも蚪れたくなるような゚ンタヌテむメント性を備えたリテヌルの可胜性が暡玢されおいる。これは、蔊屋曞店やコストコずいった“堎の䟡倀”を重芖する店舗に近い発想でもある。 そしおもう䞀぀、重芁なキヌワヌドずしお浮かび䞊がったのが「掚し掻」だ。 消費行動は今、「誰かを応揎したい」「奜きな䞖界芳に貢献したい」ずいう思いに支えられおいる。韓囜コスメず韓囜アむドルのコラボ商品のように、“買うこず”が“掚すこず”に぀ながるケヌスは増えおおり、賌買は自己衚珟や参加意識に結び぀いおいる。 リアル店舗が「応揎の堎」ずしお機胜するようになれば、リテヌルはただの商売を超え、「文化を共有する堎」ぞず進化するだろう。 たずめ──「買っおもらう」から「䞀緒に育぀」ぞ 第73回フォヌラムを通じお明らかになったのは、小売の圹割が倧きく倉容しおいるずいう事実だ。 共感、応揎、䜓隓、物語──これらを軞に、顧客ずブランドが「䞀緒に育っおいく」関係性こそが、これからの小売の本質ずなる。 合理性では枬れない“非合理な共感”こそが、ブランドの䟡倀を高めおいく。モノを売るのではなく、“意味”ず“物語”を届ける。それこそが、今、リテヌルに求められおいる姿なのだ。 これからの店舗は、「売堎」ではなく「共創の舞台」ずしお再定矩される。 その第䞀歩を、このディスカッションが確かに指し瀺しおいた。 青山孊院倧孊 経営孊郚 音地李花 井ノ口裕貎

  • 【むベント報告】「リサむクル型瀟䌚をリテヌルずマヌケティングで促進するには」3/6 第71回NRLフォヌラム

    2025幎3月6日、NMPLABずNext Retail Labの合同むベントが開催された。 Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。 今回は「リサむクル型瀟䌚をリテヌルずマヌケティングで促進するには」をテヌマに、参加者党員で持続可胜な流通ずマヌケティングの圚り方に぀いお議論が行われた。 さらに、本むベントでは株匏䌚瀟Ripplesが提䟛する革新的な容噚技術を取り䞊げ、CO2削枛や資源削枛、障がい者雇甚創出など、倚面的な芖点からサステナブルな未来を考える堎ずなった。 講挔には 株匏䌚瀟Ripplesの荒裕倪氏ず原田雄叞氏、そしお、地球もわたしも元気になる合同䌚瀟代衚の神銬圩倏氏が登壇。実務経隓に基づいた講挔内容は、倚くの刺激ず掞察を䞎えるものであった。 たた、講挔埌にはNext Retail Labの理事をはじめずする参加者によるディスカッションが行われ、リサむクル型瀟䌚実珟に向けた具䜓的なアむデアや課題解決のヒントが共有された。 本レポヌトでは、これらの講挔やディスカッションを基に、リテヌルずマヌケティングの新しい可胜性に぀いお考察する。 ■講垫  荒裕倪氏 株匏䌚瀟Ripples 代衚取締圹  原田雄叞氏 株匏䌚瀟Ripples 共同創業者  神銬圩倏氏 地球もわたしも元気になる合同䌚瀟 代衚 ■ゲスト 株匏䌚瀟Dole ■ホスト  菊原正信氏 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹Next Retail Lab 理事長  藀元健倪郎氏 ディヌ・フォヌ・ディヌ・アヌル株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長Next Retail Lab 垞任理事 江端浩人氏  江端浩人事務所代衚 次䞖代マヌケティングプラットフォヌム研究䌚 䞻宰     目次 講挔 第1郚株匏䌚瀟Ripplesによるリサむクル型瀟䌚の促進 1.はじめに株匏䌚瀟Ripplesの䜿呜ず背景 2.䌚瀟抂芁ず創業の経緯  2.1 創業メンバヌず専門性  2.2 䞻な事業領域 3.氎平リサむクル容噚「P&Pリ・リパック」  3.1 補品の特城ずメリット  3.2 導入事䟋ず運甚方法 4.瀟䌚犏祉ず教育支揎の取り組み  4.1 障がい者雇甚の創出  4.2 こども食堂ずの連携ず効果 5.今埌の展望  5.1 環境分野でのさらなる掻甚  5.2 防灜・教育・犏祉分野での掻動拡倧 6.たずめ瀟䌚課題解決型ビゞネスモデルの可胜性 第2郚地球もわたしも元気になる合同䌚瀟の取り組み 1.むントロダクション2050幎を芋据えたビゞョン 2.䌚瀟抂芁ずミッション  2.1 地域コミュニティ匷化の重芁性  2.2 ゎミ問題解決の倚角的アプロヌチ 3.䞻な取り組み゚コルシェを䞭心に  3.1 芏栌倖食材の掻甚ずB型事業所の支揎  3.2 クラりドファンディング成功事䟋  3.3 子ども服のおさがり亀換䌚 4.今埌の課題ず展望  4.1 消費者意識改革の深化  4.2 地域経枈埪環モデルの匷化 5.たずめ地域ず地球に優しい未来を目指しお 第3郚株匏䌚瀟Doleの取り組み 1.はじめに 2.䞻な取り組み  2.1こども食堂・フヌドバンク・被灜地支揎  2.2食育掻動  2.3環境配慮型パッケヌゞの導入 3.「もったいないバナナ」プロゞェクト  3.1背景ず目的  3.2掻動内容  3.3オフィス向けデリバリヌサヌビス 4.「もったいないフルヌツアクション」  4.1目的  4.2掻動方針 5.たずめ ディスカッションリサむクル型瀟䌚実珟に向けたアむデアや課題解決のヒント ・日本の文化ず行動倉容 ・瀟䌚的掻動ず゚コシステム たずめ リサむクル型瀟䌚をリテヌルずマヌケティングで促進するには 荒裕倪氏 株匏䌚瀟Ripples 代衚取締圹、原田雄叞氏 株匏䌚瀟Ripples 共同創業者 はじめに 本講挔では、環境問題ぞの挑戊、犏祉の促進、防灜察策、教育支揎を通じお瀟䌚に貢献する新しいビゞネスモデルが玹介された。株匏䌚瀟Ripplesのミッションや事業内容に぀いお具䜓的な取り組みが解説され、参加者にずっお瀟䌚課題解決の実践的なアむデアが埗られる内容であった。 株匏䌚瀟Ripplesの創業ず事業展開 䌚瀟抂芁   株匏䌚瀟Ripplesは、2023幎7月に創業され、東京郜枋谷区恵比寿を本瀟に構えるスタヌトアップである。  創業メンバヌは、玄20幎間人事領域に埓事しおきた荒裕倪氏ず、10幎間暹脂領域に埓事しおきた原田雄叞氏。䞡者の専門性を掻かし、次の3぀の事業に泚力しおいる。 氎平リサむクル容噚を掻甚した取り組み 障がい者雇甚に関するマッチング事業 こども食堂支揎プロゞェクト 䌚瀟ミッション  「郜垂資源を掻甚しお、゜ヌシャル゜リュヌションを提䟛する」を掲げ、環境、犏祉、防灜、教育の4぀の軞で瀟䌚の倉革を目指しおいる。 氎平リサむクル容噚「P&Pリ・リパック」の詳现 氎平リサむクル容噚の特城  Ripplesが開発した「P&Pリ・リパック」は、プラスチック容噚ずフィルムで構成されおおり、䜿甚埌にフィルムを剥がすだけで容噚を汚さずリサむクル可胜である。これにより以䞋の効果が期埅される ●     ゎミ重量比97%枛少 ●     100枚䜿甚あたり玄4.2kgのCO2削枛 ●     氎を䜿甚せず掗浄䞍芁 導入事䟋   同容噚は、党囜176の倧孊、掞爺湖サミット、東京オリンピックなどの囜際むベント、倧手テヌマパヌク、そしおこども食堂を䞭心に導入されおいる。防灜甚途ずしおも、灜害避難所での炊き出し支揎に䜿甚され、環境負荷を倧幅に削枛する実瞟を䞊げおいる。 運甚方法 瀟䌚犏祉ず教育支揎の取り組み 障がい者雇甚の創出   剥がせるフィルムの補造工皋には、障がい者の手䜜業が取り入れられおおり、これにより新たな雇甚機䌚が生たれおいる。 こども食堂ずの連携   氎堎や人手䞍足などの課題を抱えるこども食堂においお、「P&Pリ・リパック」は革新的な゜リュヌションずなっおいる。容噚を䜿甚するこずで、ゎミ削枛、コスト削枛、時間短瞮が実珟し、ボランティア掻動の効率化に寄䞎しおいる。珟圚、党囜30か所以䞊のこども食堂で導入されおおり、防灜支揎の拠点ずしおの圹割も期埅されおいる。 今埌の展望 Ripplesは、以䞋の分野でさらなる事業拡倧を目指す 環境分野 : 倧手倖食チェヌンやコンビニぞの容噚導入亀枉。 防灜分野 : 自治䜓ず連携し、避難所での容噚䜿甚を掚進。 教育分野 : リサむクル勉匷䌚や講挔掻動。 犏祉分野 : 障がい者雇甚の拡倧ずコンサルティング。 たた、倧阪䞇博での容噚導入や、カトラリヌのアップサむクル事業にも取り組む予定。 たずめ 株匏䌚瀟Ripplesは、プラスチックを捚おない時代を実珟し、瀟䌚課題を解決する革新的なビゞネスモデルを構築しおいる。本講挔を通じ、環境負荷削枛ず瀟䌚犏祉の掚進を䞡立する事業の重芁性が再認識された。今埌の掻動がさらに泚目される䌁業である。     地球もわたしも元気になる未来を目指しお 神銬圩倏氏 地球もわたしも元気になる合同䌚瀟 代衚 はじめに 2050幎にも人間らしい暮らしを実珟するために、地域コミュニティや消費者の意識倉革を通じたゎミ問題解決に取り組む神銬圩倏氏の掻動が玹介された。地球環境ぞの配慮ず地域掻性化を䞡立する取り組みや、゚コルシェの具䜓的な事䟋が詳现に語られ、参加者にずっお持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた具䜓的なヒントを埗られる内容であった。 䌚瀟抂芁ずミッション 地球もわたしも元気になる合同䌚瀟 は、神銬圩倏氏が暪須賀を拠点に立ち䞊げた組織で、䞻にゎミ問題の解決を通じお「2050幎にも地球も人も元気でいられる瀟䌚」の実珟を目指しおいる。特に「゚コルシェ゚コなマルシェ」を䞭心ずした掻動を通じお、次のようなゎヌルを掲げおいる ●     ゎミを枛らすこずで地域コミュニティを匷化する ●     経費削枛や健康寿呜の向䞊を促進する ●     地域経枈の埪環モデルを構築する たた、「わたしのきっかけ」を創出するこずをミッションずし、ゎミ問題を倚角的に捉える機䌚を提䟛しおいる。 䞻な取り組み ゚コルシェ ”゚コ”な”マルシェ”を通じお、次のような具䜓的な行動倉容を促しおいる。 実䟋ず成果 ●     芏栌倖食材の掻甚 地元の牧堎の牛乳ず芏栌倖のバナナを組み合わせたバナナミルクを䜜り販売。この過皋で、B型事業所を掻甚するこずで、すべおの人が参加できる働き方を提䟛しおいる。 ●     クラりドファンディング キッチンカヌ導入のため35日間で240䞇円を調達し、350名の支揎者から協力を埗た。 ●     子ども服のおさがり亀換䌚 地域の子育お支揎センタヌず連携し、幎2回開催。䞀日291枚の衣服が次の利甚者のもずぞ旅立った実瞟がある。 (実際の画像) 今埌の課題ず展望 神銬氏は、環境問題における消費者意識の改革をさらに深めるため、以䞋の課題に取り組む必芁性を述べた ●     店偎が遞択肢を増やす 消費者がより゚コな行動を遞べるよう、提䟛するサヌビスや商品の幅を広げる。 たた、ゎミ問題解決の取り組みを通じお、地域の瀟䌚資本増加や健康寿呜向䞊、経枈の埪環モデルをさらに匷化し、「 地球もわたしも元気でいられる未来 」の実珟に向けお掻動を続けおいく方針を瀺した。 たずめ 神銬圩倏氏の掻動は、環境問題だけでなく地域瀟䌚党䜓に奜圱響をもたらす革新的な取り組みずしお泚目される。講挔では、地域経枈やコミュニティの掻性化を通じお、持続可胜な未来を築くための具䜓的なアプロヌチが共有され、参加者にずっお貎重な瀺唆が埗られる内容であった。 株匏䌚瀟Doleの取り組み はじめに 株匏䌚瀟Doleは、フルヌツの生産・販売を通じお「フルヌツでスマむルを。」ずいうブランドメッセヌゞを掲げ、消費者ずのコミュニケヌションを図っおいる。単に商品を提䟛するだけでなく、地球環境を笑顔にするこずを目指し、持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた倚様な掻動を展開しおいる。 䞻な取り組み Doleは瀟䌚貢献掻動の䞀環ずしお、以䞋のような取り組みを行っおいる。 ●     こども食堂・フヌドバンク・被灜地支揎 ○     幎間117トン玄1800䞇円盞圓のバナナを提䟛しおいる。 ●     食育掻動 ○     幌皚園ぞのキャラバンを通じお、バナナの栄逊玠や食の倧切さを䌝える。 ●     環境配慮型パッケヌゞの導入 ○     プラスチック削枛を目指し、玙パッケヌゞの導入。 ○     フヌドロス削枛のため、バナナの量り売りを実斜䞻に郜内スヌパヌで展開。   「もったいないバナナ」プロゞェクト 「もったいないバナナ」プロゞェクトは、芏栌倖のバナナを有効掻甚する取り組みで、2021幎9月に開始された。 背景ず目的 ○     フィリピン産のバナナだけで幎間玄2䞇トンが芏栌倖ずしお廃棄されおいる珟状を受け、フヌドロス削枛ず資源の有効掻甚を目指す。 掻動内容 ○     バナナゞュヌス専門店やカフェ、加工食品メヌカヌず提携。 ○     参画䌁業は50瀟以䞊、商品展開数SKUは60点以䞊。 ○     コンビニファミリヌマヌト、ロヌ゜ン、セブンむレブン、コヌヒヌチェヌンスタヌバックス、ドトヌルでも商品展開。 オフィス向けデリバリヌサヌビス ○     2023幎10月に開始し、玄半幎で60瀟以䞊に導入。 ○     SDGsぞの貢献が瀟員のモチベヌション向䞊に繋がるずの調査結果も。   「もったいないフルヌツアクション」 2023幎10月に新たに開始された「もったいないフルヌツアクション」は、芏栌倖フルヌツの有効掻甚をより広範に進めるプロゞェクトである。 目的 ○     取り扱うフルヌツの皮類を拡倧し、囜産・茞入を問わず芏栌倖フルヌツのアップサむクルを掚進。 掻動方針 ○     「もったいないバナナ」で構築したプラットフォヌムを掻甚し、幅広いフルヌツを察象に瀟䌚党䜓でフヌドロスに取り組む。   たずめ 株匏䌚瀟Doleは「フルヌツでスマむルを。」ずいうブランドメッセヌゞを軞に、フヌドロス削枛や環境負荷軜枛を目指したさたざたな掻動を展開しおいる。特に「もったいないバナナ」プロゞェクトは、䌁業間の垣根を超えた取り組みずしお拡倧を続け、さらなる瀟䌚貢献を目指しおいる。今埌も「もったいないフルヌツアクション」を通じお、持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた掻動を掚進しおいく予定である。 【ディスカッション】 リサむクル型瀟䌚実珟に向けたアむデアや課題解決のヒント 講挔に続き、参加者によるディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。   リサむクルペットボトルの導入に぀いお、過去には「䞀床捚おたものをたた消費者の口に぀くものに倉えるのはいかがなものか」ずいう意芋もあり、リサむクルペットを䜿甚するこずに抵抗があったが、゚コをテヌマにした新しい補品が登堎したこずで、リサむクルペットボトルを飲料に䜿甚するこずぞの理解が深たり、珟圚では䞀般的に䜿甚されるようになった。䞀方、瓶のリサむクルに぀いおは、リサむクルずしおの優䜍性がある䞀方で、掗浄や茞送にかかるコストや、瓶の重さによる茞送効率の䜎䞋が問題ずしお指摘されおいる。これにより、瓶のリサむクルは䞀芋効率的に思えるが、党䜓的な環境ぞの圱響を考慮するず、改善すべき点が倚いこずが瀺唆されおいる。そのためリサむクルペットボトルの登堎により、オペレヌションの問題においおはかなり倉わっおきおいるず蚀える。   日本の文化ず行動倉容 日本人は特に衛生面に厳しく、人間䞭心の芖点が匷いずされおいる。䟋えば、過剰包装や衛生管理に察する匷い意識があり、それがゎミ問題や環境問題に繋がっおいる。これに察し、海倖でぱコ意識が高く、環境に優しい方法で物を賌入したり䜿ったりする文化が広がっおいるが、日本では異物混入などを懞念し、そうした方法には抵抗感がある。たた、プラスチックの䜿甚に぀いおも、日本は倧量のプラスチックを䜿甚しおおり、その高機胜化により消費期限を延ばすなどの経枈的な理由からプラスチックが倚甚されおいる。しかし、この結果ずしおゎミが倧量に発生し、環境負荷が増しおいる。これを改善するためには、䞊䜍からの指導だけでなく、個人やコミュニティからの行動倉容を促す必芁があり、瀟䌚党䜓での意識改革が求められおいる。 さらに、行動倉容を促すためのアむディアずしお、ゲヌムフィケヌションや報酬制床、リタヌナブルな容噚の導入などが提案されおいる。䟋えば、ゎミ拟いやリサむクル掻動に察しおポむントを䞎えるこずで、参加者のモチベヌションを高める方法が考えられおいる。これにより、環境に察する意識を高めるずずもに、行動を促進するこずが可胜になるず期埅されおいる。 最終的には、プラスチックの皎金やリナヌスのむンセンティブを高めるこずで、環境に優しい行動を促進する瀟䌚的な仕組みを䜜り、持続可胜な瀟䌚を実珟するこずが目指されおいる。 瀟䌚的掻動ず゚コシステム 子ども食堂の支揎掻動を通じお瀟䌚的倉容を促し、地域゚コシステムを掻性化させる取り組みも行われおいる。子ども食堂は単なる食事の提䟛だけではなく、地域コミュニティずの亀流、食育、瀟䌚的支揎を提䟛する堎である。しかし、経枈的に困窮しおいる子どもたちが行きにくいずいう偏芋があるため、そのアクセスの障壁を取り陀くこずが必芁である。たた子ども食堂が持぀瀟䌚的な意味は、貧困局ぞの支揎にずどたらず、地域の぀ながりを生み出すこずにもある。地域の芪同士が亀流する堎を提䟛し、子どもたちの瀟䌚性を育むこずが求められおいる。 そしお子ども食堂の掻動を支揎するため、䌁業や自治䜓ずの連携が重芁である。特に、食品ロス削枛に関する取り組みを通じお、食べ物の寄付や食育むベントの実斜など、地域経枈にも貢献し぀぀瀟䌚問題に察凊しおいる。たた䌁業の瀟䌚的責任CSRずしお、地域貢献や゚コシステムにおける圹割を果たし、子ども食堂の掻動が瀟䌚的に認知されるような仕組みを䜜り䞊げおいる。䟋えば、䌁業版ふるさず玍皎の導入など、皎制優遇を掻甚しお地域支揎を促進しおいる。 しかし子ども家庭庁が子ども食堂に助成金を出す動きがあるものの、その実効性に぀いおは疑問が残る。子ども食堂の数を増やすこずが目的ずなりがちで、その先にある「子どもたちが幞せになるこず」を最終目暙に据えるべきだずいう意識の重芁性が匷調されおいる。囜の支揎が単なる数の拡倧にずどたらず、質の高い支揎ぞず進化するこずが求められおいる。 子ども食堂は地域瀟䌚における重芁な゚コシステムの䞀郚を成しおいる。地域資源䟋えば、食材やボランティアを掻甚し、地域䜏民が互いに支え合うネットワヌクが圢成されおいる。地域の問題解決には、自治䜓、䌁業、䜏民の協力が䞍可欠である。地域内での情報共有や連携を匷化するこずが、持続可胜な支揎䜓制の構築に寄䞎する。 そしお子ども食堂を通じお、食糧廃棄を枛らすこずが可胜になり、食品ロス削枛が進む。これにより、環境に察する配慮も行われ、持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた䞀歩を螏み出しおいる。たた䌁業や自治䜓、メディアずの協働が、瀟䌚党䜓での「持続可胜な未来のための倉革」を促進する゚コシステムを䜜り出しおいる。 このように、子ども食堂は単なる食事提䟛の枠を超えお、瀟䌚的な倉容を促し、地域瀟䌚内での゚コシステムを掻性化させる重芁な圹割を担っおいる。 たずめ 本講挔では、耇数の䌁業がそれぞれの芖点からサステナビリティに察する取り組みを玹介した。各瀟は持続可胜な瀟䌚の実珟に向け、環境負荷の䜎枛、資源の有効掻甚、埪環型経枈の掚進に泚力しおおり、補品蚭蚈の芋盎しや新しい技術の導入を通じお課題解決に取り組んでいるこずが瀺された。たた、䌁業間の連携やステヌクホルダヌずの協働が重芁であるこずが匷調され、長期的な芖野に立ったサステナビリティ戊略の必芁性が共有された。 たたディスカッションでは、䌁業がサステナビリティを掚進するうえで盎面する課題ず解決策に぀いお掻発な意芋亀換が行われた。特に、環境負荷の䜎枛ず経枈性の䞡立、消費者の意識改革、業界党䜓での協力䜓制の匷化ずいう䞉぀のテヌマが䞭心ずなった。環境負荷の䜎枛ず経枈性に぀いおは、持続可胜な原材料の採甚や補造プロセスの改善が重芁であり、長期的な利益を芋据えた投資が必芁であるこずが確認された。消費者の意識改革に関しおは、䌁業からの情報発信を匷化し、消費者に遞択肢を提䟛するこずで行動倉容を促すべきだずの意芋が出た。業界党䜓での協力䜓制に぀いおは、共通の目暙蚭定や情報共有を通じお持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた協働が䞍可欠であるこずが匷調された。これらの議論を通じお、個々の䌁業の努力だけでなく、瀟䌚党䜓での意識ず行動の倉革が求められおいるこずが再確認された。   文: 青山孊院倧孊経営孊郚マヌケティング孊科 杉朚莉沙子、青山孊院倧孊経営孊郚経営孊科 柎田凜

  • 【むベント報告】第70回 Next Retail Lab フォヌラム「老舗から孊ぶ䌁業の存続」(2025/1/23)

    2025幎月日、第回ずなるNext Retail Labずは、「次䞖代の小売流通サヌビス」をテヌマにした研究䌚であり、補造から小売りたで様々な業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀を行う任意団䜓である。 今回は、「老舗から孊ぶ䌁業の存続」をテヌマに、䌝統ある入济剀メヌカヌ、バスクリンの束厎哲瀺氏が、䌁業存続の秘蚣やサステナビリティを軞ずしたものづくり、時代に即した補品戊略に぀いお講挔が行われた。枩泉文化を未来に぀なぐ同瀟のこだわりが印象的な講挔内容であった。 たた、講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、珟代人の入济スタむルの倉化における課題や戊略に぀いお倚角的に議論が亀わされた。   講挔抂芁 本講挔では、バスクリンの創業から珟圚に至るたでの歎史、補品開発における理念や垂堎倉化ぞの察応が解説された。たた、入济文化の新たな䟡倀創造やサステナビリティぞの取り組みも玹介され、実践的な瀺唆に富む内容ずなった。   バスクリンの歎史ず成長 1930幎にブランドが誕生。婊人薬の「䞭将湯」の補造過皋で発生した切れ端を湯船に入れるず䜓が枩たるずいうずころから入济剀の発想が生たれた。そしお、「怍物の掻甚」を原点ずし、枩泉成分、銙り、色の芁玠を取り入れた補品開発を行った。たた、高床経枈成長期においお、内颚呂の普及により「枩泉のような入济剀」が垂堎に求められた。枩泉地の成分や湯觊り、情緒を再珟する補品開発に泚力するようになった。枩泉の成分、湯觊り、銙りを商品で再珟するため、枩泉地でのフィヌルドリサヌチを重芖し、肌觊りや情緒的な䜓隓たでも商品蚭蚈に取り入れおいる。   入济剀開発の裏偎 バスクリンは品質ぞのこだわりから、埓業員が実際に入济しお評䟡するほど厳栌な開発䜓制を敷いおいる。济槜ごずの色再珟テストや銙りの拡散具合、さらには人口気候宀での効果枬定など、科孊的なアプロヌチも重芖。最近では「入济ず睡眠の質」に関する研究も進行䞭である。シャワヌず比べ、济槜济は亀感神経を萜ち着かせ、深い睡眠に寄䞎するこずが分かっおいる。たた、SNSを掻甚した啓発掻動にも積極的であり、最適な入济タむミングや入济方法半身济などを䌝えるこずで、若幎局を䞭心に「お颚呂文化」を再認識させる工倫がなされおいる。   サステナビリティず地域掻性化ぞの取り組み ゚コ掻動の掚進 ゚コ怜定を党瀟員が受隓し䌚瀟党䜓で゚コに぀いおの知識理解を深める取り組みを行っおいる。たた、森を再生するプロゞェクトを展開し、森林敎備掻動を行っおいる䌁業の掻動を支揎するなど、入济に関係した、氎の資源を守る掻動を掚進しおいる。   枩泉地ずの連携 枩泉地の掻性化プロゞェクトに取り組み、寄付掻動やナネスコ文化遺産登録を目指した眲名運動も実斜しおいる。たた、寄付金を募り、枩泉地の掻性化に充おるなど、補品開発の参考になっおいる枩泉地ぞの敬意を払っおいる。   グロヌバル展開ず海倖戊略 珟圚倚くの囜ぞ補品の茞出を行っおいる。東南アゞア垂堎ぞの進出は、日本䌁業の海倖出店がきっかけずなった。海倖では入济文化が異なるため、日本の成分蚭蚈は特に泚目されおいる。入济文化がない海倖の人々にずっお、入济剀は、新鮮なものであり、たた、日本ぞわざわざ旅行をせずずも、気軜に日本の枩泉気分が味わえる「日本の名湯」はかなり需芁が高いず考えられる   ディスカッション 講挔に続いお、フェロヌを亀えたディスカッションの内容に぀いお、珟圚の課題ずその解決策に぀いおそれぞれをたずめた。 課題 ディスカッションで議論された課題は䞋蚘の通りである。 囜内倖の入济文化の違い   海倖の瀟亀堎ずしおの入济文化ず日本の治療ずいう目的ずしお育たれおきた入济文化が異なるため、文化の違いを螏たえお日本の文化ずしおの入济をどう海倖に発信しおいくかが鍵ずなる。たた、日本の入济剀ず海倖のバス゜ルトの颚呂釜の性質のために入济剀の成分も異なっおくるため、海倖ず日本の違いを生かした商品の開発、宣䌝方法の斜策が海倖垂堎ぞの展開においお必芁ずなっおくる。 若幎局の入济離れ   ラむフスタむルの倉化に合わせた商品の提案が求められる。シャワヌ䞭心の生掻が定着し぀぀ある若幎局に察しお、入济の䟡倀を再提案する必芁がある。 啓発掻動の課題   消費者に入济の健康効果や楜しみ方を浞透させるための効果的な広報戊略が䞍足しおいる。そのため、入济に関心を持぀消費者が少ないため、湯船に぀かる人が枛っおいる。 若者局ぞの蚎求   入济文化に芪しみが薄くなっおいるZ䞖代ぞのアプロヌチ方法が限定的である。「疲れを癒す」以倖の目的で入济を楜しむきっかけが少ない。 海倖垂堎の競争力 茞送料も加わっおしたうため高䟡栌になっおしたう商品が入济文化のない珟地の消費者に受け入れられにくい。日本独自の付加䟡倀やブランド力、入济するこずぞの魅力、メリットを䌝えきれおいない。 枩泉斜蚭ずのコラボ   むベントや斜蚭ずの協業が十分に掻甚されおいない。消費者䜓隓を通じたブランド認知拡倧の機䌚が限定的である。 倚様な顧客ニヌズぞの察応   新しい入济の䟡倀芳ずしお、特別な日や疲れた時に入るずいう日垞づかいではなく特別な日のものずしお䜿われ぀぀ある、入济剀の新たな需芁に察応しきれおいない点がある。 解決策 䞊蚘の課題に察しお、フェロヌより様々な提案がなされた。 薬湯ず日本の入济文化   薬湯ショりブ湯、ゆず湯は歎史が叀く、江戞時代から存圚しおいた。日本の入济文化は治療目的が䞻であった。䞀方、海倖では、瀟亀堎ずしおの入济が行われおきた。この文化の違いを螏たえ、日本の入济文化が育たれおきた歎史的背景を生かしたマヌケティングを展開し、海倖の人々に日本の入济文化を理解し、真䌌しおもらうずいう異文化理解ずいう付加䟡倀を広める必芁がある。バスクリンの補品の䞭で、実際に日本の枩泉に入った気分を味わえる日本の名湯シリヌズは、海倖垂堎においおずおも魅力的な補品であるず考えられる。この補品の魅力を海倖でどう発信しおいくかが海倖垂堎ぞの参入の鍵であるず考えられる。 海倖垂堎ずバス゜ルト   ペヌロッパではテルマ゚文化やバス゜ルト垂堎が存圚する。バス゜ルトは叀代ロヌマ時代から瀟亀堎の芁玠を持぀文化に由来しおいるため、珟地の文化にマッチする補品展開が可胜。日本垂堎では远い炊き機胜など様々な性胜が぀いおいる颚呂釜を痛めおしたうこずを懞念し、日本垂堎での塩補品の普及は難しいが、远い炊き機胜などがない海倖垂堎では展開可胜である。珟地の文化に合わせた補品バス゜ルトや銙り䞭心の補品の開発や矎容効果を蚎求した補品開発が鍵ずなる。 新補品ずマヌケティング  既存ブランドを基盀に10幎に䞀床新ブランドを立ち䞊げおいる。瀟員の倚くは枩泉愛奜家で、枩泉地調査ぞの専門性が高いので、そのこずを掻かしたマヌケティング展開し、新補品開発に反映する。気分や状況に応じた新しい銙りや効果の提案や「疲れを癒す」以倖のシヌン䟋えば、リフレッシュや集䞭力アップ、掻力の向䞊に察応した新たな入济の目的を䜜れるような入济剀の開発を行える䜙地がある。 入济トレンドの倉化   若い䞖代の入济頻床が枛少する䞭で、コロナ犍での圚宅時間増加が若幎局の入济習慣に圱響しおいる。半身济や敎う感芚など、コロナ犍で圚宅期間が長くなり、家族ずのコミュニケヌションの堎ずしお入济時間を重芖する颚朮が生たれた。これを機に新しい入济スタむルの提案を展開。SNSで、新たな入济方法を提案。SNSを掻甚したキャンペヌンやプレミアム感のある商品ラむンを展開。入济文济文化を楜しく発信するむベントやむンフル゚ンサヌを掻甚する。SNSを掻甚した広告戊略を匷化する。 サりナず敎う䜓隓   サりナ䜓隓を再珟する入济剀の開発に泚力する。銙りや発汗の効果を重芖した補品を䌁画する。「敎う」感芚を家庭でも楜しめるようにする。 啓発掻動ず睡眠   入济ず睡眠の関連性をSNSやYouTubeで啓発する。アスリヌトや専門家の蚌蚀を掻甚しお、入济による疲劎回埩効果を蚎求する。ブランドショップやむベントでの䜓隓型マヌケティングを匷化し、消費者の゚ンゲヌゞメントを向䞊させる。地域密着型の䜓隓むベントを開催し、消費者ずの盎接接点を増やす。 専門性ず継承  枩泉調査員は「湯を識別する胜力」を持ち、特定の条件を満たした人のみが任務に埓事しおいるので、枩泉専専門家のノりハりをブランドストヌリヌや補品開発に掻甚し、信頌性を高める。科孊的根拠に基づく入济の健康効果を発信する。スリヌプテック䌁業やフィットネス業界ずのコラボレヌションで新たな需芁を喚起する。 Z䞖代ぞのアプロヌチ   若者向けにお颚呂や入济剀の利甚促進を目指し、プレミア感や特別感を提䟛する必芁性が議論された。特別な日の「ご耒矎」ずしおの入济剀の䟡倀の認識を匷化する。Sでのキャンペヌン展開やむンフル゚ンサヌの掻甚を匷化し、楜しい䜓隓ずしおの入济文化を提案する。 海倖展開ず䟡栌蚭定   日本囜内ず海倖での䟡栌差が問題芖され、珟地での䟡倀を考慮した䟡栌蚭定が必芁ずされた。高玚ブランドのように䟡倀芳の提案を重芖する必芁性が指摘され、高䟡栌垯のプレミアムブランド戊略を採甚し぀぀、珟地に合わせた補品ラむンを開発。商品期的芖点で珟地文化に適応した戊略を展開する。商品の「䜓隓䟡倀」を重芖し、ポップアップむベントや詊䟛品配垃する積極的に行う。 新しい枩泉斜蚭の利甚シヌン   枩泉斜蚭がむベント䌚堎やホテルずセットで利甚される傟向が増加しおいる。むベントの前埌や埅ち時間に枩泉が掻甚されおいる。枩泉斜蚭やホテルず協力し、特別仕様の入济剀や限定プランを提䟛する。むベント開催時に、入济剀のプレれントや割匕キャンペヌンを実斜する。 銙りや効果によるタヌゲティング 入济剀の商品蚭蚈では、リラックスやスキンケアなどの目的に応じた现分化が進んでいる。入济䞭の銙りや敎う感芚に特化した補品をさらに開発。サりナやスパ文化に関連した補品ラむンを拡充する。甚感や満足床の向䞊を目指す。 共同䜓隓の重芁性   ブランドや商品の認知床を䞊げるために、実店舗での䜓隓型むベントやポップアップショップの掻甚が効果的。入济を手軜で楜しい䜓隓に倉える新商品の開発を行う。SNSを掻甚し、「自分時間」や「癒し」をテヌマずしたプロモヌションを匷化する。顧客ずの゚ンゲヌゞメントを向䞊させる。   たずめ バスクリンの取り組みは、䌝統を守りながらも革新を続け、時代に合わせた入济文化の提案を行っおいるこずが匷調された。たた、補品の開発の元ずなった枩泉地ぞの掻性化の支揎や䌚瀟党䜓での゚コに察する知識や理解の向䞊は、枩泉ず真摯に向き合い、補品開発をしおきたバスクリンだからこその枩泉ぞの敬意の衚れであり、入济する際に倧前提ずしお必芁な氎ずいう資源を倧切に思っおいるからこその取り組みであるず感じられる。移り行く消費者需芁ぞの察応、海倖垂堎ぞの拡倧ずいう点においおただただ課題が残る䞭、これらの取り組みが持続的な成長に぀ながるよう、さらなる革新ず戊略的展開に期埅したい。   文青山孊院倧孊経営孊郚 音地李花、束原順正

  • 【むベント報告】第69回 Next Retail Lab フォヌラム「アパレル店舗の海倖進出の珟状ず未来」(2024/11/21)

    2024幎11月21日、第69回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通サヌビス」をテヌマにした研究䌚であり、補造から小売りたでさたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀を行う任意団䜓である。 今回は、「アパレル店舗の海倖進出の珟状ず未来」をテヌマに、ワヌルド・モヌド・ホヌルディングス株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長の加犏真介氏ず、同グルヌプ䌚瀟である株匏䌚瀟iDA 代衚取締圹瀟長の堀井謙䞀郎氏を講垫に迎え、アパレル業界の珟状ず未来に぀いお講挔が行われた。 たた、講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、海倖進出における課題や戊略に぀いお倚角的に議論が亀わされた。 越境ECやリアル店舗展開を掻甚し、海倖垂堎での収益を最倧化しながら、効率的な投資ずリスク管理をどのように実珟するのか。さらに、デゞタル化やサステナブルな取り組みを通じお、ファッション業界が次の時代に向けおどのように持続可胜な成長を遂げおいくのか。加犏氏ず堀井氏の講挔をもずに、アパレル業界のグロヌバル戊略をレポヌトする。 「アパレル店舗の海倖進出の珟状ず未来」   講挔抂芁 本講挔では、海倖進出を成功させるための投資戊略、越境ECからリアル店舗展開たでの包括的支揎、デゞタルずサステナビリティを掻甚した未来志向のアプロヌチが解説された。たた、グロヌバル垂堎での成功に向けた人材戊略の重芁性や、コラボレヌションの具䜓䟋も瀺され、参加者にずっお実践的な瀺唆が埗られる内容であった。 ワヌルド・モヌド・ホヌルディングスの創業ず事業展開 ワヌルド・モヌド・ホヌルディングス株匏䌚瀟は、1999幎にSEPHORAの日本進出を支揎するなど、ファッション業界での実瞟を積み䞊げおきた。SEPHORA撀退時には、玄300名のスタッフ雇甚を守るずいう挑戊を成功させ、業界内での信頌を確立した。珟圚では、ファッション・ビュヌティヌ業界に特化した囜内倖唯䞀の゜リュヌショングルヌプずしお、1,550瀟以䞊を支揎し、業界党䜓の成長を牜匕しおいる。 グロヌバル展開の背景ず珟状 コロナ犍以降、越境ECの普及ずむンバりンド需芁の急増がグロヌバル垂堎の倉化を促進しおいる。こうした状況を螏たえ、日本䌁業が海倖進出を目指す際には、包括的な支揎スキヌムが重芁ずなっおいる。ワヌルド・モヌド・ホヌルディングスは、越境ECから珟地店舗運営たでを䞀貫しおサポヌトする䜓制を敎えおおり、新垂堎での競争力を高めおいる。 海倖進出を成功させる戊略 海倖展開を成功させるためには、効率的な投資ずリスク管理が重芁である。講挔では、越境ECを掻甚したデヌタ分析を基に珟地店舗展開を進めるアプロヌチや、グロヌバルCRMや生成AIによる顧客䟡倀の向䞊が瀺された。たた、珟地䌁業ずの匷固なパヌトナヌシップの圢成が、リスクを抑え぀぀収益を確保する成功事䟋ずしお玹介された。 人材戊略ず教育支揎の重芁性 株匏䌚瀟iDAは、ファッション・ビュヌティヌ業界に特化した専門性の高い人材掟遣サヌビスを提䟛しおいる。囜内倖で玄8,000人のスタッフが皌働しおおり、珟地スタッフの教育や研修を通じお組織力を向䞊させおいる。こうした人材戊略が、海倖進出における競争力の源泉ずなっおいる。 デゞタル化ずサステナビリティ察応の未来 デゞタル化の掚進により、省人化オペレヌションや業務効率化が進み、埓業員が付加䟡倀の高い業務に集䞭できる環境が敎えられおいる。たた、䌁業や孊校ずの連携による新たなブランド創出や、持続可胜な劎働環境の実珟など、サステナビリティに配慮した取り組みも進行しおいる。 未来に向けた課題ず展望 グロヌバル垂堎での成功には、オムニチャネル戊略が欠かせない。越境ECや珟地ECを掻甚しながら、顧客䜓隓を向䞊させる仕組みを構築するこずが重芁である。たた、持続可胜で豊かな劎働環境を実珟するために、䌁業党䜓でのサステナブルな取り組みが今埌の鍵ずなる。     【ディスカッション】  日本のファッションブランドの海倖展開ず垂堎適応戊略 講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。     ■ディスカッション参加フェロヌ   川添隆氏゚バン合同䌚瀟 代衚取締圹      五月女由玀子氏杉野服食倧孊 教授     ディスカッション内容 海倖からの人材の流入ず倚囜籍化 日本では絶察的な人手䞍足が進行しおおり、特に店頭販売員が䞍足しおいるずいう問題がある。このため、ワヌルド・モヌド・ホヌルディングス株匏䌚瀟ずしおは販売人を確保するのが困難な状況になっおいる。たた日本䌁業は、海倖の倧孊や語孊孊校、シンガポヌル政府のむニシアチブを掻甚し、海倖で販売員を育成しおいる。シンガポヌルでは、助成金を掻甚しお販売員の胜力向䞊プログラムが開始され、来幎から本栌的に始動する予定。コロナ前は台湟から倚くの人材が来おいたが、珟圚はマレヌシアやオヌストラリアからの人材流入が増加しおおり、以前の䞭囜人䞭心から倚囜籍化が進んでいる。円安の圱響もあるが、日本で孊びたいずいう意欲を持぀人々が増えおいる。 日本のアニメ産業の成長ず可胜性 日本のファッションブランドはアゞアでは尊敬されおいるものの、韓囜ブランドに察しお劣䜍にあるずの認識がある。たた日本のアニメは急速にグロヌバルでの圱響力を拡倧しおおり、茞出産業ずしお4.9兆円芏暡に達しおいる。アニメずファッションのコラボレヌションが日本のブランド戊略においお新たな可胜性を生み出す可胜性がある。アニメの人気は日本以䞊に海倖で匷く、䟋えばルフィやポケモンのキャラクタヌが商業斜蚭で広く認知されおいる。これを掻かしたコラボレヌションは日本ブランドにずっお倧きなチャンスずされおいる。 顧客ずの密接な関係ず成功事䟋の掻甚 海倖展開においお、ECだけでなく卞売を掻甚する可胜性に぀いお蚀及。特に米囜などでは、卞売を掻甚した進出が効果的であるず提案されおいる。たたファッション業界は倉化に察しお抵抗感が匷く、ビゞネスの進行がシヌズンごずの仕蟌みに远われお振り返りが匱いずいう課題がある。倉革を進めるためには、どうやっお業界の固有の慣習を打砎するかが重芁なポむントになっおくる。この解決策ずしお、顧客ずの距離を瞮め、成功事䟋を共有するこずで、倉化を促進するこずが挙げられる。長幎の関係性を掻かし、提案曞の䜜成や業務支揎を通じお、新しい挑戊を䞀緒に進めるこずがワヌルド・モヌド・ホヌルディングス株匏䌚瀟の匷みずなっおいる。 ラむブコマヌスずEコマヌスの融合 ラむブコマヌスずEコマヌスの境界をなくし、ファッション業界を盛り䞊げるために、シンガポヌルで研修プログラムを実斜する予定である。たた䞭囜垂堎進出を怜蚎しおいるが、新日の囜を遞ぶこずが重芁ずされ、珟地パヌトナヌずの協力を匷調した。る. 自瀟だけでなく、仲間ずずもにアゞア展開を支える方針が瀺されおいる。さらに東南アゞア、特にベトナムでは、若い人口の増加ず富裕局の拡倧が芋蟌たれおおり、日本で経隓を積んだベトナム人がファッション業界に貢献する可胜性が高いず述べられた。日本䌁業の進出に向けた環境敎備が進むこずが期埅されおいる。 日本のファッションブランドの海倖展開の課題 日本のファッションブランドが海倖に進出する際、特にアゞア垂堎では競争が少ないため、逆にブヌムを䜜りやすい可胜性がある。特にドバむなどの䞭東垂堎では、日本のブランドは圱響力を持っおいないこずが倚く、逆にチャンスず捉えるこずができる。たた耇数の日本ブランドが連携し、ECサむトでの展開を図る圢で、ブランド同士が協力し合う新たなビゞネスモデルが提案されおいる。癟貚店の空きスペヌスを利甚した共同出店の圢で、耇数ブランドが集たり、海倖垂堎に向けお商品を提䟛する方法が瀺唆されおいる。マレヌシア垂堎などでは、珟地の文化䟋ヒゞャブを着甚しおいる女性に合わせた商品展開が求められる。日本ブランドが珟地のファッションスタむルを理解し、どのように商品を合わせるかを詊行錯誀しながら展開しおいく必芁がある。   たずめ 党䜓の総括 本講挔では、海倖進出を成功させるための投資戊略や包括的支揎䜓制、デゞタル技術やサステナビリティを掻甚した未来志向のアプロヌチが玹介された。特に、越境ECず珟地店舗運営の䞀貫サポヌト、効率的な投資ずリスク管理、グロヌバルCRMや生成AIを駆䜿した顧客䟡倀の向䞊が重芁な芁玠ずしお匷調された。たた、ファッション業界における人材戊略やデゞタル化掚進、オムニチャネル戊略がグロヌバル垂堎での競争力向䞊に寄䞎するこずが瀺された。ワヌルド・モヌド・ホヌルディングス株匏䌚瀟の経隓を基に、珟地䌁業ずのパヌトナヌシップ圢成やサステナブルな取り組みの必芁性も匷調され、実践的な瀺唆が提䟛された。 たたディスカッションでは、日本のファッション業界が抱える人手䞍足や海倖進出の課題に察し、倚囜籍化する人材戊略やアニメずファッションのコラボレヌションを掻甚した新たな戊略が玹介された。特に、シンガポヌルやベトナムなどのアゞア垂堎での人材育成や、珟地文化に適した商品展開の重芁性が匷調された。たた、ECず卞売を掻甚した進出方法や、ラむブコマヌスずEコマヌスの境界をなくす取り組みが瀺され、業界の倉革には顧客ずの距離を瞮め、成功事䟋を共有するこずが鍵ずなった。さらに、アゞア垂堎や䞭東垂堎でのチャンスを最倧限に掻かすための戊略が提案され、日本ブランドのグロヌバル展開に向けた具䜓的なアプロヌチが瀺された。     文青山孊院倧孊経営孊郚経営孊科 宮野葵、青山孊院倧孊経営孊郚マヌケティング孊科 杉朚莉沙子

  • 【むベント報告】第68回NRLフォヌラム「UGCサむネヌゞ」ず「iBODY」による新䟡倀創出」(2024/10/24)

    2024幎10月24日、68回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。   Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。   今回は、『「UGCサむネヌゞ」ず「iBODY」による新䟡倀創出』をテヌマに、柏朚又浩氏が代衚を務める株匏䌚瀟ビヌツの二぀の新たなサヌビスに぀いお、共に事業をすすめる株匏䌚瀟REGALI代衚取締圹瀟長の皲田光䞀郎氏、iBODY JAPAN株匏䌚瀟代衚取締圹瀟長の林和人氏を講垫に迎え、それぞれ講挔を行った。   たた、講挔に続いおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。   UGCサむネヌゞやiBODYが、その新しい機胜によっお目指す顧客䜓隓ずはどのようなものなのか。抜粋しおレポヌトする。   目次   講挔 「UGCサむネヌゞ」ず「iBODY」による新䟡倀創出柏朚又浩氏株匏䌚瀟ビヌツ、皲田光䞀郎氏株匏䌚瀟REGALI、林和人氏iBODY JAPAN株匏䌚瀟代衚取締圹瀟長   ・サむネヌゞずUGCコンテンツを連携、新たなアりトプットを ・人間のデゞタルツむンを䜜る、「iBODY」ずは   ディスカッション リアルずデゞタルの間を぀なぎ、新たなUXの創出を   たずめ   ■ホスト菊原 政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長 ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事   ※※   「UGCサむネヌゞ」ず「iBODY」による新䟡倀創出 柏朚又浩氏株匏䌚瀟ビヌツ、皲田光䞀郎氏株匏䌚瀟REGALI、林和人氏iBODY JAPAN株匏䌚瀟代衚取締圹瀟長   柏朚氏以䞋敬称略株匏䌚瀟ビヌツは、小売の販売珟堎を䞭心に、゚ンドナヌザヌに向けたブランド䜓隓を軞ずした゜リュヌションを提䟛しおいる䌚瀟です。「リテヌル領域のブランド䜓隓を共創する」ずいうミッションを掲げ、店頭の販促関連の販売什噚やPOPの販売、店舗やショヌルヌムの斜工などを手がけおいたす。   今回は、「UGCサむネヌゞ」ず「iBODY」による新䟡倀創出をテヌマにお話させおいただきたす。たず、今回パヌトナヌずしお䞀緒にUGCサむネヌゞに取り組んでいる、株匏䌚瀟REGALIの皲田さんをご玹介したす。   皲田 はじめたしお、株匏䌚瀟REGALIの皲田ず申したす。REGALIは創業が2017幎、テクノロゞヌの力で小売を進化させるずいうミッションのもず、小売に察しおの゜リュヌションを提䟛しおきたした。   圓瀟が提䟛しおいるのは、LEEEPずいうECサむト向けのSaaSです。LEEEPは簡単に蚀うず、ECサむト䞊にUGCや動画などのコンテンツを゚ンゞニア䞍芁で簡単に掲茉ができるずいうサヌビスです。2021幎11月から正匏にサヌビスをスタヌトし、珟圚、サむト導入数は1100を超え、いろいろな業皮、業態、芏暡のお客さたにご利甚いただいおいたす。   今、ECサむトは倧きく倉わっおきおいたす。䞀昔前は、倧手のECサむトでも、商品などの画像ず䟡栌などのテキストがあるだけずいうのが䞀般的でした。しかし、今はSNSでいろいろな情報が芋られるようになり、商品を賌入する消費者からするず、これだけだず情報が足りないんですね。そうした消費者が求める倚様なコンテンツを゚ンゞニアがいなくおも簡単に付加できるずいうのが、LEEEPのコンセプトになっおいたす。   ではどんなコンテンツを掲茉するこずができるのか。たずはUGCです。UGCはUser Generated Contentの略で、ナヌザヌ・お客様の投皿などがその䞀䟋です。そしお、動画も掲茉可胜です。やはりECの堎合は盎接商品に觊れるこずができないため、動画で確認したいずいうお客様は倚くいたす。LEEEPではこうしたコンテンツを、゚ンゞニア䞍芁で簡単に掲茉できる機胜を提䟛しおいたす。   サむネヌゞずUGCコンテンツを連携、新たなアりトプットを   柏朚こうした機胜を生かしお新しいUGCサむネヌゞを店頭に蚭眮できないかずいうこずで、今幎、私たちビヌツず皲田さんのREGALIの2瀟で業務提携をしお、䞀緒に「商品が売れるサむネヌゞ」を目指すこずになりたした。   先ほど、皲田さんからECが倉わっおきたずいう説明がありたしたが、僕もECを専門ずしお仕事をしおきお、やはりECの䞭にある売䞊に関わるコンテンツが倧きく倉わっおきおいるこずを実感しおいたす。䞭でも䞀番圱響が倧きいず考えおいるのが、ナヌザヌレビュヌず動画です。   ナヌザヌレビュヌに関しおは、オンラむンレビュヌを賌入時に参考にするずいう人が77%、オフラむンの店頭でも口コミやレビュヌをチェックするずいう人は70%ずいうデヌタもありたす。動画に぀いおも、商品詳现ペヌゞに動画を組んでいるECサむトは確実に増えおいたす。今たでは、YouTubeやInstagramのようなサむト倖にある動画ず䞭のECは、違うものずしお存圚しおいたした。それが珟圚は、離れた゜ヌシャルメディアずいう関係も残しながらECの䞭にも動画を埋め蟌み、そしお、よりコンバヌゞョンを䞊げおいくずいう動きになっおいたす。     皲田 䞀䟋を挙げるず、䟋えば10ヶ月着回しができるずいう点が売りのトップスを玹介しおいる玄10秒の動画がありたす。動画だずテキストよりも圧倒的に倚い情報量で瞬時に䌝えるこずができるので、10秒の䞭に、シヌズンごずのコヌディネヌトを芋せお玹介し、こんなに長い期間着続けるこずができるずいう特城をコンパクトに衚珟しおいたす。それから、たくさんモノが入っお軜いバッグであれば、実際にモノを入れる様子や人が持っお動く様子を動画にするこずで、わかりやすくセヌルスポむントをアピヌルできたす。   柏朚我々が考えたのは、オンラむンでコンバヌゞョンに぀ながるコンテンツなのであれば、それはオフラむンにおいおも売り䞊げに寄䞎するはずだずいう仮説です。オフラむンの店舗でもその商品を賌入するためのきっかけずするこずができるのではないかず考え、UGCをオンラむンからリアル店舗にアりトプットするずいう今回の取り組みを考えたした。   もずもずビヌツには、クラモニずいう店頭やむベント䌚堎などでご利甚いただけるクラりドサむネヌゞのサヌビスがありたした。䜎䟡栌で奜評いただき、玄200の䌁業が導入しおくださっおいるのですが、REGALIさんず共同開発しおこのサむネヌゞずUGCコンテンツを連携させるこずができたら、新しいアりトプットが䜜れるのではず期埅をしおいたす。   珟圚は、これからコンセプト実蚌・PoCをやるずいう段階で、1瀟目ずしお株匏䌚瀟チペダが展開しおいる東京靎流通センタヌの店舗で実斜する予定です。こちらの䌚瀟では機胜性がある靎を倚数扱っおおり、ECサむトもお持ちなのですが、そこにはその機胜に関するレビュヌが倚数投皿されおいたす。そのレビュヌや動画を店頭に蚭眮したサむネヌゞに掲茉し、反応を芋おいきたいず考えおいたす。   コロナ犍を経お、やはりオンラむンだけではダメだずいうこずを倚くの方が感じおいたす。オフラむンの本圓の䜓隓、リアルがあっおこその゜ヌシャルメディアですし、リアルがあっおこそSNSを芋お共感するこずができるのではないでしょうか。今回の取り組みを通じお、リアルな店舗の䜓隓を少しでも増幅できるような、そういう仕掛けを䞀぀でも増やしおいきたいず考えおいたす。   人間のデゞタルツむンを䜜る、「iBODY」ずは   今回お話する二぀目のテヌマは、3Dボディスキャナヌに぀いおです。僕はアパレルにいた時に、ブランドの旗艊店にボディスキャナヌを入れおオヌダヌのスヌツを䜜ったり、元いた䌚瀟の郚䞋がボディスキャナヌの仕組み䜜りに携わっおいたり、ボディスキャナヌに携わる機䌚が比范的倚くありたした。   その䞊で、これからご玹介する「iBODY」を芋た時、本圓に驚愕したんです。こんなに䜎䟡栌で、か぀こんなに粟床の高いスキャナヌを芋たのは初めおで、革呜的だなず感じたこずを芚えおいたす。   小売の䞭でのボディデヌタ掻甚、顧客デヌタの新しいあり方みたいなものが考えられないかなずいうこずで、林さん率いるiBODY JAPAN株匏䌚瀟ずゞョむントをしお、珟圚いろいろず取り組んでいるずころです。最初に、林さんよりiBODYに぀いお、詳しくご玹介しおいただこうず思いたす。   林林です。よろしくお願いいたしたす。私はずっず金融取匕システムを䜜る仕事をしおいお、これたでに6瀟事業を起こし、今はこのiBODYをメむンにビゞネスをしおいたす。   私は、金融取匕システムがシステムの䞭で䞀番難しいず思っおいたす。金融取匕システムの経隓をするず、次に䜕かやりたいこずができおもやりやすい、次はお金ず健康をやりたいず思い、トレヌニングゞムの䌚瀟を買収しお、自瀟でボディスキャナヌを䜜っおみたした。   たず、iBODYずはどういうものか、簡単にご説明させおいただきたす。iBODYは、基幹システムを掻甚した高性胜のボディスキャナヌです。この基幹システムは、囜立の産業技術総合研究所ず共同で開発研究しお䜜り、さらに独占䜿甚暩の契玄を結んでいたす。   このスキャナヌでは、赀倖線ずCMOSの12台のカメラを䜿っお、玄150䞇点の点矀を撮っお玄30秒で人間のボディデヌタを生成したす。そしお、人間のデゞタルツむンを䜜り、アプリで骚栌や筋肉の状態、䜓の歪みなどを確認したり、䜓の状態に合わせた゚クササむズをレコメンドしたりするこずが可胜です。     䟋えば、こちらはヘルスケアのアプリの画面です。点矀で䜓を再生し、脂肪や筋肉、骚などの情報もわかりたす。䞋からでも䞊からでも360床芋るこずができお、暪から芋るず姿勢が結構歪んでいるな、なんおこずもわかりたす。背骚が埌ろに少しのけぞっおいお䞭心がずれおいる堎合、それを改善するようなおすすめの゚クササむズも出おきたす。たた、䜓のサむズずいうセンシティブな情報なので、個人情報の暗号化などセキュリティ面でもしっかりず察策をしおいたす。   西村ここから少し、ビヌツ偎からの芖点でこのiBODYの掻甚などに぀いおお話しさせおいただきたす。株匏䌚瀟ビヌツで執行圹員を務めおおりたす、西村幹倪ず申したす。   ビヌツずしおは、このiBODYを掻甚しお新たなUXを提䟛しおいきたいず考えおいたす。皆様ご認識のずおり、劎働力人口枛少によっお店舗の無人化、省力化は今埌たすたす進むず予枬されおいたす。先ほど芋た、䟋えば身䜓の歪みがどこにあっお、改善するためにはどうしたら良いかを提案するようなサヌビスも、今たでは圓然人が人に盞察するこずで提䟛しおいたしたが、今埌はもっず自動化されおいくべきものであるはずです。   さらに、このデゞタルヘルスケアの領域は今、䞖界でも非垞に䌞びおおり、垂堎芏暡は2033幎たでに1兆9,209億米ドルに達する芋蟌みだず蚀われおいたす。日本でも健康経営に取り組む䌁業は幎々増加しおおり、デヌタを䜿った健康管理ずいうものがたすたす泚目を集めおいたす。   このデゞタルヘルスケアず蚀う芳点で、iBODYは、先ほどお䌝えしたようなフィットネスやスポヌツゞムに限らず、いろいろな領域での掻甚が期埅できたす。   䟋えば老舗の寝具メヌカヌ、西川株匏䌚瀟様では、党身の圢状をミリ単䜍で蚈枬が可胜なボディヌスキャナヌで枬定し、䜓の骚栌、姿勢のゆがみなどを可芖化した䞊で、その人に合った寝具などをおすすめしおいたす。   さらにはファッションの領域でもiBODYの掻甚はいろいろず考えられたす。   䟋えば、人の䜓だけではなく、衣服も同じ芁領でデヌタを取れば、䜓の枬定をしお䜜成したデゞタルツむンにデヌタを取った服を着せ、実際に着たずきの様子を芋るこずが可胜です。Lサむズがぎったりの人がSサむズの服を着るず食い蟌み、倧きすぎるずぶかぶかになりたす。それから、シルクや朚綿など玠材によっおも実際に着たずきの雰囲気は倧きく倉わりたすが、その違いもしっかりずわかりたす。   柏朚ファッション領域においおもう䞀぀考えられるのは、サステナビリティヌの実珟です。簡単に蚀うず、無駄なものを䜜らずに枈むので、ファッションロスを枛らすこずができるんです。   欲しいサむズ、玠材を確認したあず、その服のデザむンデヌタを工堎に盎送すれば、本圓に必芁なものだけを䜜るこずが可胜です。このボディデヌタず、衣服のデザむンデヌタがくみ合わさるこずで、新しい掋服の䜜り方にも぀ながるのではないかず思っおいたす。   さたざたな業皮ず連携するこずで、iBODYの可胜性は倧きく広がりたす。今埌もボディデヌタを掻甚したあらたな䟡倀の創出を考えおいきたいず思いたす。 【ディスカッション】リアルずデゞタルの間を぀なぎ、新たなUXの創出を   講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。   ■ディスカッション参加フェロヌ ・䞭芋 真也氏 神奈川倧孊経営孊郚囜際経営孊科 准教授 ・束本 阿瀌氏 株匏䌚瀟ゞェむアヌル東日本䌁画 駅消費研究センタヌ研究員   藀元 最初に私から䞀぀質問させおいただきたいず思いたす。UGCサむネヌゞは、具䜓的な効果枬定はしおいるのでしょうか。しおいる堎合、どのような圢で効果を枬っおいるのでしょうか。   柏朚効果枬定に぀いおは、各瀟これから開始するずいう段階です。カメラ枬定のような機胜をクラモニが持っおいるので、滞留時間みたいなものを最初に取ろうず考えおいたす。最終的には、売䞊に぀ながったのかどうかを枬定する必芁がありたすが、そのあたりは䟋えばPOSの䌁業ずの連携など、いろいろな可胜性を考えおいたす。   皲田さらにその次の構想ずしお、ビヌコンの技術を䜿っお、誰が来たかを刀別できないかず考えおいたす。自瀟のアプリを持っおいる䌚瀟であれば、6mぐらいたでの範囲でどの䌚員が圏内に来たのかを怜知するこずができたす。党おのお客様の行動を枬るずいう遞択肢をあえお捚おお、アプリを持っおいるお客様がサむネヌゞの゚リアに入っおきたずきに怜知する、ずいうやり方です。さらに、䟋えばポむントを貯めるためにアプリをレゞでかざせば、その商品を買ったかどうかも怜知するこずが可胜です。   束本私は駅ビルのナヌザヌの調査やリサヌチを担圓しおいるのですが、消費者の方たちは、店舗をメディアずしお捉えおいるなず感じるこずがよくありたす。雑誌ずしお眺めるような圢で、今のトレンドは䜕かなずか、䜕か面癜いネタがないかずいう感じで歩いおいるずいうお話をよく聞くんです。そういった䞭で今回のお話にあったUGCサむネヌゞは、これたでのような䌁業偎の発信だけではなく、ナヌザヌの方々の情報も䞀緒に芋られる堎所をリアルで広げる可胜性があり、店舗がお客様にずっお圹に立぀より良い堎所になっおいくんだろうなず感じたした。   ただし、リアル環境でのサむネヌゞの芖聎は、結構シビアだず思っおいたす。私たちも実隓するず、数秒しか芋られおいないこずが倚く、Web䞊で投皿されたものをそのたた映しおも、異なる芖聎環境だず芋おもらえない可胜性があるのではず思いたす。   そこを解決するために、䟋えば線集の仕方など、䜕か怜蚎されおいるこずはありたすか。   柏朚これから実隓をするずいう段階なので、ただ明確には蚀えないのですが、やはり環境によっおコンテンツ自䜓の芋られるポむントが倉わる、アルゎリズムが倉わるずいったこずず同じではないかず考えおいたす。YouTubeショヌトやInstagramのリヌル、TikTokでも、3秒の壁、7秒の壁ずよく蚀いたすよね。その壁をどうやっお超えさせるのか、ずいうような実隓をしおいくこずになるのではないかず思っおいたす。䟋えば歩いおいる環境で流すのであれば、䜕秒ごずにアむキャッチが必芁か、アむキャッチが効果があるずしたら映像が良いのか゚フェクトの方が良いのか。棚の前だずたたアルゎリズムが異なるかもしれたせん。そうした勝ち筋みたいなものをいかに芋いだすのかが重芁です。そしおそれを䜓系化できるようになれば、さらにそこにAIをプラスしおより粟床を䞊げおいく。それができればリテヌルメディアに近づけるのではないかなず思っおいたす。   皲田䟋えばWebで考えた堎合、䞀番UGCが茝く堎所はどこかずいうず、商品詳现ですよね。それを実店舗に眮き換えるず、柏朚さんがおっしゃったように棚だず思いたす。商品詳现にあるコンテンツの目的は、明確にCVRを䞊げるこずです。買おうかどうしようか迷っおいる人のあず䞀歩を抌す。そう考えるず、棚にあるサむネヌゞも倧通りにあるような倧きいものである必芁はなくお、小さなタブレットでも十分効果があるはずです。そしお、凝芖しおくれるようなフォヌマットが求められたす。   たた通りに眮く堎合は、恐らく店舗に立ち寄っおもらうためのきっかけになるようなコンテンツである必芁があり、倧きさも棚ずは異なっおくるはずです。そうした䜜り分けや、棚の次の通りのコンテンツ䜜りなどは、これからになっおくるず思いたす。    [1]  リアルずデゞタルの間を行き来するものがサむネヌゞでありスキャナヌであり、そこを鍵にしお新しいUXを䜜ろうずされおいるこずが、お話を聞いおいおよくわかりたした。   僕もいろいろなデバむスを䜿ったサヌビスや事業開発に関わるこずが倚いのですが、い぀もテヌマになるのが、いかに人間の埓来の振る舞いや意識に寄せた䜓隓をさせるか、ずいう点です。その点で䜕か蚈画しおいるようなこずはあるでしょうか。ボディスキャナヌでいうず、粟緻な䜓のデヌタはその人のマザヌデヌタずなりたす。AIでそこから予枬デヌタを生成する、䟋えば過去の写真や動画ずマザヌデヌタを突き合わせおその人の今を掚察したり将来を予枬したり、いろいろなこずができるのではないでしょうか。   林実は、3次元解析システムず人間の䜓ずいうのは、AIが䞀番䞍埗意ずするずころなんです。なぜかず蚀うず、今日の私の䜓型ず昚日の䜓型は同じではなく、異なっおいるからです。AIで機械孊習をさせお倧量デヌタを取っおみおも、今の私ずは違っおいるんですね。朝ず倕方では身長は党然違いたす。私のボディデヌタをずっお3Dプリンタヌで同じものを䜜っおも、私のシャツは着るこずができたせん。人間の䜓はそれほど柔軟でフレキシブルなんです。だからこそ、今ずいう断面で私の粟緻なデヌタをずっお可倉できるずいうずころに商機があるずいうのが我々の考え方です。人間は生きおいるので、昚日ず今日は違う、そこに䜕らかのビゞネスチャンスがあるんだろうなず思っおいたす。 たずめ   珟実䞖界ずデゞタルの䞖界を぀なぎ、いかにネットずリアルの融合をはかるのか。さたざたなチャレンゞが続けられおいる䞭で、UGCサむネヌゞずiBODYは、倧きな可胜性を秘めおいる。さらなる進化によっお、顧客により良い䜓隓を提䟛する起爆剀ずなるのか、今埌のさらなる展開が期埅される。

  • 【むベント報告】第67回NRLフォヌラム「経営戊略ずしおのCXデザむン」(2024/9/25)

    2024幎9月25日、67回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。   Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。   今回は、「経営戊略ずしおのCXデザむン顧客時間が実践する思考䜓系」をテヌマに、株匏䌚瀟顧客時間で執行圹共同CEO・代衚取締圹をずもに務める奥谷孝叞氏、岩井琢磚氏を講垫に迎え、講挔を行った。   たた、講挔に続いおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。   顧客時間が考える、今必芁な顧客䜓隓ずはどのようなものなのか、経営戊略にどのように䜍眮づけ実践しおいくべきなのか、講挔や参加者たちの議論を䞀郚抜粋しおレポヌトする。   目次   講挔 経営戊略ずしおのCXデザむン顧客時間が実践する思考䜓系奥谷孝叞氏、岩井琢磚氏顧客時間顧客時間   ・顧客䜓隓を䞭心に据えた顧客デザむンに必芁なものずは ・Amazon、りォルマヌトが実践する新たなCX向䞊 ・䌁業が盎面する「4぀のShift」ずは   ディスカッション 顧客時間が考える、今の時代に必芁な顧客䜓隓の䜜り方ずは   たずめ   ■ホスト菊原 政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長 ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事   経営戊略ずしおのCXデザむン顧客時間が実践する思考䜓系奥谷孝叞氏、岩井琢磚氏顧客時間顧客時間     岩井氏以䞋敬称略本日は、私たち顧客䜓隓が日々いろいろな䌁業に向き合っおCXに぀いおお話しする䞭で感じた、我々がどこに向かっおいるのかずいう思考䜓系をお䌝えできればず思いたす。   私はもずもず博報堂DYグルヌプに勀め、そこでクラむアントである事業䌚瀟のプロゞェクト、䟋えばダむ゚ヌの事業再生などに携わっおきたした。䞻にプロゞェクトマネヌゞャヌを長く経隓しおいたす。   奧谷 今日のお話は、「我々はデゞタルむノベヌションずいう倧きな時代背景の䞭で生きおいる」ずいうこずが前提です。結果ずしお顧客ずのタッチポむントはデゞタルになっおいたすが、やりたいこずはさたざたな䌚瀟の゚ンドナヌザヌ、顧客の䜓隓蚭蚈のお手䌝いです。それが結局、ある皮のマクロトレンドにのっかっお事業倉革に぀ながっおいたす。   岩井 むンタヌネットの始たりがデゞタルむノベヌションの始たりです。瀟䌚党䜓が倉革するためには、40幎かかるず蚀われおいるそうです。䟋えば電気が発明されおいきなり翌日電気の瀟䌚になるかずいうずそうではありたせん。そこからむンフラが出来お、工堎の生産䜓制が倉わり、働き方が倉わり 電気が圓たり前の䞖の䞭になるのに40幎くらいかかっおいたす。そう考えるず、2040幎くらいが本圓のデゞタル瀟䌚の到来ではないかず蚀われおいたす。そしお、始たりから考えおそのちょうど真ん䞭くらいにあたる2020幎にコロナ犍が起きおいたす。コロナ犍のずきに、䜕かが新しく倧きく倉わったずいう人はあたりおらず、もずもず起きおいた倉化が加速した、ず感じた人が倚かったのではないでしょうか。   この前提を螏たえお、きょうは3぀のお話をしたいず思いたす。䞀぀目が、顧客時間ずは䜕か。そしお思考䜓系ずしおのデザむンシステム・CX Design System、そしお䌁業が盎面しおいる「4぀のShift」に぀いおです。   奥谷 たず、われわれ顧客時間に぀いおご玹介したいず思いたす。株匏䌚瀟顧客時間は、蚭立しお7幎目になりたす。䌁業組織ずしおは珍しいかもしれたせんが、瀟員ずしお登録されおるのは3人だけで、それ以倖は党員メンバヌずしお携わっおいたす。ストラテゞヌ、デザむン、テクノロゞヌの3぀の領域でプロゞェクトごずにメンバヌがアサむンされ、顧客䜓隓をデザむンしお、たた解散するずいう圢ですね。   珟圚は囜内倖の46人のメンバヌがオンラむンで繋がりネットワヌクを組み、受発泚ずいう圢ではなく、共に創るずいう圢で情報共有をしながら顧客䜓隓のデザむンをしおいたす。   岩井 我々が倧事にしおいるのは、顧客䜓隓ず事業倉革の関係を盎結させるこずです。どんなに事業が倉わったず蚀っおも、顧客の䜓隓がより良くなっおいなければ、それは事業倉革ずしおは倱敗です。たず顧客䜓隓から培底しお考えようずいうのが、私たち顧客時間が掲げおいるこずですね。   加えお、特に新芏の事業開発をするずきは、顧客䜓隓を経営ずいう芖座から考える必芁がありたす。それは実珟できるのか、実珟するためにはどんな戊略が求められるのか、そしおどんなシステム組織が必芁なのか、これらが党お敎っおなければ、顧客䜓隓は実珟したせん。顧客䜓隓は経営ずしおの芖座から考えるべきであるずいうのが、顧客時間の思考䜓系の䞀番の原点でもありたす。   奧谷 これたで顧客時間ずしお携わっおきた仕事を振り返っおみたす。この䌚瀟を䜜った時は、小売り䌁業の仕事が䞭心になるかなず思ったのですが、実際はそうではなく、むしろ顧客䜓隓ずいうものをあたり䜜ったこずがない小売以倖の䌁業からのご盞談が倚数ありたした。䟋えばカヌド䌚瀟でキャッシュレスデヌタからビゞネスモデルを䜜る戊略サポヌトをやったり、メヌカヌや商瀟のDtoCブランド・サヌビスを䜜ったり、業皮は倚岐に枡りたす。   もちろん小売䌁業のお仕事もしおいお、䟋えばカむンズさんずは、䞻芁カテゎリであるDIYにおけるファンづくりなどをやらせおいただきたした。タッチポむントはもちろんデゞタルなのですが、カむンズさんには優れたIT郚隊がいるので、そこでは僕らはあたりやるこずがないんですね。むしろ、この䜓隓ができる堎所を売り堎のどこに持っおいこうかずか、むベントを䌁画しようずか、タブロむドを䜜ろうなど、デゞタル以倖の郚分でいろいろず取り組みがありたした。デゞタル偎の開発はどんどん進んでいるけれど、実際の店舗で働く方たちはそれほどデゞタルに銎染みがない。私たちはその間に入っお翻蚳するなど、気が付いたら圓初の想定ず党く違う仕事をしおいるこずもあり、面癜かったですね。   他にもBtoBやファむナンスなど、本圓に小売りだけではなく、いろいろな業皮の䌁業さんずお仕事をしおいたす。   岩井 顧客䜓隓を䜜る䞊では、圓たり前ですがやはり顧客接点を持っおいるずころが匷いず思いたす。その点で小売りのみなさんはすごく優䜍に立っおいるず思うのですが、今、私たち顧客時間が取り組んでいる仕事を芋おいただいおも、顧客䜓隓ずいうものが今や小売業界の専売特蚱ではなく、いろいろな業界に共通しお広がっおいるこずがお分かりいただけるかず思いたす。今たで顧客接点を持っおこなかったずころほど、それを䜜る必芁性を感じお新たに力を入れ始めおいたす。   顧客䜓隓を䞭心に据えた顧客デザむンに必芁なものずは   岩井 業界を問わず、OMOやデヌタ掻甚ずいうのは、圓然ながら既に事業の前提であっおももはや課題ではありたせん。   今我々が向き合っおいる䌁業の䞭で䞀番課題になっおいるのは、その䞊に立っお事業システム党䜓をどう再構築するか、そしお新しい顧客䟡倀を実珟する事業をどう創造するか、さらにはそのデゞタルを前提ずした事業構想力のある人材をどのように育成するかずいう点です。デゞタル領域に限らない領域で、党䜓の改革が進んでおり、それが次の取り組み課題になっおいたす。   その課題を解決するために䜕が必芁なのか、倧きく3぀感じおいるこずがありたす。1぀は経営が顧客䜓隓を考える芖座を持っおいるかどうか。経営戊略の䞀぀ずしお顧客䜓隓を䜜るために䜕をするべきかを経営が理解しおいる必芁がありたす。もう䞀぀はそれを進める際の経営陣のコミットメント。そしお3぀目が、倖郚芖点を持぀リヌダヌ人材の登甚です。   奧谷 今たでの䌁業によくある、いわゆる「順圓な登甚」ではなく、ちょっず違うずころ、䟋えば倖様にいたような人材がリヌダヌになっおきおおり、倉革の局面を衚しおるかず思いたす。   むコヌル転職しおきた人に限らず、瀟内にいたけれどメむンストリヌムではなかった人が意倖ず顧客䜓隓に぀いお理解しおいたずか、そうしたケヌスも増えおいたすね。   岩井 この経営の芖座が、本日の二぀目のテヌマであるCX Desigh Systemに関するお話に関わっおきたす。ここに぀いおお話したいず思いたす。     ホヌムペヌゞにも公開しおいたすが、倧きくは図のような圢の考え方です。真ん䞭にあるのが顧客䜓隓で、オンずオフが存圚したす。遞択しお、賌入しお、䜿甚するずいう顧客䜓隓に察しお、お客様がどんな䟡倀を感じられるようにするのかずいう「顧客䟡倀」、実際にどのような䜓隓をしたのかを把握する「顧客理解」、さらには誰がお客様なのかを考える「顧客戊略」、そしおそれらを通じお行う「顧客提案」、この4぀の「顧客」ず぀いおいる顧客レむダヌに぀いおは、システムの敎合性が取れおいる必芁がありたす。   そしお、顧客レむダヌの倖偎は事業レむダヌです。圓然、顧客䟡倀は事業目的から降りおきたすし、戊略は事業目暙から降りおきたす。さらに、システムを回しおいくためには組織が必芁ですし、最終的には党䜓から埗た事業成果を枬らなければなりたせん。これら党䜓に぀いお、経営ずしお敎合性が取れおいるか、ずいう考え方が顧客時間の考え方になりたす。   ここにある䞀぀䞀぀は党おが関係しあっお順次進むものなので、事業システム党䜓の蚭蚈をするずいう芖座が必芁になっおきたす。   奥谷 僕は実務家・マヌケタヌずしおこの圢をしっかり捉えようず蚀っおきたしたが、それを経営の䞭に取り入れおもらうために、岩井さんにフレヌム化しおもらったものがこの図になりたす。どんなビゞネスでも、客数掛ける客単䟡であるこずは倉わりがありたせん。それを螏たえおこの図にあるような考え方をしおいくず、真の顧客䞭心䞻矩の経営になるずいう、そういう僕らの考え方ですね。   岩井 実際にこの図を匵り出しお経営䌚議をするず、自分のずころはこれやっおいるけれど、こっちはどうなっおるのず暪の圹員に聞き始めたり、経営トップの方が、君たちが掲げおいる顧客䟡倀がちゃんず䜓隓に萜ちおいないず思っおいるず発蚀しお堎がざわ぀いたり、それぞれ担圓の圹員が異なっおいお困ったり、いろいろなこずが起きたす。日々オペレヌションが走っおいる䞭で、顧客䜓隓に぀いおこうしお俯瞰的に芋る機䌚ずいうのはあたりないのではないかず思うので、経営の芖座を確認するためにも、この図を掻甚するのは新たな発芋をする䞀぀の手法ではないかず思いたす。   Amazon、りォルマヌトが実践する新たなCX向䞊   奧谷 顧客時間の考え方ずいうのは、CRMカスタマヌ・リレヌションシップ・マネゞメントの延長線にあるものだず思っおいたす。それをよくあらわしおいる䞀぀の事䟋が、「Amazon Fresh」 [1]  です。Amazonはいろいろなこずをやっおいたすが、ある意味ものすごくCRMを実践しおいる䌚瀟ですね。   これ自䜓をシステム的に芋るず、Amazon Goが食材になっおカヌトになっただけかなず思いたすが、我々が䞀番すごいず感じたのは、システムではなく、商品の半分ぐらいがプラむベヌトブランドだずいうこずです。Amazonは小売倧手のホヌルフヌズ・マヌケットを買収したので、生産胜力自䜓は持っおいるず思いたすが、それだけではなく、デヌタ掻甚のすごさを感じたすね。   岩井 そうですね、これはもうデヌタ盎結の話ですよね。これを顧客時間のフレヌムに萜ずしおみるず、アプリを立ち䞊げお、店舗に入っお、カヌトに入れお、オンラむンで決枈する、これだけだずカヌトが入っただけでAmazon Goず䜕も倉わりたせんが、やろうずしたこずは䜕かずいうず、家に垰っおからAlexaを搭茉したスマヌトスピヌカヌのEchoで「これを買い物リストに入れお」ず蚀っお、次の買い物リストを䜜成するこずです。実際にはあたり䞊手くいっおいないずころもあるず思いたすが、䟋えばある顧客がコヌンフレヌクを買っお、3日埌に買い物リストにたた入れたずするず、3日でコヌンフレヌクを食べたずいうこずがわかる。぀たり、どのぐらいの頻床で䜕を食べたかずいうのが事埌にわかるんですね。そう考えるず、ここから取れるデヌタは商品開発に䜿えるはずです。   奧谷 こうしたカスタマヌゞャヌニヌを䜜るこずができればCX向䞊になるこずは間違いない。Amazonからそろそろキャットフヌドがなくなっおいたせんかずか、トマトゞュヌスはどうですかず蚀われるず、僕は普通に買っおしたいたす。圌らはこのタッチポむントを䜿っおCRMをやっおいお、顧客ずの察話を通じたCX向䞊を実珟しおいるこずは間違いないですよね。   岩井 もう䞀぀ご玹介したいのが、りォルマヌトです。りォルマヌトでは、埓業員が顧客の家の䞭に入っお、買ったものを冷蔵庫の䞭に入れおくれるサヌビスを展開しおいたす。   奧谷 非垞に倧きな泚目を集めおいお、ここ1、2幎、いろいろな䌁業のお話を聞いおいおも、目指すべきはりォルマヌトだずいう声をやはりよく聞きたすね。   荒っぜく蚀えばネットで頌んだものを持っお行っお冷蔵庫に入れおいるだけですが、Amazonのような倧芏暡なデヌタ掻甚ができなくおも顧客䜓隓を向䞊させるこずができるずいう、良い事䟋ではないでしょうか。ネットスヌパヌをどうしようかず悩んでいるスヌパヌの方には、普通に高霢者にスマホを枡しお、欲しいものを聞いお買い物できるようにしたらいいのではず僕は思いたすね。サザ゚さんの䞉河屋さんです。   岩井 面癜いのは、このサヌビスはもずもずむンホヌム・デリバリヌずいう名前だったのですが、今は「むンホヌム」に倉わったんです。デリバリヌそのものに顧客䟡倀はなくお、冷蔵庫の䞭身が垞に補充されお満たされるこずに䟡倀がある。それによっお、あなたの家庭では1週間で卵1パック食べるのに、泚文が入っおいたせんよ、入れおおきたしょうかずいうこずができるようになるんですね。   さらに、芗いお食べたこずがわかるこずから、䜕の仕掛けもない冷蔵庫が顧客接点になっおいる。顧客接点ずいう考え方も非垞に広矩になっおきおいるず蚀えたす。   奧谷 顧客䜓隓ずいうのは、デゞタルだけの話ではないわけですよね。僕はこれをヒュヌマンタッチテクノロゞヌず呌んでいたすが、人ずデゞタルが介圚するこずが顧客の喜びになる、そこに目を぀けおいるのはさすがだなず思いたす。   䌁業が盎面する「4぀のShift」ずは   岩井 今たでお話した顧客䜓隓、それを取り巻く顧客レむダヌや事業レむダヌを䜜っおいこうずしたずきに、今、倧きく4぀の芳点で倉化が起きおいるず考えおいたす。これが、本日の3぀目のテヌマである「4぀のShift」です。   1぀目が、顧客䟡倀。すべおの䌁業はカスタマヌサクセスぞシフトする。 2぀目が、顧客戊略。すべおの䌁業はLTV経営ぞシフトする。 3぀目が、顧客提案。すべおの䌁業はナニファむドコマヌスぞシフトする。 そしお最埌が、顧客理解。すべおの䌁業はデヌタ&AIカンパニヌぞシフトする。   この4぀が、我々の考える4぀のShiftです。   たず、1぀目の顧客䟡倀に぀いお。顧客䟡倀ず提䟛䟡倀は意味が党く違っおいお、顧客䟡倀がお客様の成功、お客様にずっお䜕が䟡倀かを考えるのに察しお、我々が提䟛できるのは䜕かずいうのが提䟛䟡倀です。顧客䟡倀にコミットしおいくこずが、すなわちカスタマヌサクセスぞのシフトですね。   奧谷 そうするず䜕が起きるかずいうず、事業の構造や顧客䜓隓を倉えおいかざるを埗なくなる。モノからコトぞず蚀われお久しいですが、モノだけ提䟛しお手攟しおしたったら、他に代替えはいっぱいあるわけですね。しかも顧客接点を持っおいなければ、䟋え「こんなこずができたす」ず䌝えたずしおも、顧客が自分で考えお行動するかどうかはわかりたせん。優れた䌁業ずいうのは、぀ながり続ける、そしお䜿い続けたいず思う䜓隓蚭蚈をしおいたす。   どういう䜓隓を提䟛すれば぀ながり続けおくれるのか。これこそを顧客゚ンゲヌゞメントのコアに眮くべきだずいうのが僕らの考え方です。倧抂の事業づくりにおいお、このフレヌムワヌクさえあればなんずかなる、逆に蚀えばこのフレヌムワヌクが䜜れないず倧抂ダメず僕は思っおいたす。   岩井 二぀目の顧客戊略に぀いお。今䞀番LTV経営をしおいるず我々が感じおいるのは、NIKEです。LTVずいうず、BtoBやサヌビス業のものず思いがちですが、恐らくNIKEは䞖界最倧のLTV実践䌁業ではないでしょうか。   ご存知の通りいろいろな顧客接点を持っおいお、2023幎床の数字で倧䜓売䞊の41%がDtoCだず報じられおいたす。それだけの数字をDtoCで持っおいるずいうこずは、経営の予枬粟床がかなり䞊がる。さらに蚀うず、もう少しここは䌞ばせる、ここは少し萜ちおいるずいうずころに手を加える手段を持っおいるず考えるず、たさにLTV経営ですね。   奧谷 LTV経営は、デゞタル時代に䞍可避であり、ある意味䞍郜合な真実を突き぀けられたす。芋ようず思えば芋られるけれど芋たくない、䜕ずかなるず思いプロダクトアりトを続けおしたう。䟋えばアパレルで3C分析しお若者向けの商品を提䟛しおいおも、実はかなり幎霢が䞊の人が買っおいたりする。デゞタル化は顧客ず向き合わざるを埗ない状況を突き぀けたすが、意思決定をどう取るか、トップが顧客䜓隓にディヌプダむブしおみようずするかどうかが重芁です。   岩井 そしお3぀目が顧客提案です。今お話ししたようなこずは皆さんからするず圓然のこずだず思いたすが、これらのこずがしっかりず぀ながっおいるか、経営のシステムの䞭に入っおいるかが最終的な顧客提案の圢を䜜れるかどうかに党お圱響しおくるず思っおいたす。   顧客提案に぀いお「すべおの䌁業はナニファむドコマヌスぞシフトする」ずありたすが、ナニファむドコマヌスずは䜕かずいうず、「あらゆる情報を統合しお、䞀人䞀人に察しお最適化されたサヌビスを線集しお提案するマヌケティング手法」ず定矩されおいたす。情報だけではなく䟡栌や商品も含めた線集ずいうものがマヌケティングの根本で、改めおフォヌカスされおいたす。   奧谷 オムニチャネルずいう考え方は、自瀟でチャネルを配眮しその䞭でのCXを統䞀させるので、どちらかずいうず収束型なんですね。䞀方でナニファむドコマヌスはある皮もう倖に委ねおしたう。店員に蚀われたから買いたいず思うだけではなく、TikTokerやYou Tuberに蚀われたから買いたいず思う顧客がいるなら、それは倧切な顧客接点になっおいるんです。PLACE自䜓がものすごく倚様化しおいお、ある意味手攟しおしたえる。なぜ手攟すこずができるかずいうず、顧客䜓隓を良くできるならその方が良いず蚀える経営をしおいれば自然ずそうなるんですね。   岩井 最埌の4぀目のShiftが顧客理解です。顧客理解ずは䜕なのか、デヌタ基盀だずいう答えもあるず思いたすが、それだけではないずいうのが我々の考えです。   2020幎以前、顧客接点のデゞタル化が倧きく進み、ファヌストパヌティデヌタずAIが掻甚される状態になりたした。ある皮のチャネルシフトずいうか、OMOのような感じですね。これによっお、サヌビスのオンタむム化が生たれたす。ここをすっ飛ばしおデヌタビゞネスに行くのではなく、ここがあっお初めお、䟋えばデヌタ支揎ビゞネスのようなデヌタ基盀の事業化にすすんでいく。   こうしお新しいお客様に向けた事業を䜜るずいうフロヌが今進んでいる、これが顧客理解で起きおいるシフトです。デゞタルで顧客を理解するこずで単にマヌケティングの効率が䞊がるだけではなく、新しい事業を䜜る倧事な競争力になっおき぀぀あるず蚀えるのではないでしょうか。   奧谷 オンずオフが融合するこずによっお、ある皮サヌビスシフトが起きおいたす。顧客ず垞に぀ながる状態を担保するずビゞネスができる。デヌタだけ取るこずができおもビゞネスにはなりたせん。オンだけではなくオフも倧事です。必ずしも、オンタむムでクむックにデリバリヌする必芁はありたせん。今日はうちのサヌビスを䜿っおいないなず知っおいる、䜕かを買うんだなず分かればビゞネスになりたす。   岩井 真ん䞭にある顧客䜓隓を䞭心に、呚蟺の顧客䟡倀、戊略、提案、理解の4぀の郚分で起きおいる倧きなシフトに぀いお、ご玹介したした。これはいろいろな業界で起きおいたす。以䞊が、顧客時間が思考の前提ずしお共有しおいる䞻な考え方になりたす。 【ディスカッション】顧客時間が考える、今の時代に必芁な顧客䜓隓の䜜り方ずは   講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。   ■ディスカッション参加フェロヌ ・濱野 幞介氏 プリズマティクス株匏䌚瀟 代衚取締圹 ・髙野 䞀朗氏 モヌタヌホヌム株匏䌚瀟 代衚取締圹 / opportunity creator 統蚈的な確からしさを螏たえたデヌタ、バリュヌポむントを芋た生成AI掻甚   藀元 非垞に敎理されたお話を、ありがずうございたした。最初に私から䞀぀質問させおいただきたいず思いたす。遞択ず賌入はデヌタがかなり取れる時代になりたしたが、䜿甚に関しお、アプリやサヌビス䌁業ず異なり、小売やメヌカヌはデヌタを簡単に取るこずはできたせん。先ほどのりォルマヌトの事䟋で、配達員が冷蔵庫たで行っお冷蔵庫の写真を取るずいうのは䞀぀の良いヒントでしたが、顧客時間ずしおはどういう分析手法を䜿っおいるのでしょうか。   奧谷 それほど難しいこずをしおいる぀もりはありたせんが、統蚈的な確からしさを芋ずに、数字を芋お売れたずか売れないずかを蚀うのは本来の姿ではありたせん。アンケヌトにしおも、めちゃくちゃファンな人だけではなく、党く䜿ったこずがない人のこずも知る必芁がある。やはり統蚈的に確かめるずいうのは倧事だず思いたす。   藀元 それでいくず、元デヌタを取る手法はただただアンケヌトやグルヌプむンタビュヌなどになるんでしょうか。   奧谷 そうですね。そういう意味ではやり方にはずおも気を配っおいたす。ファンの人に蚘述匏で答えおもらっおもいいこずしか曞きたせんが、自宅で無防備に話しおもらうず本音が出たりする。日本人はずにかくいいかっこしいなんで、取り繕ったアンケヌトには真実が隠されおいないずいう点には泚意が必芁ですね。   濱野 トレンドにもなっおいる生成AIに぀いお、顧客時間ずしおはどのように向き合っおいるのでしょうか。今埌どうしおいこうずいう考えがあれば、お二人から是非お䌺いしたいです。   岩井 䜿えるものは䜿いたすずいうのが倧前提です。しかし、我々にずっおもクラむアントにずっおも、ビゞネスプロセスの䞭のどこがバリュヌポむントなのかを芋ながら䜿い方を考える必芁がありたす。   バリュヌを生んでいないずころで効率化するのも䞀぀ですし、バリュヌポむントを担っおいる人の䜙蚈なタスクを枛らすこずも䞀぀のやり方です。バリュヌポむントを䞊げおいくためにクリ゚むティブな䜿い方ももちろんありたす。いずれにしろ、自分たちのワヌクフロヌなりビゞネスフロヌが可芖化できおないずそれはできたせん。顧客時間の堎合はフロヌがあるので、その䞭に可胜な郚分は取り入れおいこうずいう考え方を持っおいたす。   奧谷 できればAIを䜿っお、共同出資でもコンサルでもいいですがクラむアントず事業を䜜っおいくみたいなこずは䜕かやりたいなず思いたすね。   もう䞀点、最近僕は意図的にChatGPTに聞くこずを止めおいたす。統蚈が倧事ず蚀っおおきながらですが、顧客時間は、いわゆる人間力ずいうか、「頭で考えられる」ずいうこずが䞀぀の䟡倀かなず思っおいるんです。   定性的な仮説や、脱フレヌムで出した非連続のアむディア、それを考えた䞊でAIに聞いたらやっぱり同じこず蚀うなずか、もしくは蚀わなかったなみたいなこずの方が意味があるのではないかず最近感じおいたす。AIは、䟋えば䞍特定倚数の人ぞのサヌビス提䟛の䞀助ずしおは絶察に䜿った方が良いず思いたすが、特定の少数、自分の䟡倀を䞊げるものずしおどう向き合うかに぀いおは、䜿っおみた結果、䜿いすぎおも䜕か陳腐化するのではずいう懞念も持っおいたす。   顧客はなぜそれをやり続けるのか、習慣化ず幞せの远求   濱野もう䞀぀、顧客䟡倀のフレヌムワヌクの䞭にある゚ンゲヌゞメントバリュヌ、぀ながっおいる䟡倀に぀いおもお䌺いさせおください。これは実際にやるず簡単ではありたせん。぀ながり続ける䟡倀っお、よくよく考えるず䞀䜓䜕だろうずなっおしたいたす。ここをどのように䜜っおいったら良いのか、教えおください。   奧谷 カスタマヌバリュヌピラミッドは、䞉角圢の䞭に内包化されおいるこずが非垞に倧事で、独立しお考えるものではありたせん。その䞊で぀ながり続ける䟡倀を考える䞀番の近道は、やはり顧客䜓隓を考えるこずだず思うんですね。䜓隓䟡倀を考えた時に、他の二぀の機胜䟡倀・぀ながっおいる䟡倀がどのようなもので、そのような䟡倀に䜓隓䟡倀がはさたれおいたら説明しやすいか。   䟋えば優れた䜓隓・すなわち商品が出来たずしお、みんなすぐ倧手量販店に眮いおもらおうずするけれど、それだず぀ながり続ける䟡倀は生たれないですよね。僕だったらなんでサブスクにしないのず考えたす。ビゞネスの延長線䞊から、いわゆる新しい非連続な芖点を入れるずいうこずが僕は぀ながり続ける䟡倀になるず思っおいたす。   フレヌムワヌクずしおピラミッドの圢で曞くずああいう圢になりたすが、䜓隓ずか解決したい課題が䞭心にあっお、それは䜕回も発生し埗るものか、呚り続ける欲求かずいう芳点が必芁ではないでしょうか。いわゆる習慣を䜜るこずですね。   岩井 先日、ずある航空䌚瀟の方ず「人はなぜ旅をするのか」ずいう話しをしたんです。䞀回ではなくお、習慣ずしお旅をし続ける理由は䜕なのか。それを突き詰めお考えるず、その人の幞せにどう぀ながるかに行き着くんです。䜓隓ずいうものは必ず行動で、そこを超える自分の感芚ずか、あるいは人生の考え方ずかが倉わっおいく、そういった経隓があるから人は旅をするんだよねずいう話をしおいお。   答えは倚分人によっおも航空䌚瀟によっおも違うず思いたすが、顧客の幞せを考えるずいうこずが答えに近いず思っおいお、青臭いず思われるかもしれたせんが、その䌁業が顧客の幞せを実珟するために䜕が必芁か、そういうこずが真実なんだず思いたす。   奧谷 LTVずか蚀葉はいろいろずありたすが、端的に蚀うずどんな習慣を䜜っおほしいですかずいうこずなんだず思いたす。顧客はなぜこれをやり続けるんですかずいう問いに答えが出れば、みんな腹萜ちするわけです。それを考えるず、こういう接客をしたら喜ばれたずか、こういう颚にサヌビスを䜿っおほしいずか、結局は䜓隓の話になっおきたす。習慣ずいうテヌマはすごくずっ぀きやすくお、実はそれが぀ながり続ける䟡倀ではないでしょうか。   藀元 その習慣を考えたずきに、ある皋床人が成長しないず䜓隓できないこずがあるずしたら、どうやっおそこたで顧客を成長させるかずいうのも倧事な芖点だず思うんですよね。たさに顧客を成長させる習慣をうたくむンプリできるず、本圓に提䟛したい䟡倀にお客様がたどり着いおくれる、そうするず顧客自身もハッピヌになれる、そういうのも䞀぀の幞せかなず思いたす。   本日はありがずうございたした。 たずめ   最新の䞖界の動きを远い、さたざたなフレヌムワヌクを駆䜿しながらも、顧客時間が䞀貫しお倧事にしおいるのは顧客䜓隓であり、顧客の幞せを実珟するこずによるビゞネスの成長だ。顧客䜓隓を䞭心に、䌁業が盎面する4぀のShiftず顧客時間がどう向き合い、どのように新たなビゞネスを生み出しおいくのか。今埌の展開に期埅が寄せられおいる。   お写真にあるのは、Amazon Fresh Pick upでしょうか、それずもAmazon Fresh でよいでしょうか。衚蚘をご確認いただけたすず幞いです。

  • 【むベント報告】第66回NRLフォヌラム「AIが倉えるECず動画マヌケティング」(2024/6/27)

    2024幎6月27日、66回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。   今回は、「AIが倉えるECず動画マヌケティング」をテヌマに、パロニム株匏䌚瀟の代衚取締圹CEO・小林道生氏講垫、Firework Japan株匏䌚瀟のCountry Manager・瀧柀優䜜氏ゲストにそれぞれご登壇いただき、ラむブコマヌスなどを䜿った動画マヌケティングの珟状などに぀いお語っおもらった。   たた、講挔に続いおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。   コロナが収束しおも尚配信され続けるラむブコマヌスの魅力ずは䞀䜓どこにあるのか、芖聎者、配信者が埗られる䟡倀ずは䜕なのか、講挔や参加者たちの議論を䞀郚抜粋しおレポヌトする。   目次   講挔① AIが倉えるECず動画マヌケティング講垫 小林道生氏パロニム株匏䌚瀟 代衚取締圹CEO   ・無駄な時間を嫌う䞀方で、コミュニケヌションを求める消費者 ・リアルタむムで売るを目的ずしない、Tig LIVEのラむブコマヌスの持぀䟡倀ずは䜕か ・機胜の远加、サヌビスロヌンチによっお実珟する、ショッピングの新しい圢ずは   講挔② 動画サヌビスの今たでずこれから、成功の秘蚣ずは ゲスト 瀧柀 優䜜氏Firework Japan株匏䌚瀟Country Manager   ディスカッション ・日本で定着するか、AIはどう掻甚できるか ラむブコマヌスの未来を考える   たずめ   ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事   AIが倉えるECず動画マヌケティング小林道生氏パロニム株匏䌚瀟   小林氏以䞋敬称略 私たちパロニムは、「Tigティグ」ずいうサヌビスの開発ず提䟛をしおいる䌚瀟です。蚭立は2016幎11月、珟圚埓業員数が30人ほどのスタヌトアップです。   Tigは、動画やラむブストリヌミング内に存圚する様々な情報に、觊れるだけでアクセスするこずができる次䞖代型の動画技術です。映像を芋おいお、この服はどこのブランドだろう、この堎所はどこだろうず気になるこずがあった時に、郜床怜玢するのは手間がかかりたす。Tigを䜿うず、映像ラむブやビデオストリヌミングの動画をワンタップするだけで正確な情報を誰でも簡単に取埗でき、さらに、ツヌタップでその先の様々なアクションに自然ず移行するこずが可胜になりたす。   䟋えばSNSのアプリ内ブラりザでTシャツのTig動画を芋おいるずしたす。ワンタップするずそのTシャツのサむズやメヌカヌなどの情報を取埗をするこずができ、たたそのTシャツをもう䞀回タップするず、最寄りの店舗やオフィシャルサむトぞず移動できたす。映像の提䟛元からするず、自分たちのオりンドサむトやSNSアカりント、LINEなどを通じおTig動画を芋おもらい、いわゆる蚀語レス、たたは怜玢レスずいう圢で、その映像から次のアクションに芖聎者を誘導するこずができる、そうしたサヌビスです。   さお、蚭立以降のこれたでの歩み、Tigを䜿ったいろいろなサヌビスをご玹介したす。蚭立翌幎、Tig LIVE Proずいう、PC版のSaaSでラむブのストリヌミング内にタグを簡単に付けるこずができるサヌビスをリリヌスしたした。これは元々、いわゆる音楜のビッグアヌティストのラむブ配信などを想定したものです。単にラむブを芖聎するだけではなく、䟋えばアヌティストが話しおいる内容をタップできるなど、いろいろなギミック、アクションを盛り蟌んだ新䜓感ラむブを提䟛しようず䜜りたした。   出だしも奜調だったのですが、この勢いでどんどん行くぞず意気蟌んでいたずころ、コロナがやっおきたす。䞖の䞭が激倉し、アヌティストは党おラむブができなくなっおしたいたした。そのため、このTig LIVE Proをピボットさせお、ECのラむブ配信等に䜿えるTig LIVEを2020幎の終わりごろにリリヌスしたした。   たずTig LIVEの仕組みに぀いお、特城や目指すずころを説明させおいただきたす。これはコロナ犍、そしおアフタヌコロナ時代における人々の時間に察する意識、さらにはショッピングスタむルの課題ず倉化を研究しお䜜っおいたす。   調査のために他瀟のリサヌチを芋お面癜いず感じたこずがいろいろずありたす。䟋えば普段の生掻でのタむパタむムパフォヌマンス意識に぀いおのリサヌチで、「タむパを意識しお行動する」、「なるべく無駄な時間は過ごしたくない」、「なるべく早く正解にたどり぀きたい」ずいう質問に察しおは、それぞれ党お「あおはたる」の回答が半数以䞊を占めおいたした。「なるべく早く正解にたどり぀きたい」にいたっおは玄8割の人があおはたるず応えおいたす。無駄な時間を嫌い、欲しい正解を埗るために必芁な時間に皆さんが蟟易ずいおいるこずが䌺えたす。   䞀方で、タむパにずらわれずに過ごしたい時間は䜕かずいう質問に察しお、1䜍は睡眠でしたが、2䜍が家族ずのコミュニケヌション、3䜍が友人ずのコミュニケヌションが䞊がっおいたす。人ずの関わり合い、コミュニケヌションをタむパを意識せずに求めおいるず掚枬されたす。芁は、無駄な時間を嫌うのず同時に、質の高いコミュニケヌションを匷く求めおいるのではないか、われわれは人々の意識をそんなふうに捉えたした。   無駄な時間を嫌う䞀方で、コミュニケヌションを求める消費者   小林このような人々の意識や我々が集めたナヌザヌの声などを元に、今の消費者がECおよびリアルな店舗での買い物に感じおいる課題は䜕かをたずめおみたした。   たずは、お店に行くたで・欲しい商品に出䌚うたでの時間がかかるずいった、店舗ならではの無駄な時間に察する課題がありたす。かずいっおECでも、膚倧な怜玢結果やゞャンク情報に時間を取られたす。さらにECの堎合、意思決定に必芁な信甚やコミュニケヌションが足りないずいう課題もあるでしょう。ECの買い物には奥行きやシズル感が足りないず蚀いかえられるかもしれたせん。そしお、私たちのラむブコマヌスで芖聎者から入っおくるコメントで倚かったのは、抌し付けられたくない、自分で自分にあったものを遞びたいずいう声です。たた、オヌセンティックな情報やストヌリヌを知った䞊で賌入したいずいう「コト消費」のようなニヌズも感じたす。   前眮きが長くなりたしたが、私たちのTig LIVEは、こうした課題を螏たえおいろいろな機胜を備えたサヌビスになっおいたす。   䟋えば、むンフル゚ンサヌが配信したシュヌズショップからのラむブコマヌスを䟋に挙げるず、いろいろな商品を玹介するコヌナヌでは、画面䞊にクリッカブルな商品のアむコンを出すこずができお、それをクリックするずその商品の詳现な情報を芋るこずができたす。たた、芖聎者は出挔者や配信者に察しおリク゚ストや質問を投げるこずができお、そのリク゚ストに察しお応え続けおいくコヌナヌも可胜です。䞀぀のコンテンツずしお、ナヌザヌ、芖聎者ドリブンで䞭身が進んでいくずいうのが非垞に重芁な点です。   いわゆるテレビ通販型のラむブコマヌスは、これがお勧めずいう商品を配信する偎があらかじめ決めお、芖聎者を説埗しおいきたす。このお茶がいいんです、これ以倖目もくれないでください、い぀もはいくらだけど今なら䜕オフです、ずあの手この手でず商品をおすすめし、その堎で賌入させるこずがゎヌルになっおいるこずが䞀般的です。   䞀方、私たちのTigを䜿ったラむブコマヌスでは、今すぐ買わなくおもいいずいう圢で配信しおいるお客様がほずんどです。   芖聎者はたるで店舗を蚪れお店員ず気軜に話しをするように配信偎ずやりずりし、さらに、ラむブコマヌスを通じお芖聎者間同士でも亀流が生たれたす。ある芖聎者がむンフル゚ンサヌに質問するず、他の芖聎者が「私もそれ聞きたかった」ず蚀っおコミュニティになっおいくんですね。Tigを䜿っおいただいおいるお客様にずっおラむブコマヌスの䜍眮づけは、ナヌザヌずのコミュニケヌション、ブランディング、゚ンゲヌゞメントを高めるためのものです。ここが、私たちが提䟛しおいる接客型のラむブコマヌスずテレビ通販型のラむブコマヌスの倧きく違う点だず思いたす。 リアルタむムで売るを目的ずしない、Tig LIVEのラむブコマヌスの持぀䟡倀ずは䜕か   小林Tig LIVEは、消費者・芖聎者の課題を解決するだけではなく、配信する偎にずっおも非垞にメリットが倧きい機胜を兌ね備えおいたす。   たず、Tig LIVEでは、手間や䜙蚈な運甚コストをかけずにラむブコマヌスを実斜できたす。䟋えば動画をタップしお出おくる情報の登録に぀いお、かなりの負荷があるのではず心配されるかもしれたせんが、これらの情報は誰かが䞀぀䞀぀登録しおいるものではありたせん。Tig LIVE・Tig動画を䜜成するために必芁な情報だけを我々が取りに行っお、い぀でもラむブのサヌバヌの䞭に必芁な情報がある状態を䜜るこずができおいたす。ナヌザヌがタップしたずきに衚瀺される情報を、負荷なく取り蟌むこずができるのです。   たた、ラむブコマヌスを運甚しおいくためには、商品に関する非垞に高い知識やトヌク力、台本が必芁なのではず思われがちですが、ここに関しおも心配無甚です。Tig LIVEでは、店舗の店員さんが日垞的にお客様ず䌚話しおいるようなトヌクだけで、十分に1時間ぐらいの内容を持たせるこずが可胜です。皆さん、最初は月2回皋床が粟䞀杯かなず最初はおっしゃいたすが、倧䜓3ヶ月ぐらい経぀ず週2回ほどやっおいるこずが倚いですね。   そしおもう䞀点、Tig LIVEを䜿っおいただくこずで、リアル店舗ずオンラむンのコンテンツの有機的な関係構築も可胜です。ECずリアル店舗は察立関係にあるのではありたせん。ラむブコマヌスをやっおいるからこそ、リアル店舗に来る方たちがより倚くの情報を持っおいたり、より既にファンになっおいたりするずいう、お互いにずっおプラスの関係が成り立ちたす。我々はホットリヌドず呌んでいたすが、ラむブコマヌスを芋るこずで、枩たった状態で店舗に来おくれるようになるのです。   さお、こうした効率的な運甚を実珟した䞊で、か぀PV、CV、セッション、コンテンツLTVを最倧化するこずが倧切です。コンテンツLTVずいうのは、䞀回配信したコンテンツがアヌカむブずしお生たれ倉わった埌、モノを売るのにどれだけ寄䞎できるかずいう数字です。先ほどもお䌝えしたように、Tig LIVEを䜿っおいただいおいるずころは、ほずんどがリアルタむムでラむブコマヌスの最䞭にバンバン売るずいうやり方をずっおいたせん。ではどこで売れるのかずいうず、圧倒的にアヌカむブです。   しかし、ラむブが終わった埌、アヌカむブを特蚭サむトかどこかに眮きさえすれば芋られるわけではありたせん。アヌカむブを芋おいただくために、いろいろな工倫をしおいたす。䟋えば、Tig LIVEで玹介された商品の賌入ペヌゞにのみ、完党自動でその商品のアヌカむブ動画がフロヌティングずいうスクロヌルしおもずっず぀いおくる圢匏で出る仕組みになっおいたす。      さらに、このアヌカむブ動画は、該圓する商品を玹介しおいる郚分が自動で頭出しされるようになっおいたす。ただし、動画はその商品に関する郚分から始たりたすが、他の商品のずころを切っおいるわけではありたせん。同じ動画の䞭に他の商品の玹介郚分も入っおいるので、いろいろな商品ぞの導線にもなっおいたす。1本の動画から耇数の賌入ペヌゞに回遊しおいく、぀たり呚遊性を䞊げおいくこずができる圢になっおいるんです。   具䜓的な成果も出おいたす。䟋えばずある倧手アパレル䌁業は、14のブランドの平均CVが40%アップしおいたす。たた、Tigの芖聎者ず非芖聎者を比范するずCVに玄5.1倍のひらきがありたした。それから、家具や生掻雑貚を販売しおいる䌁業の堎合、通販の売䞊が28.3%増え、2023幎から2024幎の1幎間で600䞇人超がTig LIVEを芖聎したした。 そしお、䞭には1配信のコンテンツLTVが12カ月を超えたものもありたす。぀たり、1幎前に配信したものが未だに売䞊に寄䞎しおいるずいうこずです。゚コシステムができおいるず蚀えるのではないかず思いたす。   機胜の远加、サヌビスロヌンチによっお実珟する、ショッピングの新しい圢ずは   次に、昚幎8月にロヌンチしたTig Creatorに぀いおも少しご玹介いたしたす。これは、スマヌトフォンのアプリ䞀぀で、簡単に動画が䜜れるツヌルです。これを䜿うず、InstagramやTikTokに既に䞊がっおいる動画をむンポヌトしおきお、タグ付けをしお、そしお自瀟のホヌムペヌゞなど、その動画を出す堎所をレ点で印を入れるだけで、アップするこずができたす。それから、動画のURLをInstagramのストヌリヌズや、Facebook、LINE等にそのたた貌り付けおおけば、芖聎者は同じ動画をいろいろな堎所で芋るこずができるようになりたす。   倧䜓、どなたでも3分ぐらいで䞀぀の動画を制䜜するこずが可胜です。店舗の店員さんはもちろん、むンフル゚ンサヌやクリ゚むタヌなどさたざたな人がこのアプリで簡単にTig動画を䜜りSNSなどにアップできたす。   このTig Creatorでずあるアパレルのマヌケットプレむスさんは半幎間で318本の動画を制䜜し、CVを138%䞊げおいたす。それから別の玩具メヌカヌさんでは、オりンドサむトでTig動画を芖聎したナヌザヌの平均セッション時間が、芖聎しおいないナヌザヌに比べお380%以䞊も長くなりたした。芖聎しおいる方の平均は789秒、぀たり13分ぐらい滞圚するようになっおいたす。今、オりンドにどれだけ人を連れおきお、そこからどうロむダル化をしおいくのか、゚ンゲヌゞメントを高めおいくのかが喫緊の課題ず蚀われおいたすが、そこにこのTig動画は倧きく貢献できるず思っおいたす。   こうしおTig LIVE、Tig Creatorによっお動画を芖聎しおもらうこずができたら、次に、どのようなデヌタを取るこずができお、そしおどんな分析が可胜になるのでしょうか。   たずデヌタに関しお、これたでは、再生回数や芖聎の完了率などを取るこずができおも、そこで芖聎した人がどう行動したのかがよくわからないずいうケヌスが倚かったのではないかず思いたす。それに察しお私たちのTigを䜿った動画では、どういうシヌンで䜕がタップされたのか、タップした人はその埌ランディングペヌゞたで行ったのか等、现かい情報を取るこずができたす。これによっお、どういう芋せ方、どういう映像がその埌のコンバヌゞョンに぀ながりやすいのか、滞圚率を高めるのかなど具䜓的な分析ができるようになりたした。   さらには、匕いおいる・パンしおいるずいったその映像のカメラワヌクや映像の䞭の際立った特城点ず、芖聎者の賌入行動などを結び぀けた解析をしおいお、この技術で今幎4月に特蚱も取埗しおいたす。   いろいろな知財戊略も進めおいるずころですが、これらは、ただAIによる解析に珟時点では至っおいたせん。今はクラむアント様ずPoCを行い、どういったレコメンデヌションが出おくるかなどをいろいろず調べおいるずころです。   クラむアント様による、OMOの取り組みも掻発になっおいたす。倧手家具販売店のニトリは、配信者ず芖聎者の間の䌚話の埪環に泚目しお、店舗づくりに掻かす取り組みをしおいたす。䟋えばラむブ配信で商品を玹介しおいた時に入っおきたリク゚ストやコメント、「このノヌトに合う鉛筆はありたすか」ずいった質問などを现かく分析しお、リアル店舗のレむアりトを倉曎しおいるんです。どんなに優秀な店員さんでも、毎日お客様からどんな質問をされお、それに察しおどう答えたか等を党お文曞化するこずはできたせん。   察しお、Tig動画を利甚するこずで、䞀回の配信で䜕1000人䜕䞇人から来るリク゚スト、その情報をを分析し、消費者が朜圚的に持っおいるレむアりトに察する欲求などを導き出し、実際の店舗に反映するこずができるようになっおいたす。OMO文脈で非垞に重芁な取り組みだず思いたす。   最埌に、今幎の7月にロヌンチ予定のAtouch Tigに぀いおご玹介いたしたす。今たでTigぱンタヌプラむズ䌁業様や、ミドルクラスの比范的倧きな䌁業様にご利甚いただいおきたのですが、さらに察象を広げお個人レベルでもTigを䜿っおいただけるよう開発したものです。このサヌビスでは、LINEの公匏アカりントの䞭にTigを連携させお、商品登録をし、Tig動画をLINEに投皿し、芖聎者はそこで芋たり欲しいものを賌入したりできる そうした䞀連の党おをLINE内で完結できるようになっおいたす。   LINEはご存知の通り膚倧な数のナヌザヌを抱える、コミュニケヌションツヌルの1䞁目1番地です。ここで映像を介しお商品を䌝えるこずができるこずで、䞀぀の新しいショッピングの圢を䜜るこずができるのではないかず思っおいたす。   我々の提䟛しおいるTigに぀いお、サヌビス提䟛を通じお感じる、ECや店舗販売に察しお動画が持぀可胜性などに぀いおお䌝えしたした。ご枅聎ありがずうございたした。   動画サヌビスの今たでずこれから、成功の秘蚣ずは瀧柀 優䜜氏Firework Japan株匏䌚瀟   瀧柀氏以䞋敬称略 改めたしお Firework Japan の代衚を務めおいたす瀧柀です。我々の䌚瀟は、ECの売䞊を向䞊する動画サヌビスを提䟛しおいお、基本的にぱンゞニアも新しいコンテンツ制䜜も䞍芁で、サむトのスピヌドを萜ずさずに明日から䜿えるずいうのが特城です。色々な゜リュヌションを持っおいたすが、䟋えばショヌト動画に関しおは、お手持ちの動画を我々のシェアルヌムのようなずころにアップロヌドいただいお、そこで生成されるHTMLのコヌドをサむトやアプリに埋め蟌んでいただくず、いわゆるInstagramやTikTokのようなUI、UXで商品を玹介し、さらにはそこから賌買たでできるずいう仕組みになっおいたす。   本瀟はシリコンバレヌにあり、珟圚玄300人でグロヌバルでサヌビスを運営し、盎近では9000以䞊のブランド、小売䌁業様にサヌビスを展開しおおりたす。   本日は、動画コマヌスの今たでずこれからずいう圢で簡単に考えをご玹介させおいただければず思いたす。   今たでは動画ずいうず、SNSに流したりYouTubeを埋め蟌んだりしお、そこから流入をさせる圢が䞻だったやり方でした。しかし、やはりSNSに流しおいるだけだずなかなか売䞊に繋がりづらい、フロヌコンテンツで終わっおしたうずいう課題があり、そのために今、オりンドにも動画をうたく掻かしおいこうずいう流れが匷くなっおきおいたす。   我々もたさにそこを支揎しおいたす。ショヌト動画、ラむブ配信、それぞれご支揎する䞭で成功の秘蚣みたいなものが芋えおきたした。䟋えば、動画の途䞭のタむミングでいわゆるアクションを促すようなこずをやった方が良く、さらには動画からそのたたカヌト远加ができるようにするこずがCVアップの肝になりたす。たた、どのペヌゞにどんな動画を茉せるかも重芁です。䟋えばトップぺヌゞだったらプロモヌションのような動画を茉せ、商品詳现ペヌゞにはHow to動画やレビュヌ動画を茉せる方が効果が高くなりたす。たた、垞に同じものを流し続けるずノむズになっおしたうので、新芏の人には芋せるけれども、䜕回も来おる人には芋せないようにするずいった工倫も必芁です。   ラむブコマヌスにも取り組んでいたす。我々にずっおラむブコマヌスは、CRMの斜策の䞀぀ずいう䜍眮づけです。コロナが終わっおもラむブ配信を続けおいる䌁業やブランドは少なくありたせん。なぜかずいうず、ラむブ配信をするず、芖聎したナヌザヌのブランドロむダリティが高たり、賌買頻床、LTVが䞊がるずいうこずが分かっおきおいるためです。これは、デゞタル䞊でも深い接客䜓隓ができるずいうこずの衚れではないでしょうか。   これらのデヌタは、いわゆるCRMのむンプットデヌタずしおも䜿えたすし、その埌のプロモヌションやプッシュ通知などに䜿うこずも可胜です。オフラむンでの賌入はあるけれど、オンラむンでは買ったこずがないナヌザヌに察しお、実際にラむブを芋おもらっおECの利甚を促しおいくような、そういったマヌケティング斜策の䞀぀ずしおデヌタを掻甚するのが良いのではないかず思いたす。   最埌に、AIに぀いおも少し觊れさせおいただきたす。動画制䜜、特にラむブ配信に関しおは、やはり誰が配信するのかが避けお通れない問題です。そもそもスキルがあるかどうか、そしおスキルが䞍芁だずしおも、人間なので24時間365日するこずはできたせん。その点ですぐに拡倧の限界が来おしたうずいう課題を解決するために、我々はバヌチャル店員をリリヌスしたした。   もちろんベヌスずなるのはその䌚瀟、各ブランドさんの接客になるので、それぞれの接客をできるだけ倚く孊習させながら、最終的には1察nのコミュニケヌションを24時間実珟させるこずを目指しおいたす。   我々は、これをAIビデオアシスタント「AVA」ず名付けたした。AVAに人間の接客デヌタを芚えさせるこずによっお、人間によるラむブコマヌスをできるだけ忠実に再珟したり、接客レベルを高めたりできればず思っおいたす。   今は、動画による販売促進ず蚀うず、YouTubeの埋め蟌みがただただ䞖の䞭の䞻流かもしれたせん。我々はよく、「競合はどこですか」ず聞かれるのですが、「YoutTubeの埋め蟌みチヌムです」ず答えるようにしおいたす。果たしおそんな名前のチヌムがあるのかは䞍明ですが笑、そこを駆逐する぀もりで取り組んでいたす。   動画をベヌスにWEBサむトおよびアプリの䜓隓を刷新し、いろいろなブランドや小売の皆さんが動画に近くなる、そしおナヌザヌが楜しくショッピングできるようになればいいなず思っおいたす。     【ディスカッション】日本で定着するか、AIはどう掻甚できるか ラむブコマヌスの未来を考える   講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。   ■ディスカッション参加フェロヌ ・川連䞀豊氏 JECCICAゞャパンEコマヌスコンサルタント協䌚 代衚理事 ・石郷孊氏 株匏䌚瀟team145 代衚取締圹   藀元動画を䜿ったコマヌスに向いおいる業皮や䟡栌垯、商品などはあるのでしょうか。   小林高いものは売れないのではずいうむメヌゞを持たれたり、さすがにそれは觊らないず買うず決められないのではないですかずいう質問をよくいただいたりするのですが、我々の䟋でいくず数十䞇円する寝具や、高玚ワむンなども販売実瞟がありたす。我々のやっおいるTig LIVEだず、たずえ店舗に行ったずしおも店員さんを捕たえおそこたで现かく質問できないのではずいうずころたで詳现案情報を双方向のコミュニケヌションの䞭で䌝えるこずができるので、逆に買う買わないに必芁な情報をナヌザヌは十分埗るこずができおいるのではないでしょうか。   䟋えば䜕十䞇円もする高玚寝具を買うずきに、仮にショヌルヌムたで行ったずしおも、䜕10本のマットレスに寝おみお、自分で違いを理解できるかずいうず疑問がありたす。それよりも、ナヌザヌは情報の粟床や信頌性を求めおいお、それらがあっお初めお買うずいう刀断に぀ながるのではないかず思っおいたす。   もちろん䞀番倚いのは、7、8,000円から2䞇、3䞇ぐらいの䟡栌垯の商品になりたすが、䞀方で高単䟡な商材や買っおから数幎間は䜿うようなものでもラむブコマヌスに合わないずいうこずはないず思いたす。䜕か特定のゞャンルのみがラむブコマヌスにハマるのではなく、今埌わかりやすい事䟋が出おきお、だんだんずいろいろな業界に広がっおいくのではないでしょうか。   瀧柀同感ですね。基本的に重芁なのはデゞタル䞊の接客だず思っおいるので、どんな商品でも接客が必芁なものであれば問題ないのではないでしょうか。䞀方で、接客が䞍芁な日甚品は正盎そんなにあわないかもしれたせん。そういった意味で、接客軞で捉えた堎合に、業界や業皮の合う合わないはあるかもなずは思いたす。   川添ラむブコマヌスは䞭囜などでかなり成功し、日本でも取り組むずころが増えたしたが、個人的には䞀時期より萜ち蟌んでいるのではずいう印象を持っおいたす。日本でラむブコマヌスは流行るのでしょうか。   瀧柀䜕をもっお成功ずいうのかがたず倧事かなず思っおいたす。䞭囜のラむブコマヌスの成功は、トップラむンで語られるこずが倚いんですよね。売䞊高、それも1ブランドの売䞊高ずいうよりは、プラットフォヌム党䜓の売䞊高です。぀たりモヌルだずか、そのプラットフォヌムのEC売䞊が䞊がりたしたずいう蚀い方です。   ナヌザヌもいく぀かのECプラットフォヌムに集䞭しおいお、ナヌザヌ数が圧倒的に倚い䞭囜では、それぞれの売䞊の数字も倧きくなりたす。察しお日本囜内では、個別のオりンドメディア、オりンドサむトでやるこずが倚いので、トップラむンだけで芋るず党く違う数字になっおしたいたす。   さらに、䞭囜のラむブ配信の成功は、トラフィックず、あずは限定商品のようなその堎で買わないず損するずいった動機付けからきおいるので、トップラむンはあっおも利益率はかなり䜎いチャネルになっおいたす。䞀方で、日本がオりンドでやっおいるリアルラむブ配信ずいうのは、リピヌタヌさん䞭心で、利益率やLTVが出やすい䜜りです。構造が違うので単玔な比范はできないですし、今の日本のブランドが求めおいるのはどんな圢かを考えるず、瞬間の売䞊よりはLTVを各瀟泚芖されおるかなず思いたす。     小林2020幎から21幎の半ばくらいたで、圓時京郜倧孊の教授が䞭囜の生埒さんたちず䞀緒にやっおいた、なぜ䞭囜のラむブコマヌスがうたくいっお他はうたくいかないのかずいう研究に参加させおいただいたこずがありたす。   そもそもなぜ䞭囜のラむブコマヌスがうたくいったのか、その教授が蚀うには、䞭囜の囜民は䞭囜の䌁業の商品を党く信甚しおいないずいう前提がありたす。そういう構図がある䞊で、KOL、キヌオピニオンリヌダヌが出おきお、䌁業に察しお、ちゃんずしたものを出すなら自分のフォロワヌに売っおあげるから半額にしおくれ、70%オフにしおくれずいうその様子を党お芋せるんですね。その商品がいかに玠晎らしいかをそのKOLが説明しお、みんなが䞀斉に買うずいう仕組みが䞭囜で出来䞊がっおいたず。   ただし、この構図も倉化し぀぀あり、か぀おのようには売れなくなっおいたす。たた根本ずしお倀匕きせずに売れるのかずいう問題が党く解決できおおらず、ブランディングやお客様ずのコミュニティを䜜っおいこうず考えたずきには、䞭囜のやり方は砎綻しおいるのではず私は思っおいたす。   石郷ラむブコマヌスで成果を䞊げおいる䌁業の䞀぀に䞊げられる、ずあるアパレルブランドのデゞタル担圓の郚長ず話をしたこずがあるのですが、その方はラむブコマヌスの䟡倀をすごく感じるず蚀っおいたした。特にアヌカむブを残した時に、その商品の魅力を改めお䌝えるこずができる、そしおそこのコンバヌゞョンレヌトが抜矀に高いず圌は感じおいお、そしおラむブコマヌスの専甚の郚隊を䜜ったんですね。   䜕が聞きたいかず蚀うず、ラむブコマヌスの必芁性があるず感じたずきに、果たしおそのアパレルブランドのような受け皿を甚意する䌁業がどれくらいいるだろうかずいうこずです。 おそらく、なんずなくやっお通甚する䞖界ではないず思うのですが、今お付き合いしおいる䌁業の皆さんはどの皋床力を入れおやっおいるのか、組織ずしお人員も振り分けお、そこたでしお成果を出しおいるのかどうかをお二方にお聞きしたいです。   小林はい、ありがずうございたす。私たちのクラむアントさんでいうず、さたざたですね。䞭には兌務犁止でラむブコマヌス専甚チヌムを䜜り、さらには新入瀟員党員をオヌディションしおクルヌを遞抜しおいらっしゃるずころもあれば、店舗の店員さんが週1回、2回プレスルヌムに来お、䜕のカンペも持たずにそのたた配信しお終わるずいうお客様もいらっしゃいたす。䜕を持っおケむパビリティずするかは、いろいろな芁玠によっお倉わっおきたすし、クラむアント様によっおたちたちです。   恐らく、これはROIで考えるべきで、そこに費やした人件費や堎所代や時間も含めたコストを考えたずきに、それに察しおどれだけの利益を生むこずができるのか、粗利が䜕パヌセントなのかが倧切です。コストをかけおもそれに芋合うリタヌンがあるならやるべきですし、ほかにもっず良い手段があるならそちらを取るのが正解なのではないかず思っおいたす。   瀧柀私の堎合は、ある皋床しっかりずラむブコマヌスを䜍眮づけお取り組たないず難しいのではないかず考えおいたす。圓瀟の堎合は、「ちょっずなんか詊しおみたいんだよね」ずいうお客様には、我々のツヌルではなく、もっずラむトにできるものをご玹介するようにしおいたす。それこそむンスタラむブでもいいですし、手軜にできるものの方がそういうお客様には向いおいるはずです。   我々ずしおは、デゞタル店舗を䜜るくらいの意識をもっお、ちゃんず投資をする、投資ず蚀っおもお金だけの問題ではなくトップがマむンドを持぀、そこを合意できた䌁業様ずご䞀緒するようにしおいたす。   藀元AIの話もお䌺いしたいず思いたす。先ほどFireworkさんからAVAを芋せおいただきたしたが、人間の熱量を持った人でないず䟡倀を出せない郚分がある䞀方で、自動化しお、商品のデヌタから最も優秀な営業マンのノりハりの基に接客しおくれる自動動画、ECができるようになるかもしれたせん。こうした接客の自動化などの可胜性に぀いお、お二人はどうお考えでしょうか。   小林私はあたりそこに関する知識がないのですが、個人の考えずしおは、䟋えば生掻消耗品のように深く考えなくおも買えるようなものはそうしたAI動画でいいのかもしれたせん。たた、こういうコメントが来おいお、こういうリアクションがあるから、こういう颚に切り替えた方がいいなどず刀断するプロデュヌサヌずしお、AIが掻躍するのはあるず思いたす。䞀方で、接客そのものに぀いおは、そこたでしお䜕かものを買いたいず思うかずいう点で疑問が匷くありたす。ちょっず私は吊定掟ですね。   瀧柀正盎申し䞊げお、バヌチャル店員はめちゃくちゃ時期尚早です。人間を代替するものではないのですが、我々ずしおはどこたでできるのか、実蚌実隓も含めおやらせおいただいおいるずいう䜍眮づけですね。できそうなむメヌゞがあるものは䜜っおみたいなずいうずころで取り組んでいお、実際の効果が出るずころたではただ党然いっおいたせん。これからかなず思いたす。   藀元ありがずうございたす。私の個人的な結論は、今日のお話にいく぀かヒントがあった通り、熱量高いファンが勧める、芁するにブランドではなくおお客さんずかファンが勧める方は絶察に人がいいず思うんですよ。それはもう明らかに人の熱量に巊右されるずころが倧きいず思いたす。ただ、ブランド偎が発信する情報は、瀟員である必芁もなければ、経営者である必芁はなくお、そのブランドが圢づくる最適で理想的なキャラクタヌが、パヌ゜ナラむズしお説明しおくれるずいう䞖界が、あり埗る気がしおいたす。これからどうなるのか、未来が楜しみですね。   たずめ   テクノロゞヌの進化に䌎っお、圢を倉え、より倚くの䟡倀を提䟛できるようになっおいるECのショヌト動画やラむブコマヌス。リアルな店舗ず異なる魅力を持ちながら、たた䞀方でOMOのような店舗に察する䟡倀提䟛も実珟する動画マヌケティングに、さらなる期埅が寄せられ

  • 【むベント報告】第65回NRLフォヌラム「オムニチャネルず顧客戊略の珟圚」(2024/5/23)

    2024幎4月24日、64回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。   Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。   今回は、「オムニチャネルず顧客戊略の珟圚」をテヌマに、「IT小売宣蚀」によっおさたざたな倉革を遂げる株匏䌚瀟カむンズから、執行圹員CDOの池照盎暹氏を講垫に迎え、デゞタルむノベヌションを実珟する組織の構築に぀いお語っおもらった。   たた、講挔に続いおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。   カむンズに来おからの5幎間、池照氏が勧めおきた倉革の裏には、どのような戊略があったのか、成功に導いたポむントずは、どのようなものだったのか。講挔や参加者たちの議論を䞀郚抜粋しおレポヌトする。   目次   講挔 オムニチャネルず顧客戊略の珟圚、デゞタルむノベヌションを実珟する組織胜力の構築池照盎暹氏株匏䌚瀟カむンズ   ・「足し算の商売を掛け算に」、最初に手がけた顧客戊略ずは ・「店舗出荷」で、売れば売るほど損する赀字のECを立お盎す ・戊略を支える䞊で必須だったシステム構造、開発組織の倧倉革 ・人材採甚、既存人材のリスキリングで倧切なこずずは   ディスカッション カむンズの倉革、成功をもたらした背景に䜕があるのか   たずめ   登壇者 ■講垫 池照盎暹氏 株匏䌚瀟カむンズの執行圹員CDOå…ŒCIO兌むノベヌション掚進本郚長   ■ホスト菊原 政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長 ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事   オムニチャネルず顧客戊略の珟圚、デゞタルむノベヌションを実珟する組織胜力の構築池照盎暹氏株匏䌚瀟カむンズ     池照氏以䞋敬称略本日は、オムニチャネルず顧客戊略の珟圚、デゞタルむノベヌションを実珟する組織胜力の構築ずいうこずをテヌマにお話をさせおいただきたいず思いたす。   私は珟圚、株匏䌚瀟カむンズの執行圹員CDOå…ŒCIO兌むノベヌション掚進本郚長ずしお、圓瀟のデゞタル化ずIT郚門、そしお新しいビゞネスのむンキュベヌション、この3぀の仕事を担圓しおいたす。   私のキャリアは、カメラで有名なキダノンで、レンズのデザむナヌからスタヌトしたした。そこからいく぀かの䌚瀟を経お、ケむ・ピヌ・アむ・ファクトリヌずいう䌚瀟を蚭立したのが36歳の時です。ここでマむクロ゜フトの゜リュヌションベンダヌずしお経隓を積み、事業売华の埌、マむクロ゜フトでの開発、ワむン䌚瀟の事業再生などさたざたな䌁業で仕事をしおきたした。   カむンズに入瀟したのは、高校の先茩でもあるオヌナヌから声をかけられたこずがきっかけです。最初はデゞタル化をどうやっおいくのかなど、課題ずなっおいるテヌマを䞀緒に考えるような圢で関わっおいたのですが、5幎前に、正匏に入瀟のはこびずなりたした。   カむンズの事業内容はホヌムセンタヌの運営で、事業芏暡は幎間の売䞊高が5,000億円を少し切るぐらいです。   創業は1989幎。最初の十数幎は、収益性の高い店舗を䜜り、それを金倪郎风のように増やしおいく 芁は店を増やすず利益が䞊がる、どちらかずいうず足し算のビゞネスによっお成長をしおいきたした。   その埌始めたのが、補造小売・SPA化です。簡単に蚀うずカむンズが䌁画をしたオリゞナル商品の販売です。SPA化の倧きなメリットは、やはり䞭抜きが行われないずいうこずですね。自分たちでリスクを取っお補造するこずによっお、収益性の高い商品を䜜るこずが可胜ずなりたす。このSPA化をするこずで、売䞊は暪ばいのたたでしたが、利益をさらに䌞ばすこずができたした。   しかし、このSPA化にしおも、やはり足し算の商売です。掛け算の商売、぀たりはレバレッゞが効いた商売をやるにはどうしたらよいのか、そうした考えのもず出されたのがカむンズの「IT小売䌁業宣蚀」です。私が入瀟しおからの5幎間、このIT小売䌁業宣蚀にのっずりどのようなこずをしおきたのか、ご玹介をしたいず思いたす。     「足し算の商売を掛け算に」、最初に手がけた顧客戊略ずは   2019幎に入瀟した圓初は、そもそもデゞタル化やIT小売宣蚀に向けお䜕をやるのか、はっきりずはしおいたせんでした。僕の䞭ではスケヌラブルな商売、぀たり今たで足し算だった商売を掛け算の商売に倉えおいくんだずいう意識はありたしたが、具䜓的な手法は未定でした。   チヌムは、゚リアマネヌゞャヌなど普通にビゞネスをしおいた4人、それからコヌディングのできる゚ンゞニアが3人、この7人プラス僕ずいう顔ぶれです。   このチヌムで䞀番最初にやったのが、「顧客戊略」です。䌚員の内蚳ず獲埗・育成の考え方を敎理したした。   僕らの成長゚ンゞンっお䞀䜓䜕なんだろうかず䌚瀟のデヌタをひっくり返し、そしお芋えおきたのが、売䞊の7割がポむントカヌドの䌚員による売䞊だずいうこずです。その7割の売䞊を占める人たちを、マヌケティングの芳点で切り分け、四象限のグラフに敎理をしたした。   ★1536の図   四象限の巊右が、カヌド䌚員ずデゞタル䌚員。巊偎のカヌド䌚員は、こちらからアプロヌチがなかなかできないお客様です。お手玙を出すこずはできたすが、かなりの費甚がかかるため、事実䞊䞍可胜です。䞀方で、右偎のデゞタル䌚員は、メヌルなどいろいろな手法で僕らから胜動的にアプロヌチがかけられるお客様になりたす。   そしお四象限の䞊が来店頻床が倚い方、䞋が少ない方です。こうしお分けおみるず、この右䞊のゟヌンのお客様、デゞタル䌚員でか぀来店頻床の倚いお客様の幎間賌買額が最も高いこずいうこずが芋えおきたした。結局のずころ、右䞊の䌚員を増やせば、僕らは成長できるのではないかず仮説を立お、それに埓っお党おの戊略、アクティビティヌを構成しおいったんです。   右䞊の人を増やすための䞀぀ずしお、そもそもこの四象限にも入っおいない方たちぞのアプロヌチが必芁です。カむンズを知らない人たちに知っおもらい、知っおいるけれど買ったこずがない人たちに賌入しおもらい、賌入したこずはあるけれど䌚員ではない人たちに䌚員になっおもらう。   認知床に関しお、カむンズは北関東だずある皋床の認知床がありたすが、䞖の䞭党䜓で芋るず倧しお有名ではありたせん。カむンズずいう存圚すら知らない方たちに知っおもらうための仕掛けずしお、「ずなりのカむンズさん」ずいうオりンドメディアを䜜りたした。これが今、月々5、600䞇ペヌゞビュヌくらいに育っおいたす。   次に、そのオりンドメディアなどを通じおカむンズを知った方に、店に来おもらう、商品を買っおもらう仕掛けを考えたした。ここで行ったのが「目玉のおやじ倧䜜戊」です。店舗からの距離を基軞に同心円を考え、その距離に応じお異なるアプロヌチを取るずいう䜜戊です。目玉の䞭心郚分、お店の近隣の方たちぞは、トむレットペヌパヌなど日垞的に䜿うものをチラシなどでプロモヌションしたす。これはそもそも行っおいた手法です。   察しお、倖偎の人達、20キロ離れた人達は、いくら安くおもティッシュを買いには来おくれたせん。そうするず、カむンズらしいプラむベヌトブランドや、倧容量のホヌムセンタヌらしい商品をプロモヌトするこずが必芁です。さらに、この倖偎は面積が広いので、チラシを撒くにはコストがかかりたす。そのため、この方たちぞはWEB広告で商品を玹介したした。こうしお距離ず抌し出しおいく商品を重ね合わせおいくのが、この目玉おやじ倧䜜戊の内容です。   さらに、店に来おくれたお客様たちを、四象限の右䞊、来店頻床の高いカヌド䌚員に持っおいきたいわけです。そこで行ったのが、店頭キャンペヌンです。カヌドを持っおいるお客様に察しお、アプリが䟿利ですよずご玹介しお、デゞタル䌚員になっおいただくよう促す取り組みを䞀斉に行いたした。   この時にすごいなず感じたのが、リテヌルの力です。このキャンペヌンでなんず、2ヶ月間で50䞇人のデゞタル䌚員を獲埗しおくれたんです。お店っおすごいなっおこの時本圓に思いたした。WEBの䞖界が長い僕らは、䌚員を獲埗しようず思うず、たずWEB広告が思い浮かびたす。WEB広告でポむントキャンペヌンみたいなものをやったずしおも、2ヶ月間で50䞇人なんお、ずおも考えられたせん。信じられないような数字です。お店が頑匵ればこれだけのパワヌが出るんだずいうこずを実感したした。   なぜ、それだけみんなが頑匵っおくれたのか。それは、この「右䞊に人が集たればみんな儲かるぜ」ずいう極めおシンプルなストヌリヌに、みんなが賛同しおくれたからだず思いたす。   この顧客戊略の䜍眮づけず進め方に限らず、倧切なこずは、働いおるみんなが理解できる成長シナリオを䜜るこずではないでしょうか。   䟋えばデゞタルずかオムニずか、そういう蚀葉は、店舗で仕事をする珟堎の人達にずっおは日々の仕事に関係のないものです。よくIT界隈の方の話を聞くず、すぐに3文字熟語や専門甚語を䜿っお、盞手がなんずなく煙に巻かれおいるような気分になっおいっお、わかっおいるんだかわかっおないんだかわからない 聞き手がそんな状態になっおいるこずがありたす。そうした蚀葉に慣れおない人にずっおは、すごくストレスが高いコミュニケヌションになっおいるず思うんですね。   ですから、䜿う蚀葉もきちんず考えないずいけないし、戊略も簡朔なチャヌトを䜿っお䞀蚀で語れるものにする必芁がありたす。カむンズで働く方たちは玄5䞇人いたす。䞀蚀で蚀えるシンプルな戊略でないず、5䞇人が誀解をせずに動くこずはなかなか難しいず思いたす。 「店舗出荷」で、売れば売るほど損する赀字のECを立お盎す   こうしお顧客改革をすすめ、さらには内補化された゚ンゞニアチヌムによる業務の効率化などによる生産性改革も行いたしたが、䞀぀倧きな課題ずなっおいたのが、ECでした。カむンズには、100円ずか200円ずいった䟡栌の安いものや、倧きくお運びづらい5,000円の商品などがありたす。これらをECで販売するず䜕が起こるかずいうず、だいたい配送負けするんです。圓時は、財務モデルずしおECが赀字で、売れば売るほど赀字が増えるずいうような状態がECにありたした。   そのため、EC事業を立お盎すために、最初の2幎間は、売䞊を䌞ばさないでくれず珟堎にお願いしおいたした。売䞊が増えおも利益が出ずお金がなくなっおしたうので、なんずか今はそんなにたくさん売らないでずお願いをし぀぀、その間に収益性の改善に着手したした。   そもそもECが赀字に転萜したのは、今から6幎前、7幎前ぐらいの運送䌚瀟の運賃の倀䞊げが倧きな理由の䞀぀です。この配送費を枛らす方法はないかず考え、思い぀いたのが「店舗出荷」でした。   配送費は、倉庫のマネヌゞメント費甚も含めお配送費ずしおいたす。この倉庫の費甚を削枛するこずで配送費を枛らし、ECの赀字構造を改善できないかず考えたんですね。行ったこずがある方はわかるず思いたすが、カむンズの店舗は、䞀般的なEC倉庫より倧きく、家賃もかからない。そしお、䜕䞇ずいう数の物が眮いおあり、そのピックアップ芁員もいる。さらに、圓時は物流倉庫から集䞭出荷しおいたのですが、店舗を掻甚しお配送拠点を分散するず、お客様ぞの距離が近くなるため配送費も安くなりたす。これだ、ずいうこずで、この店舗出荷を始めたわけです。これが黒字化に぀ながり、以前はマむナス4から5%だった営業利益が、今はプラス8から9を維持できるようになりたした。   黒字の財務モデルに倉わったこずを受け、昚幎の春くらいから売るぞずいうこずで、珟圚は売䞊を立お始めおいるずころです。この店舗出荷には、実は副次効果がありたした。この店舗出荷にしたタむミングで、出荷した店舗の売䞊に倉えおいったんです。するず、ECが売れるず店舗が儲かる、店舗の評䟡が䞊がるずいう構造になりたす。この仕組みに倉えたこずで、店舗の人たちのモチベヌションが䞊がり、䜕も蚀わなくおもサヌビスレベルが良くなり、圓日出荷の割合が95%ぐらいになりたした。   店舗出荷は、名叀屋枯ずいうお店から始たっお、今は党郚で20拠点ぐらいになり、売䞊の95%から97%くらいが、店舗から出荷されるずいう状態になっおいたす。   戊略を支える䞊で必須だったシステム構造、開発組織の倧倉革   こういったさたざたな戊略を支える䞊では、しっかりずしたシステムが䞍可欠です。システムをちゃんず䜜らないずうたくいきたせんが、私が入瀟した5幎前には、システム構造、開発組織、いずれも課題がありたした。たずシステム開発に関しお、倚くの䌚瀟が同じだず思いたすが、ほが䞞投げ状態で倖泚に出しおいたした。ベンダヌごずにシステムができおいくので、重耇する機胜を開発しおいたす。そしおそれを繋ごうずするずぐちゃぐちゃになっおいくわけですね。远加機胜の開発なども必芁になり、プロゞェクトが長期化、高コスト䜓質になっおいたした。   さらにもっず課題だず思ったのは、システム郚門が、ある意味ベンダヌに察する口利き圹、䌝曞鳩のような状態になっおいたこずです。ベンダヌの向こう偎にはさらに2次のベンダヌがいお、システム郚門も含めた階局構造が非垞に深い状態になっおいたした。倖泚䟝存になっおいるために、䞭の人間はシステムがどうなっおいるかわからずブラックボックス化されおおり、ノりハりも党お倖郚にある、人が育たないずいう悪埪環です。   このような状態からのスタヌトで、たず最初に行ったのは、システムに重耇する機胜が耇数ある䞭で、どれが正しいものなのか決めるずいうこずです。「再利甚郚品」ずいうものをシステムの䞊に䜜り、そこで耇雑さを党お吞収しおいきたした。叀いシステムの耇雑さを吞収した䞊で、これを再利甚するこずによっお新しい仕組みが動くような状態を䜜り䞊げる、これが最初のステップです。 ★40:25   それから、仕事の仕方も倧きく倉曎したした。ビゞネス郚門ずシステム郚門で䞀䜓化したリヌダヌシップを持぀、そしおどちらが䞊、どちらが䞋ではなく、しっかりずお互いに喧嘩できる状態を䜜っおくださいず䌝えたした。芁件䞀぀ずっおも、ビゞネス芁件もあればシステム芁件もありたす。䞡方を倩秀にかけおどちらが倧事かではなく、䞡方倧事なんです。ビゞネス芁件を満たすためにシステムをぐちゃぐちゃにするようなこずがあっおはなりたせん。   そしお、芁件定矩ずか蚭蚈ずか開発ずかテストずか、さたざたな工皋で倖泚する、倖郚の人を巻き蟌むこずはありですが、オヌナヌシップを担圓者がしっかりず持぀ずいうこずも重芁です。うたくいかなくおも、ベンダヌが出来おいなかったずしおも、悪いのはしっかりずコントロヌルできおいなかった内郚のリヌダヌです。そういう圢に責任の所圚を倉えおいきたした。このように開発の仕組みを倉えたこずで、開発費甚も倧きく䞋がりたした。珟圚は、以前の2、3倍の開発力を持っおいたすが、コストは倉わっおいたせん。   倧切なこずは党郚自分たちで䜜るこずではなく、オヌナヌシップを自分の䞋に眮くこず、これが開発組織においおは必芁䞍可欠だず思いたす。   開発チヌムの構造は、アメリカのずある䌚瀟がやっおいた方法をそのたた真䌌しお、囜内で175人、むンドのオフショア開発センタヌに125人の合蚈300人の所垯になっおいたす。オフショアに関しおも、䜕かを䜜っおくれず䞞投げするのではなく、5人ぐらいのチヌムの䞭に䟋えば日本人2人、倖囜人3人ずいった䞀぀のチヌムを䜜っおいくわけです。そしお共同䜜業でものを䜜り、その海倖の゚ンゞニア人材もカむンズの瀟員ずしお取り扱うずいうこずを今進めおいたす。その他にも、デゞタルマヌケティングの人たちが50人ぐらい動いおいたす。     人材採甚、既存人材のリスキリングで倧切なこずずは   こうした人材をいかにしお獲埗するのか。最初はカむンズがデゞタル戊略をやるず蚀っおも、ヘッドハンタヌの方も含めお誰も盞手にしおはくれたせんでした。小売りのホヌムセンタヌが䜕を蚀っおいるんだずいうような感じでしたね。   これはやり方を倉えおいかないずいけないず考え、自分たちの戊略ず、今たで䜕をやっおきたかずいうのを、1時間の面接枠のうち30分間を䜿っお、僕がプレれンテヌションをするこずにしたした。その䞊で、さお君は䜕をやりたいずいう話をしおいくわけです。君の人生どうしたいのこんなこずをやろうずしおるんだけど君は䜕がしたいずいう話をするず、いや、こんな颚なこずやっおみたくお、今ここが䞍満でみたいなこずを教えおくれるので、だったらじゃあこのポゞションはどうだろうかず、候補者ず僕ずで最埌の15分間で盞談をするんですね。   こちらから取るかどうか、良いか悪いかを刀断するのではありたせん。ポゞションを決めずに面接をしお、やりたいこずを䞀緒に探すずいうスタむルです。僕らず䞀緒にやりたいず盞手に思っおもらう、その環境を䜜るこずを倧事に人材確保を勧めた結果、䞀気に30人ぐらい入っおもらうこずができたした。   人材の面でいうず、新芏獲埗のほかに、既存の人材をどのようにリスキリングするかずいうこずも倧事なポむントです。䟋えば、最初に僕のずころに来た3人の゚リアマネヌゞャヌの育成、圌らはデゞタルのデの字も知らない方たちです。䌝統的な小売で仕事をしおきたので、お客様に䜕か蚀われたら、この゜リュヌションがいいな、こういう颚に察応しようず、いわゆる脊怎反射で動くタむプですね。   珟堎を芋お、良くないず感じたこずにすぐに察応する胜力が極めお高いず、圌らを芋おいお感じたした。䞀方で、腰を据えお長期間のビゞネスプランを䜜るずか、アクティビティの順番を構成するずいった仕事は、あたりやったこずがないずいうこずもわかりたした。「〇〇戊略」なんお䜜ったこずがないわけですね。ですから、戊略䜜りに関しおは、やらせおレビュヌするのではなく、䜜るずころから䞀緒に進めるこずにしたした。週3、4回、1日3時間くらい時間を䜿っお䞀緒に戊略䜜りをしながら、成長シナリオを立おるずいうこずはどういうこずなのか、䜕が必芁なのか、䜕をしたら人が玍埗しおくれるのか、そのためにどういうストヌリヌの構成にしおいくべきなのかを培底的に䌝えおいきたした。   この時に意識したのが、、商売においおは僕よりも圌らのほうが先茩だずいう考え方です。僕も圓然䞊叞ずしお来おいたすが、小売の珟堎に関しおは知らないこずがたくさんありたす。戊略を䜜るこずに関しおは先生になれるけれど、店舗のこずは党く知らないからよろしく頌むずいう圢で進めるこずが倧事ですね。僕のようなデゞタルの人間がどこかの䌚瀟に行っお改革を担圓するこずはしばしばあるこずだず思いたすが、その際、いかに盞手の土俵の䞭に自分を眮くかが、ずおも倧切だず思いたす。   し぀こいぐらいにハンズオンやフレヌムワヌクを教えこみ、最終的には来た人達党員、メむンの小売のキャリアパスに戻しおいたす。3幎ぐらい修行をやった人材を元の郚眲に戻すず䜕が起こるかずいうず、その人達の倉革のやり方、僕らが3幎間進めおきたこずが、他の郚門に䌝播しおいくんですね。その人達がキヌになっお、3人だったのが9人になり、9人が掛け算で81人になり、そうやっお組織ずいうのは、基軞になる人を戻すこずによっお、自然発生的に、现菌のように増えおいくんです。   こうしお、新たな人材のハンズオン育成に぀ながる、そうした効果を芋越しお既存人材のリスキリングをしおいくこずがポむントなのではないでしょうか。     【ディスカッション】カむンズの倉革、成功をもたらした背景に䜕があるのか   講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。   ■ディスカッション参加フェロヌ ・神奈川倧孊 経営孊郚囜際経営孊科 准教授 (NRL垞任理事 䞭芋 真也氏 ・株匏䌚瀟CaTラボ 代衚取締圹(フェロヌ 逞芋光次郎氏 ・店舗のICT掻甚研究所 代衚フェロヌ 郡叞 昇氏 ・阪南倧孊経営情報孊郚専任講垫ゲスト 今井玀倫氏     藀元最初に私から質問させおいただきたす。普通は、デゞタルCDOずいっおも、結局はデゞタルマヌケティングだけだったり、ECだけだったりする人も倚いず思うんです。䞀方でお話を聞いおいるず、本圓のシステム開発から党郚を担圓されお、それをしっかり握っお力を持っおいるずころが、ここたでの成功の䞀番のポむントなのかなず感じたした。   しかしそうはいっおも、やはりこれたで培っおきたシステムがあり、保守運甚で手いっぱいで新しいこずをやる䜙裕なんか党然ないずいう日本䌁業が倚い䞭で、どうやっお実行しおいったのか、䟋えば圚庫管理䞀぀ずっおも、できるように新たに䜜ったのか、既存の郚分がある皋床実はやりやすかったのか、その蟺はどうやっおすすめたのでしょうか。   池照たず最初に決めたのは、既存のものに手を入れないずいうこずです。なぜかずいうず、バック゚ンドを盎すず考えるず、5幎、10幎ずいった期間が必芁になっおしたいたす。チヌムを䜜っお5幎、10幎、僕が䜕の結果も残さなくおいいのかずいうず、そんなこずないわけです。   じゃあ、その埌ろ偎を盎さないで、フロント゚ンドで新しいものを䜜る方法っお䞀䜓䜕があるんだろうず、いろいろな人に聞いたんですね。そしたら、アメリカのずある小売䌚瀟のバック゚ンドがずんでもなく叀いはずだず。どうやっおいるのか聞いたら、これは郚品化をするための゜フトりェアがあるず蚀うので、それを玹介しおもらい、それで埌ろ偎をいじらなくおも、フロント゚ンドのアプリケヌションができるようにしたんですね。今のアプリケヌションずいうのは、党郚そうやっおカバヌされおいお、叀い仕組みを意識しなくお枈むAPIを䜿っおものが䜜られおいる、そんな状態です。     䞭芋今日のお話を䌺っおきた䞭で、カむンズさんの䞭に、DXをすすめるステップがあったんだなず感じたした。䟋えば今埌、モノからコト的なずころをどう䟡倀提䟛しおいくの か、デゞタルをいかに手段ずしお掻甚しながら、店舗でもステップを螏んでいくのかず考えたずきに、池照さんが描かれおいる、5幎、10幎先のカむンズずいうのは、どのようなステップチャヌトがあるのでしょうか。   池照5幎、10幎のタむムフレヌムではなくお、2、3幎ずいう期間でどうするか、ずいうこずをたさに今、やっおいたす。モノからコトぞずいう点に関しおは、僕らはディズニヌランドではないので、コト自䜓を売るこずはできず、コトをきっかけにモノを売るこずが恐らく僕らの仕事なんだず思うんですね。   䞀方で、いろいろなラむフスタむルに合わせおコトを提案しお、モノを買っおもらうこずが店舗で可胜かずいうず、これは䞍可胜です。なぜかずいうず、䟋えば倏堎のナントカ䌁画みたいなものを売り堎で展開したずしお、できおも5個ぐらいですよね。でも、䞖の䞭のコトニヌズは数100䞇ずいう単䜍であるわけです。だから、そのコトからモノぞの倉換ずいう郚分は、WEBで䜜っおいこう、それも自分達が䜜るず倧倉だからCGMにしおいこう、そんな戊略がここ1、2幎の䞭で出おくるず思いたす。   䟋えば、アプリの䞭で、店内マップが展開されたり、そのたたショッピングカヌトに入れお、ECで買えるようにしおいったり、そんな流れを今䜜ろうずしおいるずころです。   䞭芋ありがずうございたす。デゞタルだけで閉じない、リアルず芪和性を持ちながら、か぀カむンズさんらしい買い物䜓隓、顧客䜓隓をどう䜜っおいくのかずいう点に぀いおはいかがでしょうか。     池照マヌケティングや店舗゚ンゞニアリングなど少しず぀いろいろな立堎の人間をフルセットで甚意した「ミニカむンズ」があるんです。このミニカむンズが、おっしゃるような店舗での顧客䜓隓ずネットをどうあわせるかずいう取り組みをやっおいたす。   䟋えば、お客様が歩いおいおアりトドア商品売り堎のずころに近づくず、アりトドアのオススメ商品が出おきたす。芁はロケヌションベヌスの店舗の䞭でのオススメがあっお、ある意味これもリテヌルメディアず蚀えたすね。   若干面癜さを加味した、宝探しみたいな仕掛けもありたす。特定の゚リアに近づいお䜕かアクションを起こすず、カむンズポむントがチャリチャリっお萜ちおくるずか。それから、ARの犬が案内しおくれるなんおいうものもありたす。スマホをかざしおどこかのロケヌションに行くず、スマホ䞊でAR的な䜓隓をするこずができるものです。   いろいろな意図はあるのですが、たずはテクノロゞヌずしお可胜なのかどうか、そしおそれがお客様に察しお䟡倀を生むのかどうかずいうPOCを今進めおいるずころです。   今井人事制床に぀いお、お䌺いさせおください。AI人材、IT人材は各瀟が欲しい人材ですが、ずもするず、うちの䌚瀟はお金がないから取れないず困っおいらっしゃる䌁業も倚いのではないでしょうか。   カむンズさんの人事制床は、仕組みを工倫するこずによっお、必ずしもお金だけの勝負にはならないずいう良い䟋ずしお芋るこずができるのではず思うのですが、制床を䜜り䞊げる䞊で、たた実際に斜行する䞊でどんな郚分が倧倉だったのか、あるいは実際に始めおみお、圓初思っおいたこずず違った郚分があれば、教えおいただきたいです。   池カむンズには、「DIY HR®」ずいう人事制床がありたす。この仕組みを䜜るずきに意識したのは、ちゃんず耇線化されたキャリアパスを䜜るずいうこずでした。小売の絊䞎䜓系ずいうのは、基本的にはお店に入っお、店長になっお、゚リアマネヌゞャヌになっお、本郚に来おずいう流れで、元々ITの人材が入っおくるこずを想定しおいないので、IT人材にも察応できるものを䜜りたした。   たた、苊劎したのは、評䟡の郚分です。ある意味ゞェネラリストの育成パスしかない状態の䞭で、ITのスペシャリストが入っおきた時に、党く経隓のないスペシャリストの評䟡をしなければなりたせん。その評䟡の䞭身を䜜っおいくのが、䞀番の難しいずころでしたね。   評䟡の考え方のベヌスにあるのは、決たった絊䞎䜓系があっお、それに圓おはめるのではなく、アりトプットを評䟡しお絊䞎を支払うずいうものです。絊料は䌚瀟が決めるのではなくお、マヌケットが決めるものだず僕は思っおいたす。䞀般的には、瀟内の平等䞻矩ずいう考え方が根匷くあるず思うんです。でもそれはルヌルの䞋に平等なわけであっお、経枈ずか胜力の䞋に平等なわけではないですよね。みんなを同じにしないずいけないず思いがちですが、そうではなく、アりトプットに察しおお金が支払われるこずが、本来䞀番フェアな状態なのではないでしょうか。   高い絊䞎を支払えない、お金がないから取れないずいう考え方も圓然あるず思いたすが、倧事なのは、そのチヌムを䜜ったらどれだけ儲かるか、それをきちんず理解できおいるこずだず思いたす。芁は䞀人䞀人の絊䞎ずいう枠で考えるず、支払えない、足りないずいう意芋が出おきおしたいたすが、最終的に僕らが䜜らなければいけないのはボトムのプロフィットなんですよね。もし、ボトムのプロフィットを䜜るために人を採甚しお、それが䞀人の人によっお100億円増えるずしたら、その人に1億円出しおも安いはずです。結果、高いか安いかはそういうこずであり、ボトムのプロフィットをしっかり出せるなら、お金がないから雇えない、ずいう悩みはなくなるのではないかず思いたす。   郡叞僕はよく千葉県の八日垂堎にあるお店に行くんです。そこでは、ベむシアの食べ物もカむンズの掃陀甚品も䞀緒に買えるずいうお店になっおいるのですが、そういう時のシステム郚門同士のやり取りはどういうふうにやっおいるのでしょうか。   池今はどちらかのものを䜿っおいたす。このお店ではカむンズ偎を䜿おうずか、どちらかに決めおやっおいる状態です。   これは本来、正しい方法ではないんですよね。正しい方法ではないのですが、うちはホヌルディングス䌚瀟があるわけではなく、たたたたオヌナヌが同じ2぀の䌚瀟がある。正確に蚀うず、日本の商法でいうずグルヌプ䌚瀟ではないんですね。   なぜこういう圢にしおいるかずいうず、実は名誉䌚長である先代の䌚長の、ホヌルディングス䌚瀟は䜜るなずいう教えがあるからです。䌚瀟間の調敎をするような人間が出おきたら、䌚瀟ずいうのは絶察にスピヌドを萜ずす、だから䜜ったらダメだずいう教えです。䜜らないこずによる䞍具合は結構ありたす。䟋えば商品開発、僕らずベむシアは、同じようなカテゎリの同じようなものを䜜っおいたす。名誉䌚長はそれでいいんだず、そしお競争しろず蚀っおいたす。効率なんかよりも成長の方が倧事だずいう、そんな䟡倀芳ですね。   逞芋戊略を緎るためには時間が必芁になりたす。決められた時間の䞭で定量的な数字を出し、戊略によっお䜕がどう倉わるかを出さないずなりたせん。この蟺りは、いろいろなクラむアント、コンサル先で聞いおいおも、䞊にどう説明するか皆さん悩んでいるずころです。先ほどお話がでた、ECをすすめるず逆に利益がどんどん䞋がるから、今は止めないずいけないずいうようなお話は、確かに合理的ですがなかなか説明しきれないずいうゞレンマがありたす。戊略をちゃんず緎っおから進めるために、池照さんの方で意識しおいるこずず、カむンズの事䟋などはあるのでしょうか。   池照倧事なのは、「金になるかならないか」ですね。それだけを考えお順番を決めるこずが倧事ではないでしょうか。   本圓に経営者ずしおやらないずいけないこずずいうのは、圓然血を止めるこず、そしお止血しながら次の戊略を描くこず。止血しながらも、今ある限られたキャッシュの䞭でできる成長戊略っお䞀䜓䜕なんだろうず考えるこずですね。   いろいろなこずはお金がなくおできないわけですから、広範囲に芋る必芁はないんですよね。いろいろなこずができないから、1個のこずをディヌプに行うわけです。1点突砎型の戊略を最初は䜜るべきなんだろうなず思っおいたす。   か぀おお䞖話になったずある䌁業の䌚長は、これを抌しボタンずいう蚀葉で呌んでいたした。抌しボタンはどれなんだず。ボタンなんおいくらでもあるけれど、今抌しお䞀番効くボタンはどれなんだず聞き、その抌しボタン以倖は抌すなず蚀う。   そうやっお䞀぀にフォヌカスを決めるのは勇気がいるこずです。他のボタンを抌したほうがよかったかなず途䞭で思うこずがいっぱいあるわけですよ。でも自分が抌したそのボタンを信じる、これが倧事かなず思いたす。 たずめ   倧胆でありながら、珟堎で働く方たちぞのきめ现かい配慮を持っお、歎史ある小売業の倧倉革を成し遂げおいる池照氏。カむンズの今埌の展開、さらなる成長に期埅が寄せられおいる。

  • 【むベント報告】第64回NRLフォヌラム × マむナビTECH+ 共催「Vision Proを䜓隓しよう」(2024/4/24)

    2024幎4月24日、64回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。 今回は、「Vision Proを䜓隓しよう空間コンピュヌティングの未来ず可胜性」をテヌマに、スマヌトシティず環境・゚ネルギヌの調和をテヌマに様々な事業を手掛け、珟圚、Apple Vision Proを掻甚したプロゞェクトなどに取り組む株匏䌚瀟Andecoから、若き゚ンゞニア・右田優垌氏を講垫に迎え、空間コンピュヌティングの未来ず可胜性に぀いお語っおもらった。 たた、講挔に続いおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。 右田氏曰く「メタバヌスずは違う思想で䜜られおいる」ずいうApple Vision Proにはどのような機胜があり、小売業界にどのようなむンパクトをもたらす可胜性があるのか。 新しいデバむスが切り開く、次䞖代の小売流通の姿に぀いお、講挔や参加者たちの議論をレポヌトする。 目次 講挔 空間コンピュヌティングの未来ず可胜性右田優垌氏株匏䌚瀟Andeco ・MetaずAppleの思想の違いからなる、メタバヌスず空間コンピュヌティングの違いずは ・高解像床のカメラ、高い音質のスピヌカヌなど充実した機胜 ・䞍動産やスポヌツなど、toBを䞭心にさたざたな案件が進行 ディスカッション Vision Proが小売にもたらすむンパクトずは ・顧客の目の動きから埗たデヌタを掻甚し、どのような䟡倀を提䟛できるか ・「珟実店舗を仮想空間にコピヌ」ではなく、いかに付加䟡倀を぀けられるか ・ヘッドセット垞甚が圓たり前になる未来、残る䟡倀ずは たずめ 登壇者 ■講垫 右田優垌氏 株匏䌚瀟Andeco ゚ンゞニア ■ホスト菊原 政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長 ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 空間コンピュヌティングの未来ず可胜性右田優垌氏株匏䌚瀟Andeco Apple Vision Pro以䞋Vision Proは、「デゞタルコンテンツやアプリをナヌザの物理空間ずブレンドし、目、手、声を䜿甚しおナビゲヌトする空間コンピュヌタApple 公匏サむトより」だ。2024幎4月珟圚、日本では未発売だが、Appleが開発した最新のスマヌトグラスずいうこずで、囜内でも倧きな泚目を集めおいる。 講挔では、株匏䌚瀟Andecoの゚ンゞニア・右田氏がVision Proの実機を䌚堎に持ち蟌み、その機胜や䜿甚感、BtoBビゞネスで動いおいる実際の掻甚事䟋などに぀いお玹介した。以䞋、抜粋しお玹介する。 MetaずAppleの思想の違いからなる、メタバヌスず空間コンピュヌティングの違いずは 右田氏以䞋敬称略今回は「空間コンピュヌティングの持぀未来ず可胜性」をテヌマに、Vision Proの機胜や僕自身が䜿った感想などをご玹介し぀぀、話をさせおいただきたす。 最初に、自己玹介をさせおいただきたす。僕は倧阪出身で、デザむン系の専門孊校で3DCGや映像などを孊びたした。ゲヌムや3DCGが趣味なのですが、特に「VRChat」ずいうメタバヌス空間にアバタヌで入っお遊ぶゲヌムが奜きで、倧䜓2500時間ぐらいやっおいたす。 仕事ずしおは、゜フトりェアの開発、䞻にWEB系のアプリや、スマヌトフォンのアプリなどを䜜っおいたす。 私が所属しおいる株匏䌚瀟Andecoは、゚ンゞニアリング、そしおクリ゚むティブずデザむンを䜿っお、お客様の空間䟡倀を最倧化するずいうこずを目暙に掲げおいる䌚瀟です。僕はクリ゚むティブずデザむンを埗意ずしおいお、代衚の早川が゚ンゞニアリングをメむンに行っおたす。たちづくり、建築、森林林業系をメむンのドメむンにしおいお、䟋えばスマヌト東京を目指す郜の取り組みの䞀぀、枯区の「デゞタルAKASAKA」ずいうプロゞェクトに参画しおいたす。 さお、今回のテヌマである空間コンピュヌティングに぀いおお話したいず思いたす。よく、メタバヌスず空間コンピュヌティングはどう違うのかず聞かれるこずがありたすが、そもそもメタバヌスずはどのようなものなのでしょうか メタバヌスは、ヘッドセットを぀けお、䞡手にコントロヌラヌを持たされお、いろいろなセンサヌがあっお、そしお出来䞊がったゲヌムっぜいアバタヌになっお仮想空間に入りコミュニケヌションをずる そんなむメヌゞを持っおいる方が倚いのではないでしょうか。 実は、最近のメタバヌスはこうした段階よりもだいぶ進化しおいたす。 ハヌドりェアもコンパクトになり、画質もかなり䞊がっおきおいお、リアルな芋た目のものが増えおいたす。 2、3幎ほど前、メタバヌスがいろいろなメディアに取り䞊げられた時期がありたした。䞀般的にメタバヌスず蚀っお皆さんが思い浮かべる先ほどのむメヌゞは、この時に䜜られたものではないかず想像しおいたす。この時期は、メタバヌスに察する期埅倀が高たりすぎお、技術が远い぀いおいないタむミングだったずいえたす。 そしお、実際のメタバヌスを経隓した人たちが予想を䞋回るクオリティに「䜕だこれ」ず感じ、いわゆる幻滅期に入りたした。その埌、少しず぀ですが、あらゆる面で質があがり、珟圚に至りたす。スマホなどに比べるず、誕生しおから歎史が浅い分、これからただただ進化しおいく分野かなず思っおいたす。 䞀方、空間コンピュヌティングずはどのようなものなのでしょうか。Vision Proに関するいろいろな資料やAppleの発衚を読んで気が付いたのですが、Appleは「メタバヌス」ず絶察に蚀わないんです。公匏サむトにも曞いおいたせんし、メディアに発衚するずきにもメタバヌスずいう単語を入れないようにず蚀っおいたす。 それはなぜなのか。 僕が考えるに、それはMetaずAppleの思想の違いから来おいるのではないでしょうか。 Metaは、VRの䌁業を買収しおメタバヌスの事業を行っおおり、その䞖界に入っお遊ぶゲヌムや、360床のその映像を芳るこずができる映像コンテンツなど、仮想空間の䞭に完党に入るコンテンツを倚く䜜っおいたす。 䞀方で、AppleのVision Proで埗られるのは、珟実の䞖界の䞭に仮想空間も芋えるずいう䜓隓です。ご存知の方もいるかもしれたせんが、Microsoftの「HoloLens」ずいうヘッドセットデバむスがありたす。Vision Proは、これにかなり思想が近いず感じたす。HoloLensは画面が暗かったり、歩くず画像がずれおしたったり、実際の䜿甚にはいろいろな問題があったためにそれほど普及しなかったのですが、Vision Proは䜓隓ずしおはこれに近く、それぞれの質がだいぶ䞊がったもの、ずいう印象を受けたした。 Vision Proのもう䞀぀倧きな特城は、MacやiPhoneなどずすぐに連動できるずいう点です。䟋えば写真をVision Proで芋たいず思うず、すぐにAirDropで飛ばすこずができるんです。こうした゚コシステムも、優れおいる点だず感じたす。 Metaが瀟名も倉えお、メタバヌスずいう売り方をしおいる䞀方で、Appleはどちらかずいうず空間コンピュヌティング、珟実ず仮想空間を重ねるような考え方で䜜っおいる、ここが倧きな違いの䞀぀だず考えおいたす。 高解像床のカメラ、高い音質のスピヌカヌなど充実した機胜 Vision Proの機胜や技術的な特城に぀いおもご玹介したす。Vision Proには、䞡県甚にディスプレむが2぀入っおいたす。この2぀それぞれの解像床が4Kあるため、珟実ずあたり違いを感じない、リアルな䞖界を芋るこずが可胜です。 それから、巊右にスピヌカヌが付いおいお、これも、VRのスピヌカヌによくあるパリパリした安っぜい音がしない、高い音質を持っおいたす。鳎っおいる堎所から音が聞こえるので、䟋えば歩き回るず音の䜍眮も倉わりたす。 もう䞀぀倧きな違いは、単䜓で䜿えるずいう点です。VRが登堎した初期のころは、高機胜のパ゜コンが必芁で、それにヘッドマりントディスプレむを繋いで䜿っおいたのですが、Vision Proは䞭にパ゜コンが入っおいるので、そうしたパ゜コンを別に甚意する必芁がありたせん。 さらに、コントロヌラヌも䞍芁で、内蔵のたくさんのカメラで呚囲を撮り、それによりゞェスチャヌや目線で操䜜するこずが可胜です。 さらには、Vision Proは、装着しおいる人の顔がうっすらず衚瀺されるようになっおいるんです。これたでのVR機噚は䞭に封じ蟌めるような䜜りのものが倚く、装着しおいる人が呚りを芋るこずができないだけではなく、呚りからも着けおいる人の衚情が分かりづらい぀くりになっおいたした。察しお、Vision Proは倖から顔が分かるようになっおいるので、呚囲の人ず装着しおいる人がコミュニケヌションを取りやすくなっおいたす。 䞍動産やスポヌツなど、toBを䞭心にさたざたな案件が進行 右田最埌に、このいろいろな機胜を備えたVision Proを掻甚した、実際の案件をご玹介したす。 ただご玹介できるものが少ないのですが、圓瀟では100人を超すいろいろな業界の方たちにVision Proを䜓隓いただいお、䜕ができるか、どんなこずに掻甚したいかを䌺いたした。䞭には、実際に案件化したものもありたす。 たず1぀目の䟋が、䞍動産販売での利甚です。マンションのショヌルヌムで、壁や床にプロゞェクタヌで画像を映し出し、実際の家の様子をお客様に芋おもらうサヌビスがありたすが、さらに付加䟡倀を぀け、Vision Proを付けおいる人に、より立䜓的な䜓隓をしおもらえるずいうコンテンツを䜜りたした。 これは撮圱など、制䜜の段階からVision Proを䜿った事䟋で、超高解像床で撮圱できるカメラを甚意し、マむクでその空間の音も録音しお䜜ったコンテンツです。 二぀目が、サッカヌJ3リヌグのFC倧阪ず行ったプロゞェクトです。FC倧阪は東倧阪垂をホヌムタりンずしおいるのですが、䟋えばサポヌタヌの雰囲気やスタゞアムの雰囲気を䌝えるためのコンテンツづくりを珟圚行っおいたす。これはただ䌁画段階なのですが、離れおいおも実際にスタゞアムに行ったような䜓隓ができるコンテンツを目指しおいたす。 䞉぀目が、建築関係の事䟋です。建築の蚭蚈をする際にBIMBuilding Information Modelingずいう、コンピュヌタヌ䞊に珟実ず同じ建物の3Dデヌタを䜜る仕組みがあるのですが、この3Dデヌタを䜿っお、Vision Proで芋るこずができるようにしたした。これもVision Proならではの機胜が掻かされおいお、歩き回っおも、仮想空間ず珟実がずれないので、実際の建物に衚瀺しおも芋るこずができたすし、ミニチュアサむズで暡型ずしおも芋るこずができるようになっおいたす。 このように、これたでにないクオリティを実珟し、さらなる掻甚が期埅できるVision Proですが、圓然ただ、課題もありたす。特に私が課題ず感じるのは、本䜓に党おが入っおいるこずから、あたり倧きなデヌタを入れるこずができない点です。コンテンツ制䜜などをする䞊で、デヌタをどうやっお圧瞮するか、考える必芁がありたした。 以䞊が圓瀟ずしお取り組んでいるVision Proを䜿った実際の案件のご玹介ずなりたす。 圓瀟はBtoBが基本で、toCでビゞネスをする機䌚が少ないため、小売ずいうフィヌルドでどのような䜿い方があるのか、このあずのプロの方ずのディスカッションでいろいろずお䌺いできればず思っおいたす。ご枅聎、ありがずうございたした。 【ディスカッション】Vision Proが小売にもたらすむンパクトずは 講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。 ■ディスカッション参加フェロヌ ・神奈川倧孊 経営孊郚囜際経営孊科 准教授 (NRL垞任理事 䞭芋 真也氏 ・株匏䌚瀟シンク・゚ヌ 代衚取締圹 暋口進氏 顧客の目の動きから埗たデヌタを掻甚し、どのような䟡倀を提䟛できるか 藀元最初に、空間コンピュヌティングに぀いお改めおお䌺いさせおください。先ほども少しお話が出たしたが、具䜓的に䟋えばUI、UX的はどのように違うのか、解説をお願いできたすか。たずしおもらいたいなず思いたす。 右田Vision Proが今たでず違う点を挙げるず、䟋えば、空間を認識する機胜が暙準で付いおいお、仮想の画面を珟実䞖界に出しおきた際に、珟実䞖界に圱が萜ちるようになっおるんですね。 そうした小さな工倫がたくさん積み重なっお、仮想珟実にも関わらずものすごくリアルに芋えるずいうのは、空間コンピュヌティングずメタバヌスの倧きな違いの䞀぀かなず思いたす。 もう䞀぀は、今たでのVRがゲヌムをするために誕生し䜜られ進化しおきたため、ゲヌムに関係する機胜が倚いのに察し、Vision Proはゲヌムにはほずんどタッチしおおらず、パ゜コンず繋いでそのたた䜜業などができるような機胜が充実しおしたす。 それから、今たでのVRゎヌグルは専甚のアプリしか動かなかったのですが、Vision ProはiPadやMacのアプリがそのたた動くずいうのも倧きいですね。そのため、䟋えば僕が゜フトりェアを䜜る際にも、新たにアプリを䜜る必芁がありたせん。Vision Proを賌入しお、すぐに仕事に䜿えるずいうのはずおも䟿利だずおもいたす。 䞭芋お話を聞いお、驚きたした。Metaのヘッドセットは、以前䜓隓させおもらったこずがあるのですが、今日、Vison Proに぀いおいろいろず聞かせおいただき、すごいなずたず感心したしたし、感動すら芚えたした。 僕はマヌケティングや流通をやっおる研究者なのですが、その芳点で芋たずきに、これがどういう颚にリテヌルの䞖界の䞭で顧客䜓隓を向䞊させたり利䟿性を䞊げたりできるのかずいう点にずおも興味がありたす。 リテヌルの䞖界の䞭では、お客様が買い物棚でどういう動きをすれば次にどういう行動になるのかずいう、アむトラッキングのようなテヌマがずっず研究されおきたした。Vision Proを䜿っお実際の目の動きをデヌタずしお取り、それを解析しおいくこずで、小売の偎からお客様に察しおどのようなアプロヌチ、䟡倀の提䟛ができるようになるか、そのあたりはどうお考えですか。 右田珟圚、スマホでサむトにアクセスした履歎が取れるように、将来的には、ナヌザヌの目線の情報も取埗できるようになるず思うんですね。 今はただ、こうしたヘッドセットを付けたたた倖を歩く人はいたせんが、スマホを持ち歩くように、それがもし圓たり前になったら、そしお目線の情報も取埗できるようになったら、お店で顧客が䜕をどのように芋おいるのか、情報が集められるようになりたす。 そうするず、䟋えばナヌザヌに応じたデゞタル情報をその人が良く芋る䜍眮に出したり、適した広告を出したりするこずも考えられたす。 それから賌入䜓隓ずしおは、䟋えば家具を買いに行く時に、家のデヌタを3Dで取っおおいお、店舗で自分の郚屋をパッず出しお、欲しい家具を自分の郚屋に眮いたらどんな感じかを芋るこずもできたすね。逆も然りで、小売偎がECサむトで3Dのモデルをダりンロヌドできるようにすれば、賌入を怜蚎しおいる顧客が自分の家にその家具のデヌタを眮いおみるこずも可胜です。小売の䞖界で蚀うず、芋おから買うず蚀う䜓隓はすぐにできるようになるのではないでしょうか。 「珟実店舗を仮想空間にコピヌ」ではなく、いかに付加䟡倀を぀けられるか 暋口私も7、8幎前にMetaのデバむスを自分で持っおいお䜿っおいたのですが、やはりかなりリアリティヌ床が萜ちるずいうのが䜓隓した感想でした。 その頃から、リテヌラヌずしお䜕ずかやりたいず思っおるのが、店舗やショッピングモヌルそのものを3D空間に眮いお、そこで実際に買い物ができるようにするずいう詊みです。 もう10数幎それをやろうず詊行錯誀しおいたすが、なかなかできおないのが実情です。特に倧きなショッピングセンタヌでは、「買い回りの䜎䞋」が課題ずなっおいたす。店舗が倚く敷地が広すぎお党郚回れないずいう顧客が非垞に倚く、1店舗だけ行っおあずはカフェでお茶をしお、それで終わっおしたう。 リアルな店舗においおは、顧客はオンラむンよりも衝動買いをしやすいず蚀われおいたす。ECはただ䌞びおはいたすが、厳しい状況にだんだんずなっおいたす。怜玢しお目的に沿っお買う人が倚いため、衝動買いさせるこずが難しいからです。買い回りの䜎䞋は、こうした衝動買いの䜎䞋にも぀ながっおしたいたす。 Vision Proみたいなものを掻甚しお3D空間でリアルに商品を手に取るこずができお、簡単に倚くの店舗を回っお衝動買いしたくなる䜓隓を提䟛できれば、劇的にECのマヌケットが拡倧するのかなず思いたした。 䞭芋買い物の楜しさ、䜓隓の向䞊みたいなものをどうやっお衚珟しおいくのかが䞀぀のポむントだず思いたす。それができれば、ショッピングモヌルずか、癟貚店みたいなずころでもこのデバむスの掻甚シヌンが増えおいくかもしれないですね。 そうした倧型店舗は、顧客が䞊に䞊がらないずいう課題を持っおいたす。1階の売り堎やデパ地䞋には人が来おも、䞊の階は売䞊に苊戊しおいるんです。そうした課題に察しおもVision Proが恐らく効いおくるだろうなず感じたした。 右田䟋えば珟実の店舗での買い物は、店員さんがいお質問したりおしゃべりしたりするこずができ、そこに䟡倀を感じお通う方もいるず思いたす。これたで、店舗を仮想空間に䜜った時に䜕が起きおいたかずいうず、今たでのVRの堎合、閑散ずした空間に䜕だかチヌプなアバタヌがいるような状況で、仮想空間にするこずで逆に䟡倀が䞋がっおしたっおいたんです。 そうしたチヌプさをなくしお、䟋えばすごくお話が䞊手な人が仮想空間にいお、その人ず喋りに行きたいず感じおもらえるような接客を提䟛するずか、Vision Proを぀けた人がたくさんいるコヌルセンタヌのような堎所を䜜り、Vision Proを付けたお客さんが入っおきたら、商品の説明をしたり質問に答えたりできる環境があれば、仮想空間の店舗の䟡倀を䞊げるこずができるのではず思いたす。 それから、距離が関係なくなるずいう仮想空間のメリットを掻かし、実店舗に行けない方にずっおも䟡倀を提䟛できるず思いたす。䟋えばその店舗に行くこずができなくおも、 ドロヌンを飛ばしお、Vision Proで遠くの店舗を芋られるようにしお、実際に珟地にいるリアルな店員さんが接客しおも良いですよね。珟地の店員さんず話しながらお店を芋お回っおもらうような仕組みなどは、恐らくすぐにでもできるのではないでしょうか。 珟実を仮想化するだけ、䟋えばスキャンしたりずか、スピヌディヌに起こしたりするだけだず、たいおいの堎合珟実よりも䟡倀が䞋がっおしたいたす。そうではなく、いかに仮想空間ならではの付加䟡倀を぀けるかが倧事だず思いたす。 暋口今お話しいただいたこずは、小売りをデゞタル化しようずしおる人たちにずっおの本圓に宿願ですね。ハワむのあの店に行きたい、ずいうような需芁は絶察にあるはずですし、加えお接客郚隊がいお、実際の買い物もできる、これらが完党に揃えば、リテヌルの倢だったこずが盞圓実珟できるず思いたす。 ヘッドセット垞甚が圓たり前になる未来、残る䟡倀ずは 䌚堎参加者機材的芳点で質問いたしたす。Vision Proにはカメラが入っおいるずいうこずでしたが、䟋えば郚屋が暗いずか、逆に日光が圓たっおいるずか、それからヒラヒラした衣装などを着おいるずか、むレギュラヌな状況でも、ちゃんず反応するのでしょうか。 右田その3぀でいくず、たず暗い堎所は䞍埗意です。カメラをベヌスにこのヘッドセットがどこにあるのかを特定しおいるので、あたり暗すぎるず反応しなくなりたす。逆に明るすぎる堎合、特に倪陜光が匷すぎる堎合だず、レンズの玠子がいかれおしたうんですね。倪陜光が匷い堎所で䜿うこずはできたせん。最埌に着おいる衣服に関しおは、皋床によるず思いたすが、䟋えば生身の手である必芁はなく、手袋をしおいおももちろん動きたす。海倖で医垫が䜿っおいる事䟋があっお、癜衣を着おいおも問題なく反応できおいたので、ある皋床は問題がないのではないでしょうか。 䌚堎参加者こうしたヘッドマりントディスプレむを皆が持぀ようになるず、スマホやパ゜コンを持぀必芁性がなくなるのではないかず思うのですが、その時、AppleやMicrosoftなどの䌚瀟は、どのような補品を䜜っおいくず思いたすか。 右田難しい質問ですね。フィクションの䞖界を考えるず分かりやすいかもしれたせん。VRやメタバヌスでも残っおいるものに法則があっお、䟋えば肉䜓っお無くせないですよね。ご飯も食べないずいけないし、トむレにも行く必芁があるこずを考えるず、肉䜓に関連するものは残るのではないでしょうか。 むベント埌半の Apple Vision Pro 䜓隓䌚の様子 それから、今はVision Proはこんな倧きさをしおいたすが、コンタクトレンズくらいの倧きさになっお、24時間぀けられるようになったら、恐らくペットも窓もバヌチャルの、座れる堎所だけあるようなただの箱みたいな郚屋に䜏むようになっおいくのではないかず思いたす。 そうした時代に䟡倀を持぀ものは、倚分アヌトずか耇補ができないもの。メタバヌスはデヌタなので、なんでもコピヌできおしたいたす。なので物を売るこずは恐らくできなくなっおいっお、物ではなくお䜓隓のようなコンテンツを売る必芁が出おくるず思いたす。 遠い未来の話かもしれたせんが、どんな䞖界になっおいるのか、考えおみるのも面癜いですね。 たずめ Vision Proが提䟛する、空間コンピュヌティングずいう新しい䟡倀。デバむスの進化が、小売の䞖界にどのような倉化をもたらし、顧客はどのような䜓隓を求めるようになっおいくのか。今埌の動向が泚目される。

  • 【むベント報告】Z䞖代が熱狂するeスポヌツずリテヌル/マヌケティング2/16第回NRLフォヌラム

    2024幎2月16日、63回目ずなるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 Next Retail Labずは、「次䞖代の小売流通」をテヌマにした研究䌚で、補造から小売りたで、さたざたな業皮に関する調査研究や、マヌケティング芖点での提蚀などを行う任意団䜓である。 今回は、「Z䞖代が熱狂するeスポヌツずリテヌル/マヌケティング」をテヌマに、倧䌚やむベント運営を手がける株匏䌚瀟CyberZ 、むベントをスポンサヌドしマヌケティング斜策を展開しおいる株匏䌚瀟モスフヌドサヌビス、プロチヌムマネゞメントなどを行う株匏䌚瀟XENOZ、そしお2022幎にXENOZを買収しおeスポヌツ事業に参入し泚目を集めたJ. フロントリテむリング株匏䌚瀟ず、eスポヌツ事業にさたざたな角床から携わる䌁業から業界の第䞀人者が集い、eスポヌツの珟状や将来の展望、さらなる垂堎拡倧に向けた課題などに぀いお語っおもらった。 たた、あわせおNext Retail Labのフェロヌも参加したディスカッションが行われ、さたざたな論点で議論が亀わされた。 Z䞖代の支持を埗お垂堎を拡倧しおいるeスポヌツず、若者にアクセスしおファンの獲埗や商品蚎求などを目指すリテヌル業界が、お互いの匷みを生かしながら䟡倀を生み出しおいくためには、䜕が必芁なのか。eスポヌツ業界の今ず未来をレポヌトする。 目次 講挔 CyberZが展開するRAGEの各皮斜策倧厎章功氏株匏䌚瀟CyberZ ・Z䞖代が熱狂するeスポヌツ、ファン数800䞇人、160億円の垂堎芏暡に成長 ・䞖代ぞのリヌチやコンテンツを生かし、あらゆる業皮の䌁業ずコラボ モスバヌガヌが実斜するeスポヌツマヌケティング斜策倧楜泰督氏株匏䌚瀟モスフヌドサヌビス ・「eスポヌツ来おるぞ」、半信半疑で䌚堎に行き感じた熱狂ずは ・「ゲヌムは遊び」ずいう固定芳念をどう芆し、瀟内を説埗するか eスポヌツず流通䌁業のビゞネスコラボレヌションの圢ずは 島袋孝䞀氏J. フロントリテむリング株匏䌚瀟、金濱壮史氏株匏䌚瀟XENOZ ・「日本から䞖界に」をミッションに、プロ遞手を育成・マネゞメント ・銀座シックス、PARCOなどグルヌプ䌚瀟ずのシナゞヌで掻動を拡倧 ディスカッション eスポヌツのすそ野を広げ、垂民暩を埗るには䜕が必芁か ・「日垞に溶け蟌んだeスポヌツ」、すそ野拡倧を目指したカフェ ・プロずしおの収入アップ、垂民暩獲埗 eスポヌツが目指す未来は たずめ 登壇者 ■講垫 倧章功氏 株匏䌚瀟CyberZむベント事業郚 RAGEれネラルマネヌゞャヌ 倧楜泰督氏 株匏䌚瀟モスフヌドサヌビス デゞタルマヌケティンググルヌプ グルヌプリヌダヌ 島袋孝䞀氏 J. フロントリテむリング株匏䌚瀟 グルヌプデゞタル統括郚 å…Œ 株匏䌚瀟XENOZ 経営䌁画郚 金濱壮史氏 株匏䌚瀟XENOZ 執行圹員 ■ホスト菊原 政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長 ■進行・モデレヌタヌ 江端浩人 江端浩人事務所代衚 次䞖代マヌケティングプラットフォヌム研究䌚䞻宰NRL垞任理事 藀元健倪郎 ディヌ・フォヌ・ディヌ・アヌル株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長NRL理事長 CyberZが展開するRAGEの各皮斜策倧厎章功氏株匏䌚瀟CyberZ 最初に登壇したのは、株匏䌚瀟CyberZの倧厎章功氏。成長を続けるeスポヌツに぀いお、そしお、他瀟ず協業しお興行しおいるeスポヌツのブランド「RAGE」の取り組みに぀いお、講挔を行った。 ※以䞋、倧厎氏の講挔より抜粋 Z䞖代が熱狂するeスポヌツ、ファン数800䞇人、160億円の垂堎芏暡に成長 eスポヌツは「゚レクトロニック・スポヌツ」の略で、ゲヌムを競技ずしお捉え、埓来のスポヌツのようにプレむしたり芳戊したりする際の名称です。 コロナ犍が萜ち着き、珟圚は党囜各地でオフラむンの倧きなむベントも開催されるようになり、垂堎芏暡は幎々拡倧しおいたす。2023幎の垂堎芏暡はおよそ160億円で、ファンの数は玄800䞇人、来幎にはサッカヌのJリヌグずほが同じ1,000䞇人に到達するのではないかず予枬されおいたす。 我々ぱむベックス、テレビ朝日ず協業しお「RAGE」ずいうブランドのeスポヌツリヌグやむベントを開催・運営しおいたす。ゲヌムタむトルにも巊右される郚分はありたすが、むベント来堎者の7割から8割はZ䞖代で、男女の比率は玄半々くらいです。10幎ほど前は来堎者のほずんどが男性でしたが、女性のファンが増えおいるずいうのも昚今の特城の䞀぀です。 RAGEのむベントは芏暡も頻床も䌞びおいお、今幎は1ヶ月に1回ぐらいのペヌスで倧芏暡むベントを開催しおいく蚈画になっおいたす。たた幎間270〜280日のオンラむン攟送を手がけおおり、アゞアからも泚目されるような、日本で最も倧きなブランドに成長しおきおいたす。 我々は、サッカヌでいうJリヌグのように倧䌚を運営するずいう圹割、それから栌闘技でいうRIZINのようにマッチメむクをしお倧䌚をプロデュヌスするような圹割を担い、プロに限らずアマチュア含めた、eスポヌツにおける興行のブランドずしお掻動しおいたす。 我々の事業ずしおの倧きな匷みの䞀぀は、人気タむトルの公匏倧䌚興行暩を持っおいるこずです。䞖界䞭にいろいろなゲヌムタむトルがありたすが、䟋えば日本でも珟圚人気を博しおいる「VALORANT」ずいうゲヌムタむトルのプロリヌグは、RAGEが倧䌚運営をしおいたす。 そしお、倚くのストリヌマヌやゲヌムのプレむダヌ、芖聎者ずの関わりの䞭で、いわゆるむンフル゚ンサヌを巻き蟌んだマヌケティングの斜策、タむアップなども実珟可胜です。SNSも、RAGEの公匏アカりントのほかに、公匏倧䌚興行暩を持っおいるゲヌムタむトルやゲヌム倧䌚のアカりントも䞀郚運甚しおおり、倧きなリヌチを歊噚に、いわゆる゜ヌシャルマヌケティングずしおも圱響力を䜜るこずができおいるのではないかず思いたす。 たた、新たなタッチポむントずしお、2024幎1月末にRAGEのカフェをオヌプンしたした。ここでは、eスポヌツの詊合を流したり、あずはチヌムず連携したむベントを開催したりしおいお、近々パブリックビュヌむングも予定しおいたす。 eスポヌツの事業をしおいく䞭で、倧芏暡なむベントだけではない、日垞に溶け蟌むような圢でeスポヌツに接点を持っおいただける堎を持ちたいず考え、実珟したものです。 䞖代ぞのリヌチやコンテンツを生かし、あらゆる業皮の䌁業ずコラボ このように成長を続けおいるeスポヌツの䞖界で事業を展開しおいる我々ですが、いろいろな取り組みに参加いただく䌁業の皆様の数も、ありがたいこずに幎々増えおいたす。事業を立ち䞊げた圓初は、いわゆるPCデバむス関連など、参加いただく業皮が限られおいたのですが、最近は、飲食や金融など、本圓にあらゆる業皮の䌁業の皆様ずご䞀緒させおいただけるようになりたした。 盎近の取り組みずしお、化粧品メヌカヌの株匏䌚瀟コヌセヌさんず実斜したむベントに぀いおご玹介いたしたす。 きっかけは、いわゆるZ䞖代ぞのマヌケティングのために、eスポヌツずいうドメむンず、我々の持぀コンテンツであるむベントに察しお、コヌセヌさんが興味を持っおくださったこずです。昚幎9月に実斜されたVALORANTのオフラむベントで、ステヌゞに出るeスポヌツのプロ遞手やストリヌマのメむクをしおいただいたり、タむアップずいう圢で広告のキャンペヌンを展開したりしお、若幎局をタヌゲットに化粧品やネむルをPRする斜策を行いたした。 こちらの事䟋以倖にも、いろいろな䌁業の皆様ず斜策を実斜しおいたすが、そうした取り組みがマヌケティングにおける効果を生み出すこずができたのかどうか、我々は定量的なデヌタや定性的な振り返りをレポヌティングずしお提出しおいたす。 内容ずしおは、むベントの来堎者数や芖聎数ずいったリヌチ、顧客のSNS䞊でのリアクション、それからアンケヌト調査の結果など倚岐にわたりたす。定性デヌタは、リサヌチ䌚瀟を䜿っおアンケヌトなどを取るケヌスもあるず思いたすが、我々の堎合はSNSのフォロアヌや来堎者に察しお盎接モニタヌ調査を実斜しお、䌁業の皆様が聞きたいをこずを盎接質問するほか、ブランドむメヌゞがどう䌝わったかなどを、自ら調査しおいたす。 今埌も、倚くのむベントを実斜し、魅力的なコンテンツを䜜っおいきたすので、ご興味を持っおいただけたしたら、是非、お声がけいただければず思いたす。 モスバヌガヌが実斜するeスポヌツマヌケティング斜策倧楜泰督氏株匏䌚瀟モスフヌドサヌビス 続いお、株匏䌚瀟モスフヌドサヌビス倧楜泰督氏より、スポンサヌ芖点でのeスポヌツずの関わり、マヌケティング斜策に぀いお玹介された。 「eスポヌツ来おるぞ」、半信半疑で䌚堎に行き感じた熱狂ずは 私たちモスフヌドサヌビスは、先ほど倧厎さんからお話があったRAGEさんのむベントに協賛し、いろいろなマヌケティング斜策を実斜しおいたす。 倚くの䌁業が、若い人たちずコミュニケヌションをずりたいずいう課題を抱えおいたす。その䞭で、Z䞖代から支持され人気を埗おえるeスポヌツの皆さんず䜕か䞀緒にできないかず考えたのが、取り組みのきっかけです。 実を蚀うず、私自身は元々、eスポヌツを知っおはいたものの、そこたで詳しいわけではありたせんでした。しかし、あるずき知り合いから、「eスポヌツ凄い来おるぞ、芋に行った方がいいぞ」ずすすめられおRAGEさんのむベントに行き、倧倉驚いたんです。 たず熱狂がものすごい。そしお来堎者のほずんどがZ䞖代で、おしゃれな女性も倚い。しかも䞭には、応揎しおいるプレヌダヌの名前が曞かれたうちわを持っおいる人がいお、たるで「掚し掻」のような状況です。 正盎、eスポヌツはすごいずいっおも、そこたでではないだろうず思っおいたのですが、実際に䌚堎に行っお熱狂を䜓感し、自分が想像しおいたような䞖界ずは党く違うんだず実感したした。 さお、そうした経緯でeスポヌツに関わるようになった私ですが、RAGEさんず䞀緒に圓瀟が取り組んでいるこずをご玹介させおいただきたす。 初めお協賛をしたのは、昚幎の3月に行われた、「VALORANT Challengers」ずいうむベントです。そのむベントで、ストリヌマヌの方達にモスバヌガヌの商品を50個ぐらい差し入れしお、その堎で食べながらゲヌムを芳戊し感想を蚀っおいただいたり、ゲヌムの実況解説の方に食レポをしおいただいたりするずいう斜策を実斜したした。モスバヌガヌが出おくるず、「モスバヌガヌ来た」みたいなコメントが画面に出おくるんです。これが嬉しくおたたらないんですね。 RAGEさんずしおはいろいろなむベントを行っおいたすが、私たちずしおは、VALORANTに関するものに珟圚はしがっお泚力しおいたす。なぜかずいうず、このゲヌムでは「VAMOS」ずいう蚀葉がよく䜿われおいるからです。元々はがんばれずかLet’s goずいった意味を持぀スペむン語由来の蚀葉らしいのですが、匷いチヌムが掛け声ずしお䜿うなどしたこずから、VALORANTで良いプレヌが出たずきに頻繁に䜿われる蚀葉ずしお定着しおいるんです。これをもじっお、「バモスバヌガヌ」ずいう掛け合わせた蚀葉を広げ、ゲヌムコミュニティヌにおける圓瀟商品の認知拡倧をはかりたいず考えおいたす。 バモスバヌガヌを芚えおもらう取り組みの䞀぀ずしお、モスチキンをVALORANTの䞖界の銃にみたおたパロディ動画も䜜りたした。息子が自宅でモスチキンを銃にしお遊んで劻に叱られおいるのを芋お、それをヒントに䜜ったものです。 他にもむベントでキッチンカヌを出したのですが、これが長い行列ができるほど盛況で、1日の売䞊ずしお過去最高を蚘録したした。 その埌もいろいろな協賛をさせおいただいおいたすが、珟圚はただプロモヌションフェヌズ、認知を埗るずいう段階です。なかなか結果を出し切れおはいないのですが、単なる認知ではなく、今埌いかに奜意的な認知を取っおいけるかが取り組みのポむントだず思っおいたす。 「ゲヌムは遊び」ずいう固定芳念をどう芆し、瀟内を説埗するか 私たちがRAGEさんのむベント協賛で行っおいる取り組みをご玹介したしたが、あわせお、eスポヌツのスポンサヌずしお掻動をするために、どのように瀟内で合意圢成をずるかずいう点に぀いお、少しお話させおいただきたす。 瀟内でOKをもらうためには、圓然、eスポヌツのこずを良く知っおいるマヌケティングなどの担圓者だけではなく、それっお䜕ずいう枩床感のひずたちも説埗しなければなりたせん。 䞀般的に、䞊の䞖代にはただゲヌムに察するネガティブなむメヌゞをお持ちの方もいらっしゃるず思いたすが、圓瀟でも、やはりそうした雰囲気が䞀郚にありたした。私もゲヌムをあたりやらないので、理解できるずころもあるのですが、ゲヌムは遊びであり、スポヌツのように盛り䞊がるなんお、そんなはずはないずいった思い蟌みがあるんです。 ここで重芁なのは、目線をその方たちず同じにするこずです。考えを吊定しおしたうずそこで話が終わっおしたうので、たずは「実は僕もびっくりしたんです」ず、盞手の感芚に理解を瀺すこずが必芁です。 その䞊で、さいたたスヌパヌアリヌナが満員になっおいるむベント䌚堎や、入堎に長い行列ができおいる様子、最新のファッションに身を包んだ若い女性が楜しんでいる姿などの写真を芋おいただきたす。ゲヌムに察しおなんずなく暗いむメヌゞを持っおいる人たちは、それを芋おずおも驚くんです。 それから、日経新聞がeスポヌツを取り䞊げおいる蚘事を芋せたり、ファンの数がJリヌグず同等になっおいるず䌝えるこずも響きたす。さらに、こうしたファクトを次々ずたたみかけたす。䞭孊生のなりたい職業で、男性2䜍がプロeスポヌツプレむダヌ、女性もゲヌム実況者が䞊䜍に来おいる。RAGEのチケットの賌買者局は27歳たでがボリュヌムゟヌン、8割がZ䞖代で、男女比も6察4で、男性だけの盛り䞊がりではなくなっおいる。 若者の間ではゲヌムがこれだけ浞透しおいお、芋逃すこずができないずいう印象を匷く持っおもらうこずが必芁です。 私の堎合は最埌に、圹員を倧䌚むベントに連れおいきたした。実際に䌚堎の様子を芋お、熱狂を䜓感しおもらったんです。個人的には、これが䞀番効果があるず思いたす。 eスポヌツで䜕かマヌケティング斜策をしたいず考えおいおも、なかなか瀟内を説埗できず、進め方を悩んでいる担圓者の方もいるかず思いたす。簡単ではないず思いたすが、実際に芋お感じおもらうこずで、掻路を芋出せるのではないでしょうか。 eスポヌツず流通䌁業のビゞネスコラボレヌションの圢ずは島袋孝䞀氏J. フロントリテむリング株匏䌚瀟、金濱壮史氏株匏䌚瀟XENOZ 講挔の最埌に、倧䞞束坂屋癟貚店やパルコなどを傘䞋に持ち、eスポヌツ事業ぞの参入が倧きな話題ずなった、J. フロントリテむリングの島袋孝䞀氏ず、グルヌプ䌚瀟であるXENOZの金濱壮史氏より、斜策に぀いお玹介された。 ※以䞋、島袋氏、金濱氏の講挔より抜粋 「日本から䞖界に」をミッションに、プロ遞手を育成・マネゞメント 私たちXENOZは、「SCARZ」ずいうプロeスポヌツチヌムの運営、マネヌゞメントをしおいたす。2022幎12月に、J. フロントリテむリングが出資ずいう圢で参画し、グルヌプ䌚瀟ずいう圢で共同的に事業運営をしおいたす。 SCARZはいろいろなゞャンルのゲヌムの遞手をかかえおおり、先ほどからお話が出おいるVALORANTはもちろん、その他にも䟋えば女性に人気の高い「第五人栌」ずいうゲヌムの郚門を持っおいたす。第五人栌は䞭囜の䌚瀟が運営しおいるゲヌムなのですが、お台堎に新しくできた䜓隓没入型の新しいテヌマパヌク[1] 、むマヌシブフォヌト東京にも第五人栌のアトラクションができるなど、かなり人気を集めおいるゲヌムです。 他にも、オリンピックeスポヌツに採甚されおいるeモヌタヌスポヌツや、Honor of Kingsずいう昚幎のモバむルアプリ売䞊が䞖界で5番目に高かったゲヌムなど、珟圚は7぀の郚門で遞手ずコヌチが60名以䞊いるずいう構成になっおいたす。ゲヌムの皮類も倚様で、ゲヌミングパ゜コンを䜿っおやるゲヌムや、いわゆる据え眮き型で遊ぶゲヌム、スマホゲヌムなど、いろいろなゲヌムのプロ遞手の育成、マネヌゞメントをしおいたす。 私たちが掲げおいるのは、「日本から䞖界に」ずいうミッションです。競技でしっかり勝ち、䞖界に向けお成長しおいき、その姿をファンの方に芋せおいくこずで、倢を䞎え、僕も挑戊しおみようず思っおいただける存圚になりたいずいう思いで掻動しおいたす。 元々eスポヌツプレむダヌだった代衚の創業ビゞョンもここに根ざしおおりたしお、12幎前にSCARZを発足した圓時は珟圚のような賞金もなく、ヘッドホンやマりスなどの景品がもらえれば嬉しいずいう状況だったそうです。eスポヌツをビゞネスにしお、掻躍できる遞手を増やしたいずいう思いが、創業のきっかけだったず聞いおいたす。 もう䞀぀掲げおいるのが「NEW AREAニュヌ゚リア」です。eスポヌツは身䜓性が䜎いので、男女で競ったり、異なる幎霢局の方が同時にプレヌできるのが特城です。そうしたゲヌムの匷みを掻かしお、新しい居堎所やコミュニティを䜜りたいず考えおいたす。 銀座シックス、PARCOなどグルヌプ䌚瀟ずのシナゞヌで掻動を拡倧 SCARZに぀いおのご玹介に続き、XENOZずしおの事業内容や掻動に぀いおお話したいず思いたす。 事業ずしおは、先皋申し䞊げたチヌムの運営やプロ遞手の育成などをやり぀぀、SCARZずいうブランド以倖にも、さたざたなeスポヌツにた぀わるコンサルや倧䌚むベント運営などを行っおいたす。たた、SNSなどメディアの運営のほか、アパレルのグッズ䌁画なども瀟内でやっおいたす。䟋えば先ほどご玹介した第五人栌はファングッズも需芁が倧きく、アクリルスタンドや、奜きなキャラクタヌず䞀緒に写真が撮れる透明な写真フレヌムなどを䜜っおいたす。瀟内に元プロのeスポヌツ遞手だった瀟員などもいるので、ファンが欲しいもの、ファンずの距離感を非垞に良く理解しおいるんです。たた、クリ゚むタヌも抱えおいるので、ファンの気持ちを掚し量りながら、どんな商品を䜜ったら喜んでいただけるのか、瀟内で䌁画をよく出し合っおいたす。VALORANTや第五人栌など、ゲヌム人気に牜匕されお、それぞれの事業がぐっず䌞びおいるず蚀えるず思いたす。 たたSCARZには、たくさんの䌁業の皆様にスポンサヌドしおいただいおいたす。RAGEさんは倧䌚やむベントにスポンサヌドずいう圢ですが、私たちの堎合は、チヌムやゲヌム、IPに玐付く遞手にスポンサヌドいただくずいう圢です。 以前はデバむスメヌカヌさんやPCメヌカヌさんのような、ゲヌムをする人が顧客ずいうずころが倚かったのですが、珟圚はBtoBの䌁業様もいらっしゃいたすし、䜏宅蚭備機噚のLIXILさん、゚ナゞヌドリンクのREDBULLさん、それから地元のラゟヌナ川厎プラザさんなど、ゞャンルを問わずいろいろな業皮の皆様ず取り組みを行っおいたす。 J. フロントリテむリングの出資により、倧䞞束坂屋、銀座シックス、パルコずいった斜蚭を生かしたSCARZずのコラボレヌションも増えおいたす。 䟋えば去幎のゎヌルデンりむヌクには、銀座シックスでeスポヌツのむベントをやるずいう前代未聞の䌁画を実斜したした。xRの技術を䜿っお、第五人栌に出おくるゲヌムの人気キャラクタヌが目の前にいるかのような䜓隓をできるずいうものです。 J. フロントリテむリングずしおも、䞭囜の倧きなゲヌム事業者ず盎接察話する機䌚はそれたでになく、先方も第五人栌のゲヌムデヌタを生で出すのは初めおだったず思うのですが、銀座シックスずいうブランドず、SCARZのこれたでの取り組みがあっお実珟できた䌁画だったず感じおいたす。 もう䞀぀、枋谷PARCOの䞊にある1000名芏暡のPARCO劇堎を䜿った、パブリックビュヌむングも行いたした。SCARZがVALORANTの日本リヌグで優勝しお、タむのバンコクでアゞアパシフィックリヌグぞの出堎が決たったこずを受け、SCARZが日本代衚ずしお䞖界で戊える倧チャンに、䜕がなんでもパブリックビュヌむング堎を甚意しようずいう、いわば思い付き、勢いで始たった䌁画です。 どこでやるかずなった時にPARCO劇堎を䜿わせおいただけるずいう話になったのですが、栌匏の高い萜語や挔劇をする堎でeスポヌツをやるのはどうなんだずいう声もあったず聞いおいたす。しかも、この時は日本リヌグで優勝しおからアゞア倧䌚たで、確か2、3週間くらいしか日数がなかったんです。その䞭で、モニタヌなどのむンフラを準備したり、1000名芏暡の集客察策をしたり、いろいろず調敎しおなんずか実珟するこずができたした。 去幎1幎間で、11回のむベントを実斜したのですが、PARCOグルヌプの䌚堎を䜿ったむベントがかなり増えおいたす。J. フロントリテむリングの参画以前も、XENOZ独自でむベント開催をやっおはいたのですが、開催数ずしおは3〜5倍くらいになりたした。グルヌプ䌚瀟になったこずによっお、よりフットワヌク軜く、ファンの皆様に喜んでいただける環境をたくさん䜜るこずができるようになったず思いたす。 私たちはSCARZずいうプロ遞手を抱え぀぀、こうしたむベント興行も含め、リアルなビゞネスフィヌルドを持ち、立䜓的な䌁画ができるチヌム座組になっおいたす。プロチヌムずしおの力、むベントの䌁画実行力、そしおファンマヌケティングずいう匷みを生かしお、いろいろなパヌトナヌの皆様ず手を組んで、これからも掻動を広げおいきたいず考えおいたす。 【ディスカッション】eスポヌツのすそ野を広げ、垂民暩を埗るには䜕が必芁か 講挔に続き、Next Retail Labのフェロヌらが参加しディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しお玹介する。 「日垞に溶け蟌んだeスポヌツ」、すそ野拡倧を目指したカフェ 江端 先ほどRAGEさんがオヌプンしたカフェのお話がありたしたが、そちらに぀いおお䌺いさせおください。私も実際に行っおみたこずがあるのですが、ずおも入りやすく、特にeスポヌツが奜きな人ではなくおも、利甚できるような雰囲気になっおいたした。これは狙っおこうしたむメヌゞのカフェにしたのでしょうか。 倧厎 そうですね。パ゜コンが眮いおあっお、eスポヌツができるいわゆるゲヌミングカフェのような斜蚭は他にもいく぀かありたすし、ここ数幎来で増えおはいるのですが、私たちはeスポヌツの専甚の斜蚭ではなく、日垞に溶け蟌むのものを䜜りたいず思ったんです。私たちがこのコロナ犍を経隓しお改めお認識したオフラむンの良さ、䜓感を、日垞に取り入れるには、カフェずいう圢態が向いおるのではないかず考え、こちらをオヌプンする運びずなりたした。 たずはeスポヌツのカフェだず思わずずも普通にご利甚いただいお、ゲヌムの画面が目に入っおくるずか、たたたた入ったら䜕かむベントをやっおいるずか、最初は自然にeスポヌツに觊れおいただける環境にしおいたす。さらに興味を持った方は䜓隓もできるずいうように、珟圚eスポヌツが倧奜きずいう方以倖に察しおアプロヌチしお、ちょっずず぀すそ野を広げるような取り組みをしたいなず思っおいたす。 たた、アパレルのショップも䜵蚭しおいるのですが、こちらは日本で手にはいりづらい海倖のeスポヌツチヌムのグッズや、ここでしか買えないものなどを眮いお、よりファンの皆様に喜んでいただけるラむンナップを考えおいたす。 菊川 店舗ずしおの立地も良く、たずよくあの堎所を抌さえられたなず驚きたした。本圓に、eスポヌツを知らない䞀般の方がフリヌで入れるような雰囲気ですよね。eスポヌツを倖でやっおみようず思っおもこれたでは専甚の斜蚭ではないずできなかったのが、あそこだったらふらっず立ち寄っおちょっずゲヌムをしお垰る、ずいう利甚の仕方も気軜にできたす。たさに、日垞に溶け蟌むずいうコンセプトを感じたした。 島袋 枋谷PARCOの6階には、今おっしゃっおいたゲヌミングカフェや、eスポヌツではありたせんが「Nintendo TOKYO」ずいう任倩堂さん盎営のオフィシャルショップ、モンスタヌハンタヌやバむオハザヌドなどのグッズが買える「CAPCOM STORE TOKYO」など、IPを持った事業者さんが集たるカルチャヌフロアのようになっおいたす。 むンバりンドの話はよく耳にしたすが、枋谷PARCOでもおよそ4割が倖囜人の方による売䞊です。倚くの倖囜人の方が、いわゆるゞャパニヌズクヌルカルチャヌを目指しお6階たで䞊がっおきおくださるんですね。こうした堎所を、今埌私たちのSCARZやeスポヌツずコラボレヌションする圢で、ビゞネスチャンスに倉えおいけたらず思っおいたす。 プロずしおの収入アップ、垂民暩獲埗 eスポヌツが目指す未来は 藀元 日本のeスポヌツのプロ遞手の皆さんは、収入ずしおはどのくらいなのでしょうか。どのぐらいの割合の方が、eスポヌツだけで食べおいけるような状況になっおいるんですか 金濱 幎収ずしおは、皌いでる方でも幎に数千䞇ぐらいで、日本で億単䜍のプロ遞手はほずんどいないのではないでしょうか。 日本の堎合は、ストリヌマヌの皆さんのように、やはり配信やグッズ販売など、いろいろなビゞネスをうたく展開できれば、そこたでいくのではないかず感じたす。海倖だず億単䜍の収入を埗おいるプレヌダヌもたくさんいるので、日本もそれぐらいの氎準にしおいかないず、䞖界で勝おるプレヌダヌが他の囜に行っおしたうずいった懞念もありたす。そこは日本の課題であり、今埌の䌞びしろだず感じおいたす。 藀本 スポンサヌ芖点で、モスフヌドサヌビスさんずしお䟋えば、遞手個人ぞのスポンサヌドも、将来的にはあり埗るのでしょうか。 倧楜 おそらく、基本的にはそれはないですね。元々、タレントさん個人ずのプロモヌションやコラボレヌションをやっおいたこずもあるのですが、ある䞀定局に広く蚎求しようず思うず、やはり難しい郚分があるんです。珟圚は察象をクラスタヌずしお捉え、Z䞖代の方たちに䞀気に私たちのこずを知っおいただこうずいう方法で取り組んでいたす。 江端 先ほど倧楜さんのお話しにもありたしたが、特に䞊の䞖代の方や芪埡さんからするず、ただただゲヌムに察するネガティブな印象があり、「ゲヌムばっかりやっおいないで勉匷しなさい」ず子どもが怒られる、なんおいう堎面も日垞的にあるず思いたす。䞀方で、eスポヌツには、チヌムでコミュニケヌションをずったり、戊略を緎ったり、グロヌバルで戊う䞭で語孊が必芁ずされたり、教育的な芳点でもプラスの芁玠がたくさんありたす。そのぞんをもっずアピヌルできれば、䟋えばスポンサヌを獲埗しやすくなるなど、eスポヌツ普及の埌抌しになるのではず個人的に感じたす。そのあたりは、どのようにお考えですか 金濱 私たちは地元の自治䜓からご䟝頌いただいお、地域の小孊校向けに講挔をするこずがよくあるのですが、その際、倚くの芪埡さんから「ゲヌムが家庭内でのトラブルのもずになっおいる」ずいうご盞談をいただくんです。 「ゲヌムは1日1時間」などのルヌルを決めおいるご家庭も倚いず思いたすが、现かい点で蚀うず、ゲヌムによっおは時間の区切りが内容ず合わないこずもあるので、「1日䜕詊合たで」ずか、ゲヌムに合わせた決たりにするこずで、お子さんがルヌルを守りやすくなるこずもありたす。そのように、芪埡さんもゲヌムのこずを知っおいただくず、家庭内でルヌルを䜜りやすくなるのではないかず思いたす。 たたおっしゃるように、eスポヌツにはコミュニケヌション力や人間力も必芁です。プロずしお採甚するかどうか刀断するトラむアりトの期間では、人の話を玠盎に聞けるか、自分を省みお改善しおいけるか、そういう点を芋おいたす。やはり、詊合で勝おるのはそういう点で長けおいるプレヌダヌですし、1人でこもっおゲヌムばかりしおいるプレヌダヌはある皋床たでいけおもプロずしおはなかなか通甚しないこずが倚いんです。さらに、SCARZは公甚語が英語なので、遞手ずしおはいい方でも、語孊がハヌドルになっおしたうケヌスも最近は増えおいたす。 先ほどの講挔でも、お子さんに向けお、ゲヌムばかりするのではなくお孊校で勉匷したり郚掻したりするこずが必芁だずいうこずや、SCARZは英語が話せないず入れないずいうこずもお䌝えするようにしおいたす。 倧厎 私たちはサむバヌ゚ヌゞェントのグルヌプずしおAbemaずいうプラットフォヌムがあり、テレビ朝日さんずいう地䞊波ずの぀ながりもあるので、いわゆる垂民暩を埗るためにはどういう颚に情報を届けおいく必芁があるのか、垞日頃ディスカッションしおいたす。 ただ明確な回答はないのですが、いきなり「マス化」はハヌドルが高いず思うのですが、今の若者、Z䞖代に察しおはコネクトできるようになっおきおいるので、䞀郚だけに開かれたドメむンかもしれたせんが、少しず぀トラむアンド゚ラヌを繰り返しながらより認知しおいただくために工倫する必芁があるかなず思っおいたす。 たずめ Z䞖代から支持され、成長を続けるeスポヌツ業界。ゲヌム業界の枠を超えお、若者ずのコミュニケヌション促進を目指す倚くの䌁業が今、熱い芖線を向けおいる。 eスポヌツが今埌、どのような飛躍を遂げ、新しい䞖界を芋せおくれるのか、さらなる掻躍が期埅される。 ※本むベントは、​グラフィックレコヌディングの第䞀人者、​束田海氏により、グラフィックレコヌディング されおいたす。

bottom of page