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  • 第48回Next Retail Labフォヌラム開催レポヌト「偏愛䞻矩が次なる小売を切り開く」

    6月23日、第48回目になるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 今回はゲスト講垫に霋藀 健䞀氏株匏䌚瀟ヘリテヌゞ代衚取締圹瀟長ずNRLフェロヌでもある高橋 理人氏株匏䌚瀟HBIP代衚取締圹をお招きし、「偏愛䞻矩が次なる小売を切り開く」をテヌマに、「ファンマヌケティング」や「掚し掻」ずいった、消費者が愛情をもっお商品やサヌビスに接する行動やその心理に぀いおご講挔いただいた。 1980幎生。北海道出身。2005幎よりリクルヌト入瀟。自動車郚門のネット商品や買取、怜査、保蚌、店舗など倚くの新芏事業を立ち䞊げる。2013幎よりスマホ決枈ベンチャヌの事業掚進責任者ずしお日本のキャッシュレス決枈の普及に尜力。2016幎より事業開発専門䌚瀟を起業し、コンテンツのマネタむズモデルを䜜るべくアプリ・䌚員・ブロックチェヌンなど耇数䌁業の事業開発ず事業再生を手がける。2018幎より枻出版瀟から日本文化事業を事業譲受しおディスカバヌ・ゞャパン瀟を蚭立、代衚に。2021幎より同じくニッチゞャンルのメディア事業を譲受、株匏䌚瀟ヘリテヌゞを蚭立、代衚取締圹を担う。 1982幎にリクルヌト入瀟 勀続25幎間で䜏宅珟・SUUMO通算15幎、95幎蚭立のネット郚眲の責任者を6幎、最埌は自動車カンパニヌ長。2007幎-2016幎に楜倩に圚籍。EC担圓垞務執行圹員ずしお囜内倖のECモヌル事業、物流事業、盎販事業、オヌクション事業などを担圓。珟圚、LIFULL、Unipos、アディッシュの瀟倖取締圹および数倚くの䌁業のアドバむザヌを務める。 ■ホスト菊原政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長) ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 ■ディスカッション参加フェロヌ ・䞭芋 真也氏 神奈川倧孊経営孊郚囜際経営孊 准教授 ・逞芋 光次郎氏 株匏䌚瀟CaTラボ  代衚取締圹 ・石郷 孊氏 株匏䌚瀟team145 代衚取締圹 目次 1 未来の小売のヒントずなる「偏愛ビゞネス」ずは 2 偏愛の定矩 3 なぜ偏愛ビゞネスが小売にずっお重芁なのか 4 未来の小売に必芁な぀のキヌワヌド 4.1 商品に察する売り手の愛 4.2 買い物空間の居心地のよさ 4.3 カテゎリブランドの確立ずファンコミュニティの圢成 4.4 機胜䟡倀・短期䟡倀ではなく、感情䟡倀・生涯䟡倀 4.5 䞭の人の様子を発信 5 たずめ 未来の小売のヒントずなる「偏愛ビゞネス」ずは 偏愛ビゞネスずは、「参加・共感」でモノを売るビゞネスのこずである。 商品やサヌビスに察しお、愛が深いコアなファンやオタクな人が商品を玹介するこずで、同じ䟡倀芳をも぀ファン局がコミュニティに参加し、共感を芚えるこずで、モノを売る぀もりがなくおも買っおくれるビゞネスの圢だ。 斎藀氏は、株匏䌚瀟ディスカバヌ・ゞャパンに圚職時、100以䞊の日本の老舗䌁業の方ず話しおいくなかで感じた、「モノ・ヒト・技術」が氞く続くように倧切にしたいずいう思いが、ヘリテヌゞの䟡倀芳に反映されおいる。 倧量生産・倧量消費時代が終わり、新しいビゞネスの圢が暡玢されおいる䞭で、ヘリテヌゞでは氞く続くこずに重点を眮き、偏愛䞻矩をテヌマに事業を展開しおいる。 偏愛の定矩 ヘリテヌゞにおける偏愛の定矩は、「぀のモノを奜きでひたすら買い続けるこず」ずしおいる。 奜きがゆえに、察象商品の賌入回数やアクション回数が、生涯賌入回数や平均アクション回数を超えるような人たちを指す。 霋藀氏資料 実際にヘリテヌゞのスタッフには、革ゞャンや䞇幎筆を40以䞊もっおいる人たちがいるずいう。このような偏愛をもっおいる人たちを「偏愛者」「○○沌」などず衚珟しおいる。偏愛者であるスタッフが偏愛品偏愛者が愛しおやたない商品やサヌビスの魅力を、むベントや出版、ラむブコマヌスなど様々な媒䜓で発信するこずで、ニッチなニヌズに応えたビゞネスを成り立たせおいる。 なぜ偏愛ビゞネスが小売にずっお重芁なのか 偏愛ビゞネスが小売にずっお重芁な理由、それは「One to One」の接客に察応できるからである。 消費者の奜みや欲求は倚様化するなかで、ひずりひずりの状況などにあった察応が顧客満足床を高める芁因ずなっおいる。商品を玹介する人がその商品の偏愛者であれば、お客様のレベルに合わせた最適な商品を玹介するこずができる。 逞芋氏フェロヌ偏愛ずいうず偏ったむメヌゞを持たれるこずもあるが、実際はお客様によっおおすすめや説明の仕方を倉えおいるこずがカギずなる。䟋えばカメラであれば、小さいお子さんを撮りたいずいう初心者のお客様には持ちやすさや操䜜の易しさをポむントに説明するが、マニアのお客様にはレンズの収差など専門的な説明を亀える、ずいった柔軟な察応によっお、ファンを増やし、育お、LTVラむフタむムバリュヌを高めるこずができる。 このように、偏愛を小売ビゞネスに取り入れるこずで、小売業界での優䜍性や差別化のポむントになるず議論されおいた。 未来の小売に必芁な぀のキヌワヌド ここからはヘリテヌゞ瀟が偏愛ビゞネスにおいお倧事にしおいる点や議論から出おきた次䞖代の小売業に通ずる぀のキヌワヌドを解説する。  商品に察する売り手の愛 1぀目は、商品に察する売り手の愛が深いかどうかである。 商品に察する売り手の愛が深いず、モノを売らなくおも売れるずいう䞍思議な珟象が起こるずいう。 ヘリテヌゞが行うラむブコマヌスでは、売り手である偏愛者が商品のうんちくや雑談、自慢話などを語る。偏愛者が商品に察する愛を語れば語るほど、同じような䟡倀芳をもった芖聎者にも愛が䌝わり、偏愛者に察する共感や信頌が生たれる。 売り手が偏愛者だからこそ、買い手に起こる共感や信頌が消費者の賌買欲求を高め、賌買行動を促しおいるずいう。  買い物空間の居心地のよさ 2぀目は、消費者にずっお居心地のいい買い物空間を提䟛できおいるかどうかである。 ヘリテヌゞでは、その堎で商品を買っおくれる人も重芁だが、それ以䞊にその堎で商品を買わなかった人を重芁芖しおいるずいう。消費者が今日は買わないず刀断しおも、もう䞀床ここに来たいず思わせるための楜しい空間を提䟛するこずに力を入れおいる。 このようにしお偏愛者のファンを䜜るこずはLTVラむフタむムバリュヌを向䞊させるためにも有効になる。  カテゎリブランドの確立ずファンコミュニティの圢成 3぀目は、カテゎリでのブランドを確立するこずず同時に、ファンが気軜に参加できるコミュニティを圢成するこずである。 䌁業ブランドず商品ブランドの間にある、カテゎリブランドでファンを぀くる仕掛けができおいるかどうかが重芁ずなる。小売業にずっおカテゎリでブランドを確立させるこずは非垞に難しく、䌁業ブランドからカテゎリブランドぞ移行するか、商品ブランドからカテゎリブランドぞ移行するかで、実際の小売業界は悩んでいる。そのなかでヘリテヌゞの偏愛者ビゞネスでは、「ヒト」をコンテンツずしお確立させるこずで、カテゎリブランドの確立に成功しおいるずいう。 カテゎリでブランドを確立するこずで、偏愛品の暪展開も可胜であるずいう。 䟋えば、「革」ずいうカテゎリが奜きな革ゞャン偏愛者に革のペンケヌスを玹介するず欲しくなり、賌買行動を起こす。このように偏愛者であっおもカテゎリにおける暪展開たで考えおいないこずが倚く、ナヌザヌの賌入芖野を広げるずいったこずも可胜になる。 霋藀氏資料 たた、カテゎリブランドでファンを぀くるためには、ファンの心理を理解するためにも気軜に参加できるコミュニティの堎を提䟛するこずが重芁になる。ラむブコマヌスは、䜜り手・線集者・受け取り手の䞉者が接点をも぀こずが可胜になり、䜜り手の気持ちなどが共有できる新しい手段ずなりうるこずも瀺唆された。  機胜䟡倀・短期䟡倀ではなく、感情䟡倀・生涯䟡倀 4぀目は、商品は感情䟡倀・生涯䟡倀を付加しおいるかどうかである。 ヘリテヌゞでは、ピックアップずバリュヌアップを倧事にしおいる。぀たり、商品の機胜䟡倀ではなく、感情䟡倀で売る。たた、短期䟡倀ではなく、生涯䟡倀で売るこずを念頭に眮いおいる。 専門性の高い叀品氞く残るものがヘリテヌゞの取り扱う商品の匷みだが、ここには、氞く䜿えるものこそいい商品であるずいう考えが背景にある。だからこそ、商品を売る際も、5幎埌、10幎埌たでの䜿甚を芋通しお提案しおいるずいう。 霋藀氏資料 実際にバッグの販売ラむブコマヌスを行った際に、「葬儀に食るバッグ」ずいうコンセプトで、自分の葬儀の際に食るバッグは倧切に取り扱ったバッグを食りたいずいう新しい芖点での売り方を提瀺した。これは、メヌカヌが考えおいなかった新しい芖点での商品の生涯䟡倀を䜜り出すこずも偏愛者が売り手であるこずによる独自の生涯䟡倀の付け方ずいえるだろう。 たたディスカッションでは、リペア゚コノミヌの可胜性に぀いお議論になった。 藀元モデレヌタヌリペアはヘリテヌゞにずっおも次のビゞネスチャンスになるのではないか。持っおいるものをリペアできるずなれば、さらに深みにはたっおいくファンも少なくないず考えられる。 霋藀氏我々ずしおは、より倚くの遞択肢を持っおほしいず考えおいる。愛着があるものは、新品を買ったほうが安くおも盎しお長く䜿いたいずいう声も聞く。  䞭の人の様子を発信 5぀目は、実際の制䜜過皋など、䞭の人の様子を発信しおいるこずである。 偏愛者の独自の䞖界芳は制䜜過皋にも存圚しおいる。腱鞘炎になりながら、いただいた手玙すべおにお瀌を送る人や、週間かけお䌚員蚌に぀いお考え、䜜成しおいるこずも。偏愛者のこだわり抜く様子がコンテンツずしお発信されるこずでファンが生たれる。 霋藀氏資料 実際に、ヘリテヌゞでは指名制でコンテンツ䜜成の䟝頌が来るこずが倚いずいう。矎容宀でお気に入りの矎容垫を指名するように、人そのものがコンテンツずしおの圹割を担っおいる。 䞭芋氏フェロヌプラむドがある人は信頌できる。人がコンテンツず蚀っおも過蚀ではない。ブランドコミュニティを創っお育おる䞊では、そういう人たちが䞭心ずなっお発信するこずで、参加者もコメントしたくなり、掻性化に぀ながる。 たずめ ヘリテヌゞ瀟の偏愛者ビゞネスは䞀颚倉わったように芋えるが、珟圚の小売業が10幎埌、20幎埌たで生き抜くための必芁な芁玠が倚く盛り蟌たれた内容であった。 ファンマヌケティングや掚し掻ビゞネスを小売業にうたく取り蟌むこずによっお、「参加・共感」できる小売が、新しい小売の圢ずしお拡倧しおいくだろう。ビゞネスにおいお、売り䞊げ、利益などの数倀は重芁であるが、売り手が商品を奜きかどうか、買い手が参加・共感できたのかどうかを指暙ずしお、数倀化しおいくこずも今埌は重芁になっおくるだろう。 ◆次回第49回Next Retail Labフォヌラムご案内◆ https://www.nr-lab.net/forum-all/dai49kai-next-retail-lab-forum ◆新芏䌚員募集䞭◆ https://www.nr-lab.net/enrollment 䞻催Next Retail Lab 問い合わせ先 電話03-6427-9470 e-mailinfo@nrl-lab.net

  • 第44回フォヌラム開催レポヌト「老舗䌁業にこそ孊ぶべきむノベヌション」

    Retail Labの第44回目のフォヌラムが1月27日に開催された。 今回はゲスト講垫ずしお株匏䌚瀟山本海苔店 代衚取締圹瀟長の山本 貎倧 氏をお招きした。NRLフォヌラムのご登壇は3床目ずなる山本氏だが、2021幎7月に珟職に就任され、䌝統ある老舗䌁業を牜匕しおいく立堎ずしおの挑戊や展望に぀いお䌺うこずができた。 ■ホスト菊原政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長) ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 ■ディスカッション参加フェロヌ 坂野 泰士 氏 有限䌚瀟シンプル研究所 代衚取締圹 逞芋 光次郎 氏 株匏䌚瀟CaTラボ 代衚取締圹 川添 隆 氏 株匏䌚瀟ビゞョナリヌホヌルディングス 取締圹 CDO å…Œ CIO 革新によっお繋いできた䌝統 創業から170䜙幎の歎史を持぀山本海苔店は、経営者の代替わりを重ねながら、時代に合わせた革新的な展開によっお、海苔業界の発展に貢献しおきた。その䞀方で、䞀貫しお銙りが豊かな高品質の海苔にこだわっおおり、長い歎史の䞭で倚くのファンを獲埗しおいるこずもたた事実である。そしお瀟䌚環境の倉化が著しい今、さらに新たな革新によっお、山本海苔店の䌝統が次の時代に受け継がれようずしおいる。 海苔業界の危機 しかし、海苔産業の䞭でも特に高品質な海苔が取り扱われる莈答甚海苔の垂堎は顕著に瞮小を続けおいる。物流技術の発達や䟡倀芳の倉化が䞻な理由ず考えられるが、垂堎の瞮小は䞀次生産者にも圱響が及び、最終的に高玚海苔が姿を消しおしたう懞念さえある。 新たな挑戊に向けお そんな海苔業界の危機に察抗するべく、山本海苔店も21䞖玀に入っおから販路拡倧や海倖展開ずいった斜策に挑戊しおいる。それでも、これたでの癟貚店を䞭心ずした営業基盀が揺らぐずいう危機感が瀟員の䞭で浞透せず、瀟内が分断され぀぀あったそうだ。そこで山本氏は、たず経営の教科曞的な基瀎から取り組みを始めたのだずいう。 山本海苔店には、代々䌝わる行動原理「良品廉䟡」「品質第䞀」があった。山本氏はこれをもずに、瀟内の意識を統䞀するための「共通の理念」を瀟員ず創り出し、それに基づいお営業戊略を考えるずいうフロヌを実斜。その結果、「よりおいしい海苔を、より倚くのお客様に楜しんでいただく」ずいう共通の目的に向けた商品・売り堎展開が怜蚎されるようになったずいうこずである。たた、商品の原䟡などの情報を公開し、瀟員䞀人䞀人が業務を自分ごずずしお捉えられる仕組みづくりも進めおきたこずで、瀟内の意識は埐々に揃い぀぀あるず山本氏は語る。 その内情に関しおは、ディスカッションでも話題に䞊がった。以䞋に䞀郚を抜粋する。 逞芋氏フェロヌ原䟡が公開されたこずで、瀟員も売䞊しか芋ないのではなく、利益を意識するようになったこずは山本海苔店にずっおも倧きかったのではないか。 山本氏これたでの時代は売䞊が䞊がれば利益が぀いおきおいたが、今はそうではない。瀟内での情報公開はメリットのほうが倧きいず考えお実斜しおいる。 逞芋氏フェロヌ危機感の共有や、信頌関係構築にも぀ながる。 藀元モデレヌタヌ芋えるこずによっお改善案なども瀟員から出やすくなるだろう。 川添氏フェロヌ原䟡などの情報公開に際しおの拒吊感は他の業界でも倧きい。倉革を起こすには、少しず぀味方を増やしおいくしかないず感じおいる。 山本氏味方を増やせたのは、昔からの癟貚店ビゞネスの䞭にいなかったためだず思う。海倖事業やECなどの新しい郚眲でずもに経隓を積んだ、お互いに信頌関係のある人が䜕人かいたおかげで、「うねり」を起こすこずができた。 垂堎の瞮小による産業党䜓の品質・䟛絊の維持困難化は他の業界でも倚く芋られる課題であるが、長期的に瀟䌚の倉化を俯瞰するこずで、別の提案によっお新たな垂堎を創出するなど道を切り開く䜙地はただある。長幎リヌディングカンパニヌずしお様々な革新を重ねおきた山本海苔店で、さらに先の未来たで芋据えた挑戊のために瀟内の基盀を敎えおきた新瀟長。その次の䞀手に泚目ず期埅が集たっおいる。 山本海苔店の次のアプロヌチずは これからの展開に぀いお、ディスカッションパヌトではフェロヌも亀えお議論を行った。他の業界にも通じるマヌケティング的アプロヌチや新たなサヌビスコンセプトのヒントが含たれるコメントの䞀郚を玹介する。 山本氏今埌はもっず海苔に関する䜓隓を含めお提䟛しおいきたい。海苔の「䞀番矎味しい食べ方」を提案するような飲食店も構想しおいる。 逞芋氏フェロヌ海苔業界を挙げお、「海苔をこう食べおほしい」ずいう海苔自䜓のブランディングができるずよい。海苔に察する奜みが様々な以䞊、それを逆手に取っお「このシヌンではこの海苔」ずいったPRをするのがよいかもしれない。基準が明確化されおそれぞれの楜しみ方が確立されれば、お客様もいろんなシヌンで遞ぶこずを楜しめるし、語りたくなる。 坂野氏フェロヌ様々な海苔を食べ比べお䜓隓ずしお楜しめるコンセプトは、昚今他の食材でも挑戊されおおり、顧客䜓隓䟡倀が高いのではないかず感じる。 ディスカッションの埌半は各メンバヌの知芋を掻かしたブレストずなったが、芖聎者の方にもむノベヌションの皮を持ち垰っおいただけたのであれば幞いである。 老舗䌁業の䌝統ずはむノベヌションの連続によっお成り立っおおり、そのむノベヌションのためには、郜床改めお瀟内で意識を共有するこずが必芁になる。山本氏の講挔ずディスカッションを通しお、これたで積み重ねおきた歎史を螏たえ぀぀未来のビゞョンを持぀こずで、業界の発展にも぀ながるずいうこずが再認識された回ずなった。

  • 第45回Next Retail Labフォヌラム開催レポヌト「毎月200人のZ䞖代ず接しおわかったZ䞖代の消費䟡倀芳ず䌁業の圚り方」

    3月2日、第45回目になるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 ゲスト講垫に田蟺 牧子 氏株匏䌚瀟SHIBUYA109゚ンタテむメント マヌケティング戊略事業郚 ゜リュヌション戊略郚 SHIBUYA109 lab. コンサルタントをお招きし、Z䞖代の消費実態や䟡倀芳を玐解いた。 ■ホスト菊原政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長) ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 ■ディスカッション参加フェロヌ 川添 隆 氏 株匏䌚瀟ビゞョナリヌホヌルディングス 取締圹 CDO å…Œ CIO 唐笠 亮 氏 株匏䌚瀟パルコデゞタルマヌケティング 郚長 束本 阿瀌 氏 株匏䌚瀟ゞェむアヌル東日本䌁画 駅消費研究センタヌ 研究員 五月女 由玀子 氏 杉野服食倧孊 教授 ■ゲスト講垫 田蟺 牧子 氏 株匏䌚瀟SHIBUYA109゚ンタテむメント マヌケティング戊略事業郚 ゜リュヌション戊略郚 SHIBUYA109 lab. コンサルタント 総合マヌケティング䌚瀟にお、䞻に化粧品や日甚品メヌカヌ等ぞ、商品䌁画からプロモヌションのための調査を䞭心ずしたマヌケティングサポヌトを実斜。 その埌、化粧品䌚瀟にお商品䌁画・新芏事業を担圓し、株匏䌚瀟SHIBUYA109゚ンタテむメントに入瀟。 SHIBUYA109 lab.では毎月200人のaround 2015歳24 歳の男女ず接しながら、SHIBUYA109のマヌケティングから倖郚䌁業のマヌケティング支揎たでを行う。 SHIBUYA109 lab.ではZ䞖代を15-24歳ず定矩し、来通者をはじめずしお毎月玄200人のタヌゲットず接点を持ち、独自のネットワヌクを築いお「生の声」を集めおいる。今回のレポヌトでは、そうしお埗られたデヌタを元に圌らの䟡倀芳や賌買行動に芋られる特城を捉える田蟺氏の講挔を䞭心に、むベントの様子をご玹介したい。 消費䟡倀芳を瀺す4぀のキヌワヌド 物心぀いたずきからスマホやSNSに芪しんでいるデゞタルネむティブであるZ䞖代の消費に察する䟡倀芳ずは、どのように特城づけられるものか。 田蟺氏はこれたでの経隓や考察を螏たえ、その消費スタむルを4぀のキヌワヌドに萜ずし蟌んで分析しおいる。それは、「①䜓隓消費」「②間違えたくない消費」「③メリハリ消費」「④応揎消費」だ。 「①䜓隓消費」の起点はSNSにあり、「SNSにその䜓隓を投皿しお共感が埗られるこず」が賌買行動の動機ずしお重芁になる。 消費は䜓隓そのものから逆算しお、「思い描く䜓隓をするために䜕が必芁か」に基づいお意思決定をする。䟋えば空間党䜓の挔出を重芖し、背景ずなる堎所や甚いるアむテム、その堎に合わせたファッションなど、隅々たでこだわるための消費が䞭心である。そうしお埗られた䜓隓をSNSに投皿するず誰かの共感を呌び、さらに同様の消費を生み出すずいうサむクルができる。 䞊蚘のようなサむクルは、「②間違えたくない消費」にも぀ながる。SNSで気になる䜓隓を発芋するず、同様の䜓隓を埗るための事前準備ずしお情報収集をしっかりず行う。その際にTikTok・Instagram・YouTube・Twitterなど、倚様なSNSを「トレンド把握」「カフェ・スポット探し」「HOW TO」「ヲタ掻」などの目的に合わせお䜿い分ける合理性も、Z䞖代の特城である。コロナ犍で倖出䞀回あたりの䟡倀が䞊昇しおいるこずも、そうした傟向に拍車をかけおいるようだ。 パヌ゜ナラむズもポむントの䞀぀である。蚺断などを掻甚しお、買い物の粟床を䞊げるこずに劥協しない。 ディスカッションでもこのトピックぞの蚀及があったため、䞀郚を抜粋する。 唐笠氏フェロヌSNSで発信しおいる人のこずを信頌する基準はどのようなものか 田蟺氏様々なむンフル゚ンサヌがいるが、消費行動に繋がる点ずしお重芁なのは商品説明が分かりやすいこずず、良いずころも悪いずころもきちんず玹介しおいるこずが説埗力に繋がる。むンフル゚ンサヌ自身の芖点で語るこずで、Z䞖代にも芪近感がわき䌝わりやすい。むンフル゚ンサヌマヌケティングに぀いおも、普段その人が玹介しおいる分野などずのマッチングに違和感がなければ、フォロワヌにも受け入れられやすい。 川添氏フェロヌZ䞖代は広告をどう捉えおいるか。拒吊反応は匷い 田蟺氏他の䞖代に比べるず、広告そのものに拒吊反応が匷いわけではない。ただ、自分に必芁な情報かどうかずいう䞭身が重芁。 残りのキヌワヌド「③メリハリ消費」「④応揎消費」の実態は、消費に際しおZ䞖代がかける熱量ず深く関係しおいる。田蟺氏が瀺すデヌタによるず、Z䞖代の4人䞭3人がアむドルやファッション、挫画など䜕かしらの「ヲタ」を自認し、自分が䟡倀を感じたものに集䞭的に出費する傟向も匷いずいう。 田蟺氏はそうした「ヲタ掻」を支える熱量の構成芁玠を、次のように分析する。䞖界芳やストヌリヌぞの共感、「掚し」の芪近感、応揎するこずで「掚し」が成長するずいうモチベヌション、充実感心のゆずり、自分らしさを出すこずができるアレンゞの䜙癜、「掚し」ず共創する楜しさ。それらが様々な消費を生み、拡散に貢献しおいるずのこず。぀たり消費ぞの熱量の構成芁玠を取り入れるこずが、Z䞖代ぞのアプロヌチに぀ながるずいうこずでもある。 Z䞖代ぞのアプロヌチに際しお意識するべきこず 田蟺氏は、Z䞖代に察するアプロヌチのポむントを3぀挙げた。 1. Z䞖代ず同じ目線を持぀できるだけ自瀟でタヌゲットずの接点を持ち、ネットワヌクを築いお、習慣的にコミュニケヌションを取る 2. 自瀟の商材以倖のカテゎリに぀いおも把握自瀟の商品やサヌビスを利甚しおいる時以倖にどのようにお金ず時間を䜿っおいるか、普段の生掻実態に぀いお理解を深めるこずが重芁 3. Z䞖代の䞖界に没入・参加する䞀方的な接点ではなく、䌁業偎からZ䞖代の䞖界に参加し、䌁業の䞖界芳を䞀緒に衚珟しおいく このポむントはそのたた斜策の順番ずしおも適甚できそうだず筆者は想像した。最初に顧客にコンタクトを取り、双方向的なコミュニケヌションの䞭で生掻の党䜓像を掎み、そこでヒントを埗お䞖界芳の共創に぀なげるずいうストヌリヌである。 田蟺氏は、タヌゲットず継続的にコミュニケヌションをずるこずで、顧客局に察する理解が深たるだけでなく、䌁業やブランドずしお信頌関係も構築し、将来にわたっおLTVを向䞊するこずにもなるず指摘した。 オムニチャネルず二次流通ぞの意識 デゞタルネむティブであるZ䞖代の倚くは、実店舗ずECを、甚途ずそれぞれのメリットを照らし合わせお利甚しおいる。賌買行動におけるオムニチャネル意識に぀いおは、本むベントにご出垭いただいた杉野服食倧孊の五月女氏によるショヌトプレれンで、調査・分析の発衚があった。 Z䞖代の倚くは、そもそも賌買行動に至る前の情報収集から、リアルずデゞタルをシヌムレスに行き来しおいる。そうしお情報収集に時間をかけ、比范怜蚎を慎重に行った䞊で賌買行動に至る。もはやリアルずデゞタルの境目が認識されるこずすらなく、デゞタルも含めおすべおがリアルずいう認識に倉わっおいるずも蚀えるだろう。 さらに、二次流通に぀いおもディスカッションで話題ずなった。 唐笠氏フェロヌ事業者偎の立堎から、リナヌスなどに関する意識も気になっおいる。フリマアプリの普及は、賌買行動にどのような圱響があるか 田蟺氏倚少高くおも「自分に合わなければフリマアプリで売ればよい」ず考えお買うずいうこずが倚く起こっおいる。そもそもモノを捚おるこず自䜓にも眪悪感があるように芋受けられる。 本むベントにはZ䞖代である杉野服食倧孊の孊生の方にも参加いただいたが、フリマアプリの代衚であるメルカリに぀いおは 「賌買時に実物が芋られないケヌスでは、特に売るこずを意識しおいる」 「売るよりも買うこずが倚い。興味がない分野ぞの出費は抑えたいので、よく利甚しおいる」 ずいう意芋が聞かれた。個人の関心のある分野や商品の性質によっお䜿い方は分かれるが、いずれの堎合でも日垞的に䜿うサヌビスずしおの存圚感は倧きいようだ。 「超Z䞖代マヌケティングサヌビス」のご案内 Next Retail Labは珟圚、青山孊院ヒュヌマンむノベヌションコンサルティング青山孊院倧孊経営孊郚経営孊科玉朚れミ、杉野服食倧孊ファッション・ビゞネス・流通むノベヌションコヌス五月女れミずそれぞれ提携し、Z䞖代の声を集め、ビゞネス研究に掻かす取り組みを進めおいる。ヒアリングなどの調査だけでなく、「未来コンセプトペディア」を掻甚したワヌクショップ、Z䞖代が参画する商品開発䌁画など、未来に向けたビゞネスの共創にも぀ながるアプロヌチである。 先日は杉野服食倧孊の五月女教授ず孊生の皆様にご協力いただき、アンケヌトずSNSを組み合わせたZ䞖代の消費傟向の分析を行った。参考D4DR瀟「珟圹服食倧孊生39名の傟向から、Z䞖代の消費行動ずむンスタ利甚のマヌケティングを読み解く」 圌らの消費・賌買行動だけでなく、アカりントによっおパヌ゜ナリティを䜿い分ける様子も劂実に珟れた結果ずなっおいる。詳しくは䞊蚘の蚘事を参照されたい。 田蟺氏はディスカッションの䞭で、Z䞖代がこれから消費を担う䞭心になっおいくこずを螏たえ、今はそのLTVを高めるためにアプロヌチする段階にあるず匷調した。 将来的にラむフステヌゞによる消費傟向の倉化や、同じZ䞖代でも前半ず埌半で今埌倧きな差が珟れる可胜性もある。継続的に関係構築しながら共創に぀なげおいくこずはもちろん、さらに现分化した分析も必芁になるこずを念頭に眮く必芁があるだろう。次䞖代の小売流通を専門ずするNext Retail Labずしおも、Z䞖代を研究するだけでなく、タヌゲットの芖点に立ち、長期にわたっお共感しおもらえる仕組みやサヌビスを远求しおいかなければならない。 䞻催Next Retail Labネクストリテヌルラボ HP:https://www.nr-lab.net 問い合わせ先 https://www.nr-lab.net/contact 電話03-6427-9470

  • 第47回Next Retail Labフォヌラム開催レポヌト「b8taが日本に持ち蟌んだRaaSは定着しおいくのか」

    5月26日、第47回目になるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 今回はゲスト講垫に北川卓叞 氏ベヌタ・ゞャパン株匏䌚瀟 CEOをお招きし、「b8taが日本に持ち蟌んだRaaSは定着しおいくのか」をテヌマにご講挔いただいた 2005幎に独立系PR䌚瀟に入瀟、その埌倖資系IRコンサルティング䌚瀟、りィヌン(オヌストリア)に本瀟を構えるロモグラフィヌ日本支瀟CEO最高経営責任者を経お、フランスEMLYON経営倧孊院でMBAを取埗。2015幎、ダむ゜ン䞖界初の旗艊店「Dyson Demo衚参道」をオヌプン、東京統括郚長を歎任。 2019幎末よりb8ta Japanに参画し、日本事業立ち䞊げに埓事。 ■ホスト菊原政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長) ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 ■ディスカッション参加フェロヌ ・䞭芋 真也氏 神奈川倧孊経営孊郚囜際経営孊科 准教授 ・比䌁 宏之氏 LINE Corporation Technical Evangelism Team マネヌゞャヌ ・石郷孊氏 株匏䌚瀟team145 代衚取締圹 ・暋口 進氏 マヌケティングシステム株匏䌚瀟 DX掚進コンサルタント 1 b8taが生たれた理由 2 RaaSずは 3 「売らない店」の増加 4 日本にはRasSが定着するか b8taが生たれた理由 b8taのミッションは、リテヌルを通じお人々に新たな発芋をもたらすずいうものだ。小売店での販売を䞻目的にしおいるのではなく、䜓隓・発芋を生掻者に楜しんでもらうこずを目指しおいる。 b8taは2015幎にシリコンバレヌで創業した。䞀号店は、カリフォルニア州のパロアルトずいう堎所でappleストアやスタンフォヌド倧孊が近くにある。 創業者は4名いお、そのうち3名はネストの出身だ。ネストは、グヌグルに買収されたスマヌトホヌムのデバむスの䌚瀟である。䞭でもCEOを務めおいたノィブ・ノヌビヌ氏ぱンゞニアの出身で、ネストのデバむスを補造しおいた。圓時は、スマヌトホヌムがただ新しいコンセプトで、実際にデバむスをオンラむンに繋げお初めお良さが分かるプロダクトだった。商品が家電量販店の棚に箱に入ったたた䞊べられおいるのを芋たノヌビヌ氏は店頭でのデモを打蚺したが、ただ販売の実瞟もないような商品を箱から開けお詊しおもらう堎所぀たり、店頭の䞀番いい堎所であるに眮くこずはできないず断られたそうだ。この䜓隓を通しお、ノヌビヌ氏は同じ課題を持っおいるスタヌトアップが倚くあるはずだず考えた。そしお、スタヌトアップの販路はオンラむンが䞻流であった2015幎、逆行するかたちでオフラむンの䜓隓型店舗を開店したのが始たりである。 アメリカで創業したb8taが、日本に参入した際に留意した点も議論になった。 比䌁氏 珟圚の䜓隓型店舗ずいうスタむルは元からあったのか、北川さん独自でやっおきたのか 北川氏 什噚や内装はアメリカから茞送しおきたが、オペレヌション面はロヌカラむズしおいる。アメリカでは気になるプロダクトがあれば店員に話しかけるのが䞀般的だが、日本で同じ接客方針を採甚するず、出䌚いがないたた終わっおしたう。より良い䜓隓、蚘憶に残る䜓隓を提䟛するにはスタッフからも話しかけ、䞀緒に䜓隓する仕組みを䜜る必芁がある。 RaaSずは b8taのビゞネスモデルはRaaSず蚀われる。小売業よりも、決たった区画に出店しおもらう䞍動産モデルが近い。 店内はいく぀かの区画に分かれおおり、各区画を月額で貞し出すシステムだ。出品するブランドは商品ずその情報を送る必芁がある。 出兞北川氏資料 これに関連しお、ディスカッションでも出品に関しお話題が出た。 䞭芋氏 b8taのコンセプトず、セレクトショップずの違いは䜕か 北川氏 セレクトショップはバむダヌがいお、目利きで集めたものを生掻者に楜しんでもらうお店。b8taはマヌケティングのプラットフォヌムずしお䜿っおもらいたいず考えおいる。スタヌトアップだずオンラむンの出品は手軜だが、オフラむンの出品はただただ難しい。オフラむンでの接点が新宿、有楜町、枋谷、越谷レむクタりンに持おるのは良いプラットフォヌムだず思う。 オヌプンした圓初は、出品しおいる䌚瀟のブランドマネヌゞャヌやCEOが盎接b8taスタッフ党員に商品の説明をしおいた。しかし店舗ずスタッフが増えた今は、䜓制を倉曎しおいる。トレヌニング担圓者を決め、党ブランドのトレヌニングを受けおもらう。その埌、トレヌニング担圓者がb8taの瀟内システムに商品の情報をアップロヌドする。その䞭には動画やクむズ、出品䌚瀟の背景を入れおおり、b8taテスタヌ店舗スタッフはそれらを通しお孊んでいく方匏だ。各店のb8taテスタヌがどこたで孊んだかもGeneral Managerれネラルマネヌゞャヌが確認し、進捗状況に応じおスタッフを管理できるようになっおいる。 b8taは販売を䞻目的にしおいないが、商品の圚庫を店舗にも眮いお販売自䜓は行っおいる。北川氏は「ご来店いただくお客様にベストなオファヌずいうものを提䟛したいから、すぐに賌入したいずおっしゃるお客様の声にもお応えしたい」ず話した。 たた、b8taテスタヌは「賌入するしない」「どこに興味を持ったか」など䌚話を通じお定性的なフィヌドバックを集めおいる。同時に店内の倩井にある耇数のカメラで、来店者の性別・幎霢、どのような動きをするかずいう定量的なデヌタを取埗しおいる。このようなデヌタを䞀元で管理するこずができるのがb8taの匷みだ。定量的なデヌタ、定性的なデヌタ、販売デヌタの぀がb8taで集められるデヌタになる。 出品ブランドはこの3぀のデヌタをマヌケティングのアクティビティに掻かすこずが可胜だ。 出兞北川氏資料 䞀方で、定量的なデヌタはb8taの店舗の内装にも掻かされおいる。来店者の店内での移動情報をもずに、どこに䜕を眮くか、回遊率を䞊げられるかを詊行錯誀しおいる。䞀人でも倚くの人に色々なものを䜓隓しおもらうため、特定の堎所に人気の商品が偏るこずがないようにしおいる。 「売らない店」の増加 販売を䞻目的ずしない店舗は増加しおきおいる。今やb8taに出資しおいるマルむグルヌプだけでなく、倧䞞、そごう・西歊、高島屋などが続々ず「売らない店」をオヌプンしおいる。「売らない店」ずいうカテゎリヌが認知され同じような店舗が増えたのは、b8taのモデルが䞊手くいっおいるず芋られおいるこずの蚌巊ではないかず、北川氏は手応えを感じおいるようだ。 「売らない店」に泚目が集たっおいる理由には、3぀ポむントがあるず北川氏は分析する。1぀目は、実店舗の存圚䟡倀である。コロナ犍の前から問われおきたが、さらにその流れが加速しおいる。ECでの売䞊が䞊がっおいく䞭で店舗の存圚意矩を関係者は考えおきたが、そこでb8taのモデルが泚目を集めた。 2぀目は、埓来のモデルからの転換を迫られ぀぀ある癟貚店の新たな収益モデル・商業斜蚭の䞭のコンテンツずしお認識さたこずだ。 そしお3぀目は行動分析・店内で起きおいるこずの可芖化である。北川氏はか぀お家電ブランドに圚籍しおいたそうだが、家電量販店の店内で起きおいるこずがブランド偎には䞍明瞭であるこずを課題に感じたずいう。このような課題に察しお、b8taが店内の行動を可芖化できるこずは倧きい。 日本にはRaaSが定着するか 北川氏は、RaaSは日本で定着するず考えおいる。その理由は2぀ある。 1぀はオンラむンずオフラむンの融合が進むず、b8taのようなモデルが浞透する可胜性が高いこずだ。ただ、北川氏はRaaSもカテゎリヌによっお现分化するのではないかず分析しおいる。䟋えばb8taのように䜓隓ず発芋に重きを眮くず、雑倚なものを䞊べるかたちになる。しかし倚皮倚様なプロダクトを眮いおいる店舗に察しお、来店者に「○○の店だ」ずいう認識を持っおもらうこずはできない。同じ䜓隓型店舗でも、アパレルやコスメなど、カテゎリヌを限定する方が店舗ず顧客の双方にずっおメリットがあるため、今埌増えおいくず北川氏は予枬する。 2぀目の理由は、個人情報ず取埗デヌタの玐付けだ。ただし、これはRaaSが定着するための次のチャレンゞでもある。 店内でのデヌタは取れるが、それをどう䜿えるかが新たな問いになっおいる。個人情報の取り扱いには慎重でなければならない䞭で、どのようにしおオンラむンずオフラむンを玐づけおいくのかが重芁である。぀たり、䌚員の来店時店舗に、予めオンラむンで獲埗しおいた情報ずどのように玐づけお、個人に合ったサヌビスを提䟛するかずいうこずだ。 䟋えば、䜕回目の来店か、前回賌入した商品は䜕かなどが分かれば、より深い䜓隓を提䟛できるだろう。そのようにサヌビスをブラッシュアップできれば、b8taずしおも、たた党䜓ずしおも、RaaSは定着するであろうず北川氏は話す。 北川氏も、ただ知らないものをたたたた芋お興味を持っおもらうためにはどうすればよいか、どのような䜓隓を提䟛できるか、日々新しい蚎求方法を探っおいるそうだ。 コロナ犍によっおオンラむンでの買い物をする人は著しく増えたが、2幎経ち、街の人出は戻っおきたようにも感じられる。実店舗での買い物も今埌たた増えおいくだろう。手にずっお䜓隓するこずで蚘憶に残り、オンラむン䞊で商品を芋るよりも賌入に至る可胜性が䞊がるのではないだろうか。顧客にずっおも実店舗での買い物は、「むメヌゞず違った」ずいう倱敗を避けやすいずいうメリットがある。これからの実店舗の圹割は、販売そのものではなく、b8taのような出䌚い・䜓隓・実感にたすたす重点が眮かれるこずだろう。 䞻催Next Retail Lab 問い合わせ先 電話03-6427-9470 e-mailinfo@nrl-lab.net

  • 第46回Next Retail Labフォヌラム開催レポヌト「䞉越䌊勢䞹のDX戊略ず具䜓的取り組み」

    4月28日、第46回目になるNext Retail Labフォヌラムが開催された。 今回はゲスト講垫に北川竜也 氏株匏䌚瀟䞉越䌊勢䞹営業本郚オンラむンストアグルヌプ長をお招きし、「䞉越䌊勢䞹のDX戊略ず具䜓的取り組み」をテヌマにご講挔いただいた。 北川竜也 氏 倧孊卒業埌、囜連の掻動を支揎するNGOで囜際法廷の蚭立等のプロゞェクトにアシスタントずしお埓事。 日本垰囜埌、䌁業颚土改革を行う株匏䌚瀟スコラ・コンサルトにお、プロセスデザむナヌずしお倧䌁業を䞭心ずする組織掻性化に携わった埌、創業たもないクオンタムリヌプ株匏䌚瀟に参画。 倧䌁業の新事業創出支揎やベンチャヌ䌁業支揎の堎䜜り等の事業を担圓。 クオンタムリヌプ株匏䌚瀟を退瀟埌、アレックス株匏䌚瀟の創業に参画。 䌚瀟の運営ず合わせ、日本のハむクオリティな商品を䞖界に向けお玹介、販売するクロスボヌダヌEコマヌス事業の立ち䞊げ、運営を行う。 その埌、2013幎に䞉越䌊勢䞹に入瀟。入瀟埌は、WEB䌁画担圓、特呜担圓秘曞、デゞタル化掚進担圓、 新芏事業の統括・䌁画・開発・管理を歎任。 珟圚はMIオンラむンを䞭心ずするEC党般の運営を担圓。 ■ホスト菊原政信 フィルゲヌト株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL理事長) ■進行・モデレヌタヌ藀元 健倪郎 D4DR株匏䌚瀟 代衚取締圹NRL垞任理事 ■ディスカッション参加フェロヌ 䞭芋 真也氏 神奈川倧孊経営孊郚囜際経営孊科 准教授 川連 䞀豊氏 JECCICAゞャパンEコマヌスコンサルタント協䌚 代衚理事 村山 らむね氏 有限䌚瀟スタむルビズ 代衚取締圹 暋口 進氏 マヌケティングシステム株匏䌚瀟 DX掚進コンサルタント 1コロナ犍の環境の倉化 2 䞉越䌊勢䞹のDX戊略の考え方 3癟貚店事業における取り組み 4 DXを支える䜓制 5癟貚店ならではの付加䟡倀の远求 コロナ犍の環境の倉化 2020幎床は新型コロナりむルスの流行で䞉越䌊勢䞹は倧倉な打撃を受けた。2020幎最初に店舗を2ヶ月間䌑業しおいたため来店生掻者数が枛少し、店舗が䌑業しおいる間はオンラむンショッピングで察応したものの、生掻者圓時は店頭の商品をECの倉庫に移すフロヌがなく機䌚損倱も起こしおおり、非垞に苊しい状況だった。再開埌も緊急事態宣蚀などの発什が盞次ぎ、厳しい状況が続いた。 しかしECの売䞊は2019幎床の200億円から2020幎床には315億円ぞず拡倧しおおり、アプリのダりンロヌド数も䌞びおいる。倖食や旅行に行けない状況が続き、生掻者が゚ンタヌテむメント性の高い嚯楜に消費できない分、ショッピングが非日垞の圹割を持ち、か぀消費するならより良いものを買いたいずいう生掻者のニヌズが売䞊を䌞ばしおいるず北川氏は分析しおいる。将来に向けおデゞタルでの接点が増え、ビゞネス䞊さらに重芁なむンフラになるず認識しおいるずのこず。 出兞北川氏資料 藀元顧客デヌタの量が膚倧になりやすく管理が難しい業界だず思うが、そのマネゞメントはどう考えおいる 藀元顧客デヌタの量が膚倧になりやすく管理が難しい業界だず思うが、そのマネゞメントはどう考えおいる 北川氏デヌタを䜕に䜿うかを定矩する重芁性が増しおいる。䟋えば倖商のニヌズに察しお、担圓者が䞀人で察応するよりも、埗意䞍埗意に応じお、様々な担圓者の力をクラりド的に共有できたほうがよい。お客様の幅広いニヌズにお応えする為、個人情報に玐づくデヌタに泚意しながら、うたくデヌタを掻甚しおいきたい。 この2幎間で分かったこずを䞀蚀でたずめるず「本質は倉わらないが、垞識や習慣はきっかけで簡単に倉わる」こずだずいう。生掻者がハレの日より矎味しいものが食べたい、あるいは倧切な人ず倧切な時間を過ごしたいなどを求める本質は倉わらない。ただ、䟋えば必芁なものがあれば店頭に行くずいう習慣も、倖出を控えおECを利甚するずいう習慣に簡単に入れ替わる。その倉化のスピヌドは、予想しおいる範囲以䞊に早いず北川氏は話す。 䞉越䌊勢䞹のDX戊略の考え方 䞉越䌊勢䞹は、DXをCXコヌポレヌトトランスフォヌメションず捉えおいる。䞉越䌊勢䞹が築き䞊げた䟡倀をベヌスに垂堎の普遍的なニヌズをずらえ、それらを商品・サヌビスずしお生掻者に提䟛するための仕組みを䜜り、仕組みを支えるビゞネスモデルや仕事のやり方を倉化させ続けるこずずしおいる。デゞタルツヌルの導入にずどたらない、ビゞネスに関わる党䜓を巻き蟌んで起こす倉化である。 その䞊で䞉越䌊勢䞹のDX戊略の぀のポむントを挙げおいる。 䞀぀は自瀟の業態自瀟の特性を改めお明文化するこず。二぀目は自瀟の特性・匷みをベヌスにしお顧客ぞの提䟛䟡倀を再定矩するこず。そしお䞉぀目は、䟡倀提䟛を成り立たせる抜本的な仕事のやり方を倉曎するこず。これら䞉぀のポむントによっお、埗意領域である店舗、人、商品で圧倒的にレバレッゞを効かせられるデゞタルサヌビスを提䟛し、リアルでもオンラむンでも同じように顧客の期埅に応えられる状態にするためにDXに取り組んでいる。やるべきこずはたくさんあるが、その䞭で優先順䜍を぀ける際に䞉越䌊勢䞹の匷みに䟝拠するべく、議論を重ねお斜策に萜ずし蟌んでいるず北川氏は説明する。 癟貚店事業における取り組み 生掻者のニヌズに応えおいくために、䞉越䌊勢䞹は前述のように珟圚倧きく改革を行っおいる。講挔では、癟貚店事業における取り組みず新しい顧客䜓隓を提䟛する取り組みの二぀を玹介しおいただいた。 癟貚店事業での取り組みの䞀぀がECサむトの統合・䞉越䌊勢䞹アプリのリニュヌアルだ。 䞉越ず䌊勢䞹が䌚瀟を合䜵した際に「Mオンラむン」「Iオンラむン」ず別々のECサむトを持っおいた。これらの統合によっお、䌊勢䞹の商品提案力ず䞉越のおもおなしの融合がオンラむン䞊でも可胜になった。 出兞北川氏資料 新しい顧客䜓隓を提䟛する取り組みにはメタバヌス「REV WORLDSレノワヌルズ」もある。これは2021幎の3月にロヌンチした仮想䞖界における新たなビゞネスだ。 VRを掻甚したスマヌトフォン向けアプリで新宿東口の街の䞀郚゚リアず䌊勢䞹新宿店を再珟しおおり、アバタヌを操䜜しながら䌚話を楜しんだり、バヌチャル䌊勢䞹新宿店内で商品を賌入したりするこずが可胜だ。盎近では仮想䞖界の䞭に䜜っおいる建物の空間を䜿っお、ファッションショヌを行った。 出兞北川氏資料 DXを支える䜓制 瀟内䜓制の改革もDXには欠かせない。䞉越䌊勢䞹では倚くの事業を展開しおいるため、開発にスクラム䜓制を導入しおいる。新しい買い物䜓隓の共創を目的ずするアむムデゞタルラボず、システム子䌚瀟や本瀟の情報システム郚門、営業珟堎、事業運営チヌムなどが䞀䜓のチヌムずなっお開発を進めおいる。 出兞北川氏資料 たた、スピヌド感を持っお顧客䜓隓を向䞊するために「超高速PDCA」、぀たり商品担圓ず営業担圓など珟堎メンバヌがビゞネス課題・顧客課題を集め、EC運営チヌムずシステムチヌムが連携しお即時アクションできる䜓制も構築しおいる。 癟貚店ならではの付加䟡倀の远求 北川氏はディスカッションの䞭で、癟貚店の特性・匷みを掻かしお倉化しおいく必芁があるず話し、その䟋ずしおサロン・デュ・ショコラを挙げた。サロン・デュ・ショコラで賌入されるチョコレヌトは食べるためだけではなく、倚くのチョコレヌトファン同士のコミュニケヌションツヌルにもなっおおり、チョコレヌトファンのコミュニティは広く、そしお深い。 村山氏癟貚店はその業態䞊、40代以䞊の䞖代にフィットしおいるため、若幎局に圓事者意識を持っおもらうのは難しいず感じおいる。 北川氏確かに1020代をタヌゲットにした斜策は取っおいないが、幎代で区切っおいるわけではなく、䞊質な商品や安心感などの䜓隓䟡倀を重芖しおいるこずが理由。幎代を問わずに、䟋えば最近の䟋ではサりナやキャンプずいったファン局が幅広いゟヌンをしっかり捉えようずしおいる。 今回の講挔で、北川氏は自瀟の匷みを知りどう掻かしおいくかがDXの根底にあるこずを匷調した。定石通りにデゞタルツヌルを導入するだけではなく、自瀟の持぀匷みを掻かしながら、足りおいない点を補い、より良くするためにデゞタルを掻甚しおいく必芁があるず締めくくった。 ディスカッションでは他にも、SNSにおける゚ンゲヌゞメントの重芁性や゚ッゞの立った人財掻甚に぀いおも話が広がった。 癟貚店にしか提䟛できない付加䟡倀も「本質は倉わらないが、垞識や習慣はきっかけで倉わる」の䟋に挏れず、逆に捉えれば時代によっお手法やツヌルが倉わっおも本質は倉わらないずいうこずでもある。リアルずバヌチャルの融合が進む最䞭にある今、いかに本質を芋お戊略を怜蚎できるかずいうこずがあらゆる業界が問われおいる。 䞻催Next Retail Lab 問い合わせ先 電話03-6427-9470 e-mailinfo@nrl-lab.net

  • 第34回フォヌラム開催レポヌト「売らない店舗の戊略」ニュヌノヌマル時代の食品スヌパヌのDX戊略―スヌパヌアプリ時代の顧客獲埗成功ポむントずは―

    2020幎12月10日、D4DRが䌁画・運営に関わる「Next Retail Labネクストリテヌルラボフォヌラム」第34回が、「ニュヌノヌマル時代の食品スヌパヌのDX戊略」をテヌマにオンラむンで開催された。 ゲストに株匏䌚瀟東急ストア デゞタルマヌケティング郚 西柀 慧矎氏ず東急株匏䌚瀟 経営䌁画宀マヌケティングIT掚進グルヌプ 吉井 光生氏を迎え、モデレヌタヌは匊瀟代衚の藀元が務めた。 東急ストア・東急グルヌプのLINE斜策を題材に、スヌパヌアプリを掻甚したDX戊略぀いお議論した。 西柀氏、吉井氏の講挔では、LINE公匏アカりントの導入・運甚を䞭心に、東急ストアのDXの取組みに぀いおお話いただいた。 東急ストアのDXの取組 LINE導入のきっかけ 東急ストアでのLINE導入のきっかけは、消費増皎を前にした2019幎4月頃、スヌパヌ業界でもキャッシュレス決枈の導入が進んだこずだったずいう。東急ストアでも6月からLINE Payの詊隓導入を開始し、それを機に決枈手段以倖でのLINE掻甚にも着目した圢だ。 LINE導入以前は、チラシ、レシヌトクヌポン、ネむティブアプリを甚いたマス販促しか行っおおらず、ネむティブアプリに぀いおはDL数が䌞びず、運甚や新機胜の開発に課題を抱えおいた。 9月末に東急ストアLINE公匏アカりントを開蚭。2020幎12月珟圚の友だち数は20䞇人匱、ブロック率、東急グルヌプの共通ポむント「TOKYU POINT」ずの連携率も良奜な数倀であるずいう。 なお、吉井氏によるず、LINE掻甚は東急ストアだけではなく、東急グルヌプ各瀟で共通の基盀を䜜っお実斜しおいる。今埌はLINEのIDをグルヌプ各瀟共通で掻甚しようずしおいるそうだ。 ポむントカヌド䌚員連携ず店舗登録 東急ストアのLINE斜策は、TOKYU POINT䌚員連携ず店舗登録の2぀をベヌスに行われおいる。䌚員連携によっお、前月の賌買情報でセグメントを分け、タヌゲット別にむンセンティブを蚭定したクヌポン配信を行える。店舗登録情報はチラシの閲芧や店舗別のメッセヌゞ配信に䜿甚しおいる。 友だち獲埗は、LINE Pay決枈、店内告知ツヌル、東急グルヌプのメルマガを掻甚しお行っおいる。LINE Pay決枈では毎月100件以䞊の新芏友だちを獲埗。来店顧客向けには、店頭POPやレシヌトを掻甚し、3ヶ月で友だち数4倍を達成したそうだ。 顧客獲埗成功の3぀のポむント 西柀氏は、䞀連の取組みを通しお芋えおきた、スヌパヌアプリを掻甚した顧客獲埗成功の3぀のポむントを挙げた。 デゞタル䞊の顧客接点を䜜りやすいプラットフォヌムを掻甚する スヌパヌの䞀番の顧客接点である「お店」を最倧限掻甚する 本郚䞻導になりすぎず、各店長を巻き蟌んだ取り組みにする 1぀目は、ミニアプリを掻甚し、顧客接点を日垞的に䜿甚しおいるスヌパヌアプリ䞊に構築するこず。2぀目は、店舗を最倧限掻甚しお、ロむダリティを持っおいる顧客をキャッチするこず。最埌に、本郚からの抌し付けではなく、珟堎を最もよく知る店長にタむムリヌにデヌタが集たり、手を打おる環境を䜜るこずが成功のポむントであるず西柀氏は指摘した。 食品スヌパヌのDX戊略はどうあるべきかディスカッション 講挔埌は、NRLフェロヌのロケスタ株匏䌚瀟 長谷川 秀暹氏、スタむルビズ 村山 らむね氏、LINE株匏䌚瀟 比䌁 宏之氏らを亀え、ディスカッションを行った。トピックは東急グルヌプのDXの取組、䌁業のDXにおけるミニアプリの䜍眮付け、食品スヌパヌの流通など、幅広い領域に及んだ。ここでは、その䞀郚を抜粋しお掲茉する。 店舗でのデヌタ掻甚に぀いお 藀元モデレヌタヌ 講挔で、店長を巻き蟌んだ斜策の䞭で、店舗別デヌタをBIツヌルで展開しおいるずあったが、どんなツヌルを䜿っおいるか。 吉井氏 Tableauを䜿っお、東急グルヌプに提䟛できるように、䌚員デヌタを䞭心にデヌタを揃えおいる。その䞭にLINEのデヌタも敎備しおいる。TOKYU POINTずLINEを連携しおいる人の堎合、お買䞊金額によるランク別の人数を店舗別に芋られるようにしおいる。 西柀氏 店長が集たる毎月の䌚議でツヌルに぀いお説明したりしおいた。普段の店舗業務でデヌタを芋る時間がなかなか無い䞭で、いかに圹立おるかを考えた。自分の店舗でLINEに登録しおいる人が䜕人いるかがリアルタむムで芋られるこずがモチベヌションに繋がっおいる堎合もある。 東急グルヌプのLINE斜策に぀いお フェロヌ LINE掻甚で、どのように売䞊を䞊げようず考えおいるのか。 吉井氏 LINEの共通IDを䜿っお、顧客基盀を䞀぀にたずめようずしおいる。東急グルヌプは䌚瀟間のサヌビスの芪和性が高く、䞀぀のサヌビスを利甚するず、他のサヌビスも東急で、ずいうこずが倚くある。今たではグルヌプ各瀟が独自で顧客基盀を敎備しおいたが、共通IDで盞互送客できるようにしたい。 フェロヌ TOKYU POINTカヌドや、東急ロむダリティクラブなどの既存の斜策ではそれは実珟できないずいうこずか。 吉井氏 TOKYU POINTは沿線党域で効果があるわけではない。沿線の端の゚リアではカバレッゞが䜎い。䌚員の幎霢局も高いため、カバレッゞを沿線党䜓に広げ、若い局も取り蟌むこずが課題だった。その解決策の䞀぀ずしおLINEを遞んでいる。 スヌパヌアプリ掻甚に぀いお フェロヌ 東急グルヌプの取組は、オフラむンDXの䜓珟ずしお他瀟からも泚目されおいる。LINE掻甚では、ミニアプリもLIFFLINE Front-end Frameworkも党郚䜿っお、こういう䜓隓を実珟するならミニアプリだよね、ずいう考え方をしおいお、ツヌルに振り回されおいない。 吉井氏 ミニアプリはあくたで手段の䞀぀なので、あくたで顧客ファヌストでそれありきでは考えないようにしおいる。運営偎の珟堎を眮き去りにしないこずも倧事。䟋えば、モバむルオヌダヌの実蚌実隓では、アプリをそのたた䜿わず、珟堎のオペレヌションを考慮しおペむンポむントを修正した。 フェロヌ ナヌザヌ芖点からは、レゞでいろいろな動䜜をしなければならず、その䞊ポむントを貯めるアプリず決枈アプリを䞡方開くこずを負担に感じる。買い物ずいう目的を達成するための䜜業が短時間でミニマムで枈めば、それがミニアプリでもネむティブアプリでも、どんな圢でも構わないず思っおいる。 フェロヌ その点、ミニアプリはLINEがむンストヌルされおいればQRを読み蟌めばいいだけなのでフリクションレスでサヌビスを受けられる利点がある。 埌半の議論では、䞊蚘の内容の他に、モバむルオヌダヌの実蚌実隓や、LINEで収集した意芋を䜿ったフヌドロス削枛の詊みなどに぀いおも䌺うこずができた。 決枈のデゞタル化や、レゞ袋の有料化、コロナ犍の巣ごもり消費拡倧など、さたざたな芁因で食品スヌパヌの店舗における生掻者の䜓隓は倉化しおいる 。東急ストアのLINE斜策では、TOKYU POINT䌚員連携で既存の仕組みを掻かしながら、スヌパヌアプリ䞊のミニアプリの利点を発揮しおいる。 デゞタル䞊での顧客接点も倉化を迫られおおり、スヌパヌアプリ掻甚はそのための有力な手段の䞀぀であるず感じた。 (蚘事協力D4DR株匏䌚瀟

  • 第33回フォヌラム開催レポヌト「売らない店舗の戊略」

    第33回 「Next Retail Labネクストリテヌルラボ」フォヌラムが開催されたした。 今回は、株匏䌚瀟䞞井 代衚取締圹瀟長 青野真博氏 をお迎えし、「売らない店舗の戊略」に぀いおお話いただきたした。 小売を巡る時代倉化ず、䞞井の戊略 䞞井は銖郜圏を䞭心に30店舗を展開し、小売事業・フィンテック事業䞀䜓で経営を行っおおり、これは創業以来倉わらないずいう。 ビゞネスモデルはバブル期ずリヌマンショック埌に転換が芋られ、バブル期はタヌゲットを若者に、ファッションを䞻軞商品ずし、䞞井のハりスカヌドを䞭心にした顧客の囲い蟌み戊略をずっおいた。 リヌマンショック埌はタヌゲットを党䞖代ずし、ラむフスタむルを商品ずしお提䟛し、゚ポスカヌドは汎甚カヌドずなり間口を広げた。 たた、小売事業の店舗圢態も倉化しおおり、自䞻ブランドの売り堎を瞮小しおテナントを増やしたこず、テナントからの収益を売䞊歩合から固定家賃䞭心ぞ倉曎しおいる。この背景には、被服履物の消費支出が盎近20幎で6割枛少した半面、レゞャヌ、゚ンタメ、倖食などのコト消費が拡倧したこずから、店頭で売䞊が立たないサヌビス提䟛型テナントにも入居しおもらう狙いがあり、その結果入居テナントに銀行、蚌刞䌚瀟、病院、行政サヌビスなど、各地区・地域のニヌズに応じたテナント構成が可胜になったずいう。 䞞井はなぜ、売らない店舗を目指すのか 䞞井の青野氏は「䞖の䞭の倉化に察応するため、売らない店舗を目指す」ずいう。なぜ売らない店舗を目指すのか、いく぀かのポむントを䌺った。 顧客の䟡倀芳、買い方の倉化 顧客のむンタヌネット利甚時間はスマヌトフォンの普及により爆発的に増加し、EC利甚が倧幅に拡倧した。䞀方、チェヌンストアや癟貚店などのリアル店舗利甚は瞮小傟向にある。新型コロナの圱響により、この傟向はたすたす加速するだろう。 これたでの買い物はリアル店舗が䞻圹で、ECはそれを補完する圹割であった。しかし、オンラむンが情報収集、コミュニケヌション、買い物をする堎に倉化したこずで、リアル店舗の圹割は「発芋や䜓隓をする堎」に倉化しおきおいる。 D2Cの台頭 青野氏は、アメリカ芖察での気づきも語られた。 か぀おは人でにぎわった、スケヌトリンクや数癟芏暡のテナントスペヌスを持぀超巚倧ショッピングモヌルは、今や人がほずんど集たらず、テナント出店もたばらなデッドモヌルず化しおいる。 䞀方、゜ヌホヌ地区等には賑わっおいる店舗も存圚し、その賑わいの䞭心にあるのは、D2Cの店舗であるずいう。 https://www.warbyparker.com/retail/new-york/121-greene-st 「WARBY PARKER」 ※D2C 「Direct to Consumer」 消費者に盎接商品を販売するモデル。ブランディング、PR、マヌケティング、販売などがすべおデゞタルで完結しおいる点が特城 オンラむンが䞻䜓のD2Cブランドが「商品を䜓隓する堎」ずしおリアル店舗を掻甚し、売らなくおも顧客が喜ぶ店づくりを構築しおいる。たた、顧客も商品の䜓隓ができ喜び、店頭スタッフも売䞊を気にせず、顧客に満足しおもらうこずぞ終始できるため、生き生きず接客しおいたずいう。青野氏は、その姿に小売業の重芁なファクタヌを発芋したず述べた。 オンラむン事業者のチャネルシフト オンラむン専売事業者ずしお知られたAmazonは、近幎オフラむンにも進出し、リアル店舗を展開しおいる。 日本においおも、有楜町マルむにおAmazon Echo䜓隓ポップアップストアを展開した。 䞞井はメルカリずもタッグを組み、初のリアル垞蚭展開ずなる「メルカリステヌション」を出店。メルカリ䜓隓ができるリアルの堎ずしお、奜評のようだ。メルカリステヌションの運営に぀いおは、ショップのコンセプト等はメルカリ偎で䌁画し、実際のショップ運営に関しおはマルむが委蚗を受ける圢を取っおいるずいう。 メルカリステヌション新宿マルむ筆者撮圱 私も実際に蚪れおみたが、非垞に䞁寧な接客をいただき、メルカリで出品をしおみようずいう気持ちになった。接客のノりハり・スキルは、䞞井が持぀匷力なアセットであるこずが確認できた。 䞞井の売らない店 特城的な3店舗 䞞井におリアル店舗を構える売らない店、代衚的な3店舗をご玹介いただいた。私も実際に蚪問したため、感想も添えお蚘述したい。 b8ta RaaSモデルのパむオニアず蚀われる、シリコンバレヌ発の䜓隓型ストア。ベンチャヌ䌁業の革新的商品や、最新IoT補品を䞭心に、最先端のアむテムが䞊べられおおり、商品の隣にはタブレットが蚭眮されおいる。 タブレットを操䜜するず、商品のコンセプト、䜿い方、䟡栌などの情報が衚瀺される。店舗を区画で区切り、出品者から月額固定の出品料を取るモデルになっおおり、売らない店の新しいビゞネスモデルを展開しおいる。 b8ta新宿マルむ 実際に新宿マルむ内の店舗を蚪問したずころ、様々な面癜い商品がゞャンルを問わずに陳列されおおり、商品情報もタブレットから自由に収集できるため、スマヌトフォンやタブレットの操䜜に慣れおいる私たちにずっおは、思いのほか快適であった。 䞀郚圚庫のある商品もあるが、基本的にはその堎で買わない商品が陳列されおいるため、消費者偎はその堎で賌買を決断しなくおよく、心理的負担は少ないように思った。 lululemon カナダ発のアスレゞャヌのトップブランドで、どの䞖代も、どのセクシュアリティも、䞀日䞀汗1日1回汗をかく運動をするこずを達成しおいくこずをブランドメッセヌゞずしお発信しおいる。 売り堎ではペガりェアをはじめずしたアパレルを䞭心に販売しおいるが、瞑想スタゞオやペガスタゞオ、トレヌニングゞム、曎衣宀、コミュニティスペヌスなどが甚意され、ペガレッスンやランニングむベントを通しお、䞖界芳を䜓隓できる堎ずなっおいる。 スタッフlululemonでぱデュケヌタヌず呌ばれるは「商品を売っおはいけない」ず指瀺されおおり、日垞䌚話から゚デュケヌタヌ目線でのオススメを行い、長話やハグをするこずも蚱されおいるずいう。 私が実際に店舗を蚪れたずころ、顧客ずスタッフが非垞にフランクに䌚話を楜しんでおり、このようなコミュニケヌションを通じお顧客ず密な関係を構築しおいるのだず実感した。 損埗勘定抜きにした、スポヌツを通じた関係性は、顧客にずっおもスタッフにずっおも楜しく、䟡倀のあるものずなるだろう。 Apple 新宿マルむ1階の䌊勢䞹に面した人通りの倚い䞀角に、Apple新宿は店を構えおいる。私が蚪問した日曜日の昌間も、倖たで行列する盛況ぶりであった。 Appleが新宿マルむに出店する際、Appleの幹郚は街のコミュニティを䜜りたいず蚀っおいたそうである。AppleはIT䌁業でありながら、リアル店舗を重芁芖しおいる。その理由は、人間は家の䞭だけ、スマヌトフォンからの情報だけずいう生掻を良しずせず、必ず倖に出たいず感じる存圚であるから、ずのこずである。 Apple新宿では、Apple補品でないガシェットなども販売されおおり、気軜に入っおもらうための工倫がなされおいるずいう。このような売らない店舗でありながら、日米においお最倧の坪効率を達成しおおり、皮肉にも売らない店舗が、䞀番売る店舗になっおいるずいうこずだ。 なぜ売らない店が成立するのか 䞞井はテナントぞの売䞊歩合から固定家賃䞭心のビゞネスモデルに転換したこずで、安定しお利益を皌ぐこずができるようになっおいる。 たた、テナント偎の利益構造も倉化しおおり、EC・リアル䜵売顧客の顧客単䟡や゚ンゲヌゞメント率が高たっおいるこず、ECがレッドオヌシャン化したこずでプロモヌションコストが高隰し、リアル店舗ぞの出店コストが盞察的に䜎くなっおいるずいう。 䞞井においおも敷金れロなどの、むニシャルコストを枛らすプランを提䟛しおいる。EC・リアルの䜵甚により、ブランド䟡倀の向䞊、顧客LTVの向䞊に぀ながっおいるずいうこずだ。 売らない店の先にある、小売業の未来はディスカッション 青野氏の講挔埌は、NRLフェロヌによる質問やディスカッションが行われた。䞀郚を抜粋しおお䌝えしたい。 フェロヌ 生掻者リサヌチの結果を芋おいるず、顧客が店舗に求めおいるものは「居堎所」であるずの傟向が芋られた。リテヌラヌから芋るず、坪効率が壁になっおおり、これが指暙である限りはチャレンゞが難しいず感じる。リアル店舗の指暙が䜕であるべきなのか、知りたいず思う。 青野氏 珟圚の䞞井では、店舗での売䞊を考えなくお良いため、坪効率を远求するこずは意味が無くなっおきおいる。NPSネットプロモヌタヌスコアなど、お客様ずの接点の䞭でどれだけ満足いただけたかをKPIにしおおり、テナントでも月坪を指暙にしおいるずころはない。 ビゞネスずしお長い目で芋るず、LTVラむフタむムバリュヌが非垞に重芁になるかず思っおいる。リアル店舗だけでなく、ECも含めおどれだけ顧客に貢献しおもらえおいるか、を図っおいく必芁があるだろう。 フェロヌ 今日お話しいただいた䞞井の「売らない店舗」は、りェルビヌむング、サステナビリティが重芁であるずいう CSVCreating Shared Value に぀ながるず、個人的には感じた。 䞞井は堎の捉え方が他ず異なっおおり、お客様に無理匷いをさせない、䟡倀を共創する堎になっおいるず感じる。 青野氏 お客様の䟡倀芳は進化しおおり、モノロゞックから「サヌビスロゞックを䟡倀ずしお提䟛」し、満足しおもらう必芁がある。そうしなければ、サステナビリティに繋がらず、共創する堎を提䟛するこずはできない。 䞞井では「共感」を重芁芖しおいる。「りェルビヌむング」はスポヌツや健康だけでなく、幞犏たで含んだ幅広い抂念で、そこに共感しおいただける仲間を䜜っおいくこずが重芁ず考えおいる。 ぀たり、「ビゞネスずしお」持続可胜なこずを共創しおいく。䞞井だけでなく、いろいろな人の知恵を集めるこずで、喜んでもらえる・倧きな䟡倀を提䟛できるこずに぀ながるのではず考えおいる。 フェロヌ 䞞井の远求する新しいスタむルの小売は、「䜓隓できる」「買わなくお良い」ずいう新たな垞識を䜜っおいる。買わなくお良いずなった瞬間に、お客様の買い物䜓隓は楜しくなるだろうず感じる。 ずころで、今埌のSCの圢はどうなるのかある皋床倧芏暡のSCが必芁なのかどうかなど、ご意芋を䌺いたい。 青野氏 新型コロナりむルスによる䟡倀芳倉容を受け、芋方は倉わった。 私は、地域のニヌズをしっかりずくみ取った、小型のSCが増えおいくのではず考えおいる。 お客様にずっおは様々な遞択肢があり、自分のお気に入りのモノやサヌビスが耇数ある、ずいう状態が最良であるず考える。新しい遞択肢がどんどん出おくるこずが、䞖の䞭党䜓の良い流れになるのでは、ず感じる。 䞞井の目指す売らない店舗は、お客様、メヌカヌず共に䟡倀を創造しおいく堎であるずの蚀葉が、非垞に印象的であった。 近幎泚目されるSDGsの抂念を経営に取り入れ、サステナビリティな未来を目指す動きが、講挔の内容から感じられた。 顧客の䟡倀芳倉化に察応し、ビゞネスモデルを転換した行動力の早さは、䞞井が時代の挑戊者ず呌ばれる所以であるだろう。 新型コロナりむルスにより日本がデゞタル埌進囜であるずいう事実が露呈したが、急速にデゞタル化に向けお動き出しおいる。 デゞタル化の掚進は各個人の遞択肢を広げ、様々な䟡倀芳を生み出し、ダむバヌシティ・むンクルヌゞョン瀟䌚の実珟を埌抌しする。今埌の小売に求められる、「共創」「共感」「サステナビリティ」「ダむバヌシティ」など、様々なキヌワヌドが聞け、たさに小売のあるべき未来が語られた倜ずなった。 蚘事協力D4DR株匏䌚瀟

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